健康こそが最高の美容法♡
内臓美容100BOOK

内臓美容100BOOK

肌や髪、いきいきとした表情――目に見える美しさは健康な体があってこそ。何年先もぶれない美を手に入れるため普段意識しない内臓にも目を向けて!

教えてくれたのは…

宮崎雅樹先生

呼吸器内科専門医

宮崎雅樹先生

みやざきRCクリニック院長。肺の機能を高める生活の重要性を広める。近著は『長生きしたけりゃ肺を鍛えなさい』(エクスナレッジ)。

栗原 毅先生

肝臓専門医

栗原 毅先生

栗原クリニック東京·日本橋院長。肝機能と脂質代謝が専門。“血液サラサラ”の名付け親でもある。肝臓、内臓脂肪に関する著書多数。

山口トキコ先生

大腸肛門病専門医

山口トキコ先生

マリーゴールドクリニック院長。痔、便秘、下痢などお尻の悩みを診る女性専門医の先駆け。著書は『スッキリ! 美便生活』(池田書店)など。

内田啓子先生

腎臓専門医

内田啓子先生

東京女子医科大学医学部腎臓内科教授。女性に多い疾患や妊娠と腎臓を専門とし、患者を診ながら腎臓学の進歩と知識の普及に取り組む。

宋 美玄先生

産婦人科専門医

宋 美玄先生

丸の内の森レディースクリニック院長。女性の性、妊娠などの啓蒙活動を行う。著書に『医者が教える 女体大全』(ダイヤモンド社)など。

尹 生花先生

北京中医薬大学 医学博士

尹 生花先生

東洋医学をベースにしたホリスティックサロン「BHY」を展開。著書は『みんなの臓活–五臓をのぞき、活かす–』(ワニブックス)など。

市野さおり先生

看護師·リフレクソロジスト

市野さおり先生

看護師の臨床経験を組み合わせ、コンフィアンサせき鍼灸院にて体の不調をケア。著書は『不調と美容のからだ地図』(日経BP)など。



重要な働きを担う5つの臓器についておさらい!
臓器の位置やサイズ・働き、状態をチェック

とくに重要な5つの臓器で健やか美をGET!

健康だけでなく美容にも関係のある臓器をピックアップ。それぞれの状態が整っているのが理想。

臓器の位置やサイズ・働きを知る

Point! 臓器を意識するために働きを知ろう
体の中で黙々と働いているのにその位置や働きを知らないことも。まずは基本的なことから復習を。

臓器の位置やサイズ・働き、状態をチェック_とくに重要な5つの臓器で健やか美をGET

記事が続きます

【呼吸の要】肺

臓器の位置やサイズ・働き、状態をチェック_【呼吸の要】肺

心臓を挟むように左右の胸にひとつずつある。肺の中には左右に分かれた気管支があり、さらにそこから細かく枝分かれし、その先には肺胞という小さな袋がブドウのようについている。


●肺の働き
呼吸によって体内に取り入れた酸素と、いらなくなった二酸化炭素を交換して体外に出す“ガス交換”がもっとも大きな働き。それ以外にも、ガス交換のために換気したり、酸素と一緒に入ってしまう病原体などから防御する働きも。


●肺の状態をチェック
□ 子どもの頃、ぜんそくと言われたことがある
□ 口呼吸をしてしまう
□ タバコを吸っている
□ つねに運動不足気味
□ 甘いものが大好き


●肺のおもな病気
ぜんそく、肺がん、肺炎、結核、気胸、エコノミークラス症候群など

【代謝の要】肝臓

臓器の位置やサイズ・働き、状態をチェック_【代謝の要】肝臓

横隔膜の真下にあり、肋骨に守られるように左右に大きく広がる。体内で最大の内臓で、成人女性で重さは約1.2kg。牛や豚と同様、赤黒くてツヤがあり、充満した血液の色をしている。


●肝臓の働き
食べ物から取り入れた栄養素はそのまま利用できないので、肝臓で利用しやすい物質に変えられる。この“代謝”という働きに加え、アルコールなどを無害化する“解毒”、“胆汁の生成”というおもに3つの機能を肝臓が担う。


●肝臓の状態をチェック
□ フルーツが好きでよく食べる
□ 間食をよくする
□ 麺類や丼ものなど、一品ものをよく食べる
□ 洋菓子が好き
□ 痩せているけどウエスト周りが気になる


