「色気」という言葉が、これほど似合う人がほかにいるだろうか。わかりやすいセクシーさとは違う、佇まいや言葉、表情から滲む“大人の色気”。その正体を探るべく、41歳になった鈴木亮平さんの“今”に迫ってみた。

鈴木亮平 インタビュー

“余白”が想像を掻き立てる
鈴木亮平 抗えない大人の色気

お話をうかがったのは
鈴木亮平

俳優

鈴木亮平

多くのTVドラマや映画に出演し、そのストイックな役作りが度々話題に。3月に行われた第17回アジア・フィルム・アワードで、日本人で4人目となる「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞。インスタのアカウント(@ryoheisuzuki_cityhunter)もチェック。

色気のある役を演じる時に意識するのは
“本心をあからさまに見せない”こと

スタジオに登場した瞬間、ふわっと空気が和らいだ。カメラの前でポーズをとる時も、合間のふとした表情からも、大人の色気を柔らかく漂わせていた鈴木亮平さん。まさに今回のテーマを体現する存在だと再認識し、それをご本人に伝えてみると、意外な反応が返ってきた。


「本当ですか? 色気がある自覚は全くないです(笑)。一昨年『エルピス─希望、あるいは災い─』というドラマが放送されたあたりから、急に“色気がある”って言っていただけるようになったんですが、それまではそんなふうに言われることがなかったんです。もちろん、そう言っていただけることはすごく嬉しいですが、戸惑いますよね、新しいリアクションだから。色っぽい役は、キャラクターをしっかり脚本で書いてくださるので、それを一生懸命演じていればそう見えるようにできてる。だから僕自身が特別色っぽいということではないんです。ただ、色っぽい役を演じる時に意識していることはあります。それは、“本心をわかりやすく見せない”ということ。ミステリアスというか、覗きたくなる部分を残しておくことが色気に繋がるように思うので。そういう意味で言うと、僕は結構おしゃべりだし、隠せないタイプだから、プライベートでは色気とはほど遠いんです。だから、色気のある役を演じる時はスイッチを入れないと。……スイッチって言ったら、色気スイッチがあるみたいに聞こえるかな? でも、そういうわけじゃなくて。色っぽく書いていただいたキャラクターを一生懸命演じるだけ。まあ、色気が全くないとは言いませんが(笑)」

鈴木亮平さんの“今”に迫る! 「魅力的であろうとする人は自ずと色っぽくなっていく」_2

鈴木亮平さんの“今”に迫る! 「魅力的であろうとする人は自ずと色っぽくなっていく」_3

魅力的であろうとする人は
自ずと色っぽくなっていく

自身は“無自覚”と言うものの、多くの人に色気があると思わせてしまう鈴木さん。そんな鈴木さんにとって、色気のある人とはどんな人なのか?


「見られていることを意識している人に色気を感じますね。責任ある立場になるほど、どんどん色気が出てくるというのを、仕事をする中でたくさん見てきました。それはおそらく、自分が見られているっていうことを意識しているからじゃないかと思うんです。水を一口飲むにしても、どう飲むかを意識する癖がついてる。計算じゃなくて、意識ですね。もっとわかりやすく言うと、美しく見せようとしているということかな。魅力的であろうとする意識が強い人って、色っぽくなっていきますよね、表裏一体で。出過ぎるといやらしくなっちゃうから、難しいところではありますが」


“責任が増すほど色気が出てくる”というのは、責任ある立場に置かれる機会が増えてくるマキア世代にとって、刺さる言葉だ。でもプレッシャーを感じすぎて、色気より怖さや迫力が勝ってしまうことも……。そんな悩みをぶつけると、鈴木さんはこう応えてくれた。


「でも、部下や仕事仲間から色気を感じてもらわなくてもよくないですか? 仕事は仕事でいいんですよ。大切な人といる時に怖くなければ(笑)。バリバリ仕事している人が、自分といる時だけ魅力的であろうと振る舞ってくれている姿って、すごく色っぽいと思いますよ」

鈴木亮平さんの“今”に迫る! 「魅力的であろうとする人は自ずと色っぽくなっていく」_4

INFORMATION

鈴木亮平さんの“今”に迫る! 「魅力的であろうとする人は自ずと色っぽくなっていく」_5

Netflix映画『シティーハンター』
4月25日(木)よりNetflixにて世界独占配信
©北条司/コアコミックス 1958
単行本の累計発行部数が5000万部を突破の大人気コミックを日本で初実写化。相棒の槇村秀幸と共に、有名コスプレイヤーくるみの捜索を請け負った“シティーハンター”こと冴羽獠。その頃新宿では謎の暴力事件が多発し、警視庁の敏腕刑事 野上冴子は手を焼いていた。息の合ったコンビネーションでくるみを追う獠と槇村だったが、捜査中、槇村が事件に巻き込まれ死亡。現場に居合わせた妹・槇村香は兄の死の真相を調べてほしいと獠に懇願する。

MAQUIA 6月号
撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/Kaco〈ADDICT_CASE〉 スタイリスト/臼井 崇〈THYMON Inc.〉 取材・文/宮下弘江 構成/火箱奈央(MAQUIA)
ニット¥151800、パンツ¥100100、スカーフ¥49500、シューズ(参考商品)/ラルフ ローレン(ラルフ ローレン パープル レーベル)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

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MAQUIA2024年5月22日発売号

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