トップモデルとして世界の舞台で活躍するほか、女優としても存在感を放つ冨永 愛さん。「MAQUIA」4月号では、そんな彼女にインタビュー。デビューから20年以上にわたって第一線を走り続けている彼女が抱く、“美の哲学”とは?

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Profile
とみなが あい●日本人離れした抜群のスタイルと涼やかな美貌で、モデル・女優として幅広く活躍。世界を魅了する美の秘訣を語り尽くした初のビューティブック『冨永愛 美の法則』(ダイヤモンド社)が3月18日に発売予定。


理想や憧れよりも変化を
受け入れられる人でいたい

憧れの女性像って、特にないんです。誰かのようになりたいとは思わない。ただ、常に変化を受け入れていける人でありたいとは思います。30歳を超えると、体の内外に変化を迎えるじゃないですか。私の場合は、32〜33歳と35〜36歳の頃に大きな変化を感じたんです。その時期に試行錯誤しながらも自分の体に真摯に向き合ったので、前の方が良かったとは思わないですね。むしろ、“今の自分がベスト”と言えるようになった。もちろん、この先もきっと変化は訪れるはず。だからこそ、日々のケアや食事、トレーニングが後の自分に繋がると思って励んでいます。そうやって時にあがいたり、対処したりしながら今の自分を受け入れて、その時々の変化を楽しんでいきたいですね。


常に自分と向き合って
いつの間にか”を
作らないことが得策

モデルを長く続けたいと考える以上、自己管理は仕事の一部。なので、日頃からわずかな変化も見逃さないようにしています。毎日肌に触れて状態を確認し、常に鏡で体のラインをチェック。“いつの間にか体型が崩れていた、肌が荒れていた”なんてことにならないよう、意識を巡らせることが習慣になっているんです。日常的なルールも多く、スキンケアは毎回かなりの時間をかけるし、白米は基本NG。塩分も控え、ラーメンは年に2回のみ。だいぶ面倒だけれど、この状態を保つにはやるしかない。ただ、1週間のうち5日間しっかりケアしていれば、1〜2日サボってもキープできるんですよ。食事も同じ。食べたいだけ食べてから体型を取り戻すより、ヘルシーな食事を習慣にした方がメンタル的にも実はラク。そう思いながら、日々管理に取り組んでいます。


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美の答えはひとつじゃない!
100%自分自身
あり続けることが大事

美しさに向き合う仕事を続ける中で感じたのが、“美のあり方はそれぞれ異なる”ということ。美は人との比較ではなく、自分の価値観で追求するものだと思っています。そう考えるようになったのは、海外に出てから。以前は一般的な美しさに憧れた時期もあったけれど、肌の色も体型も異なるさまざまな個性に触れたことで、100%自分自身であり続けることの方が大切だと気づいたんです。とはいえ、個性や自分らしさがわからない人も多いもの。私自身もギャルに寄せた時期もあるし、細眉ブームでヤンキー顔負けの眉にしたことも(笑)。失敗を重ねる中で自分なりの答えが見えてきたので、最初は誰かの模倣でもいいし、ブレたり迷ったりしてもいいと思う。そんな自分も受け入れて挑戦を続けていくことで、本来持っている個性や美しさに辿り着くんじゃないかな。


自分が自分を一番疑う」を
心がけている

誌面やコレクションに登場するオフィシャルな冨永愛は、すごく勝気なモデルだと思います。体型管理はもちろん、表情やポージングのひとつひとつに対しても常に“これでいいのか?”と疑いを持つのがモットー。より高い表現ができるように、現状に満足することなく誰よりも自分に厳しくありたいんです。その一方で、プライベートの冨永愛はいたって普通。むしろダラダラと過ごしていることが多い気も(笑)。というのも、勝ち抜き戦のトップモデルの世界にいることは、精神的にも肉体的にもすごく疲弊するもの。この生き方をいつまで続けられるかはわからないけれど、仕事に対して思い切りストイックでいられるのはこうしてオンとオフをしっかり切り替えているからこそ。私にとって、安定したマインドを保つための最大の防衛策になっているのかもしれません。



MAQUIA 4月号

撮影/酒井貴生〈aosora〉(モデル) ヘア&メイク/Mio〈SIGNO〉 スタイリスト/SOHEI YOSHIDA〈SIGNO〉 モデル/冨永 愛 取材・文/真島絵麻里 企画/火箱奈央(MAQUIA)


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