●肝臓のおもな病気
脂肪肝、B型肝炎、C型肝炎、肝硬変、肝がん、アルコール性肝障害など

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【消化の要】腸

臓器の位置やサイズ・働き、状態をチェック_【消化の要】腸

胃から続くのが小腸で長さは約6メートル。内側はひだになっており、表面積はテニスコート約1面分とも。小腸の先でつながっているのが大腸。長さ約1.5メートルで小腸よりも太い。


●腸の働き
胃で消化された食べ物が小腸でさらに消化され、液状に。約7時間かけて栄養分を吸収する。その残りが大腸へ送られ、水とミネラルを吸収して便をつくる。便が肛門直前の直腸に運ばれると脳にサインが送られ、便意が起こる。


●腸の状態をチェック
□ トイレをよく我慢する
□ 食事のバランスが悪い
□ デスクワークが多く、運動不足気味
□ ダイエットを繰り返している
□ ストレスが多い


●腸のおもな病気
過敏性腸症候群、感染性腸炎、大腸ポリープ、虫垂炎、大腸がんなど

【血液の要】腎臓

臓器の位置やサイズ・働き、状態をチェック_【血液の要】腎臓

腰よりやや上の背中側に、背骨を挟んで左右ひとつずつあるそら豆のような形をした臓器。大きさは手のにぎりこぶし大ほど。心臓から送り出される血液の約4分の1がここに流れ込む。


●腎臓の働き
血液をろ過して、老廃物や余分な塩分を尿として体の外へ排出する働きがある。そのほかにも、水分量やミネラルなどのイオンバランス、血圧の調整、赤血球を増やすホルモンや強い骨を作るなど、体を維持するのに欠かせない。


●腎臓の状態をチェック
□ 水分をあまり摂らない
□ サプリや薬をよく飲む
□ トイレの回数が少ない
□ つねに睡眠不足気味
□ スナック菓子など塩分の多いものが好き


●腎臓のおもな病気
慢性糸球体腎炎、慢性腎臓病、尿毒症、尿路結石、尿路感染症、腎臓がんなど

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【生殖の要】子宮・卵巣

臓器の位置やサイズ・働き、状態をチェック_【生殖の要】子宮・卵巣

子宮は洋なしを逆さにしたような形の筋肉でできた臓器。鶏卵大で骨盤のほぼ真ん中に収まる。卵巣はうずら卵大で子宮の両側にぶら下がるようにある。ひとつ失っても機能は変わらない。


●子宮・卵巣の働き
卵巣は妊娠に備えて、卵子のもとになる原始卵胞を胎児の時から持っている。女性ホルモンの分泌も行うため、体調の変化なども含めて女性の一生に大きく関わる。一方、子宮は着床した受精卵を育てる場所で、妊娠中は胎児の部屋に。


●子宮・卵巣の状態をチェック
□ 生理不順
□ 生理痛が重い
□ 生理時の出血量が多い
□ ダイエットしている
□ メンタルが不安定になることがある


●子宮・卵巣のおもな病気
子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸がん、卵巣嚢腫(のうしゅ)、卵巣がんなど



酸素を取り込み 二酸化炭素と交換
「肺」

新型コロナウイルスで注目される肺。感染症などのトラブルを予防するために正しい知識を。



体に必要なものを作り 有害なものを解毒する
「肝臓」

あまり飲酒しないスリムな女性にも病気の一歩手前の脂肪肝が急増。アルコールや糖質の過剰摂取に注意!



消化、吸収、排泄を行う“第二の脳”
「腸」

脳の指令なしでも活動できる腸。腸内環境をきちんと整えることが美しさを手に入れる近道に。



血液をキレイにし 体液を調整する
「腎臓」

体中の臓器がいい状態で働けるよう微妙なバランスを整える腎臓。 "沈黙の臓器"だからこそ目を向けて。



女性の一生に 大きく関わる臓器
「子宮・卵巣」

女性ホルモンを分泌する卵巣と胎児を育てる子宮。妊娠したいと思った時に対応できる体作りを。



東洋医学から見た
内臓美容

体の属性を5つに分類したのが東洋医学の“五臓”。西洋医学とは異なるアプローチで健康に。



押す&もむ
デスクでできる簡単ケア

何となく感じる体の不調は臓器からのサインかも。気がついたらできるツボ押しでこまめにリセットを。

MAQUIA 2021年5月号
撮影/彦坂栄治〈まきうらオフィス〉 ヘア&メイク/木部明美〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/櫻井かおり モデル/朝比奈 彩 イラスト/德丸ゆう 取材·文/中木 純〈デジタルライツ〉 構成/萩原有紀(MAQUIA)

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