吉高由里子さんがまとうムードは、いつだってやわらかだけど、発する言葉のひとつひとつには、しっかりとした芯が通っている。揺らいでも決して折れることのない、しなやかな強さの秘密に迫った。

【吉高由里子さんインタビュー】

吉高由里子さんインタビュー
自由に、しなやかに、美しく。

吉高由里子さん

吉高由里子さん

1988年7月22日生まれ、東京都出身。ドラマ『花子とアン』、『東京タラレバ娘』、『知らなくていいコト』、『最愛』など、話題作に多数出演。2023年1月からドラマ『星降る夜に』がスタート。2024年のNHK大河ドラマ『光る君へ』では主人公・紫式部を演じる。

Q.吉高さんの自由度をパーセンテージで表すと?

A 80%くらいかな。結構、自由にやらせていただいています

【吉高由里子さんインタビュー】Q.吉高さんの自由度をパーセンテージで表すと?

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Q.オープンマインドで愛される人のイメージがあります。秘訣は?

A みんなにお金を払っているんでビジネスで愛してもらってます(笑)
な〜んてね、冗談です(笑)全員に愛されるのは無理だし、壁を作っちゃう時だってある。でも「幸せの沸点低すぎ!」みたいな人だったり、ポジティブな人のほうが見ていて楽しいし、私もなるべくそうありたいと思ってます。

Q.20代の時にしておいてよかったなと思うことはありますか?

A 毎年夏休みにいろんな国でホームステイをしたこと
カナダやイギリス、フランスへ。大人になると警戒心も責任感も強くなるけど、怖いものなしだった20代にアグレッシブな経験ができたことはいい刺激に。私の細胞に刻まれています。

【吉高由里子さんインタビュー】Q 20代の時にしておいてよかったなと思うことはありますか?

Q.吉高さんが美しいと思う人やもの、ことは?

A 空、豪快な人、しわくちゃなおばあちゃんの顔、生まれたばかりの子供の澄んだ目

Q.自分をご機嫌にするための特効薬はありますか?

A ダラダラ星人なので、“休日にやることリスト”を達成すると充実感と幸福感が♡

【吉高由里子さんインタビュー】Q 自分をご機嫌にするための特効薬はありますか?

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Q.人生の選択で迷った時の決断方法は?

A 基本的には直感。仕事でもプライベートでもあんまり迷わないかも
やりたいことのための努力は必要だけど、やりたくないことのためにがんばる必要はないと思うんです。だから、決断は早いほう。もしも悩んだとしても、その時期の自分を誰かの中に残したくないから、相談もしないかな。

Q.吉高由里子さんらしくいるために大切にしていることは?

A 自分をちゃんと甘やかすこと。とにかく寝ていたいと思った時は、ベッドの中で寝返りしか打たない日もあります(笑)。ただ、ずっと甘やかすと本当に歯止めが効かなくなっちゃうから、「今日は寝るけど、明日はちゃんと働こう」みたいに、ルールを決めたりすることはしています。「お酒はあと何杯まで」とか、「友達とご飯に行きたいから、その前に次の仕事のための宿題を終わらせよう」とか、本当に小ちゃいことですけどね。そうやって甘やかす時間とがんばる時間を切り替えられる自分であることが嬉しいし、いつももう1人の自分と約束している感覚です。

【吉高由里子さんインタビュー】Q.吉高由里子さんらしくいるために大切にしていることは?

Q.30代になってから変化したこと、成長したと思うことは?

A トゲが削ぎ落とされた感じがします。若い頃は小さい自分を大きく見せたり、むき出しの感情をさらけ出して人と衝突することもありました。小型犬みたいな感じ。すごく凶暴だったし、滑稽な部分もあったなと思います。今はなるべく怒りの感情を出したくないし、悲しむ姿を人に見せたくない。楽しんだり喜んだりするのは、大切な仲間といる時だけでいいと思う、エコな感情になってきたかもしれません。いろんな人とコミュニケーションを取ろうと必死だった20代と比べるとエネルギーはないから、人でもモノでも守るべき大切なものは、あまり増やしたくない。密度を求める年代になったと思います。

【吉高由里子さんインタビュー】Q 30代になってから変化したこと、成長したと思うことは?

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Q.吉高さんにとっての宝物はなんですか?

A 記憶。大切なことは自分の中にちゃんとあるし、いつも一心同体。特に大事な記憶は……秘密(笑)

Q.これからの目標や野望を教えてください。

A 今は舞台『クランク・イン!』に出演中で、1月からはドラマ『星降る夜に』がスタート。そして2024年からは大河ドラマ『光る君へ』が始まります。この流れは、きっとキャリアの中でも最初で最後なんじゃないかなって思うんです。だから「2度とやりたくない」とか「悔しいから違う仕事で塗り替えたい」とか、そういうメンタルで終わりたくない。「やり切ったからちょっと休もう」と思えるくらいの、心が潤った形の充実さで終われたらいいなと思います。プライベートでは、自宅とは別にリフレッシュできる場所を見つけたい。愛着が持てる場所が人生に増えたら、心がすごく豊かになる気がします。



【マキア2022年12月号表紙メイク】吉高由里子さん
いきいきとした美肌を活かす大人の血色ナチュラルメイク

マキア2022年12月号の表紙を飾った吉高由里子さん。ヘア&メイクアップアーティスト・面下伸一さんが表紙メイクを解説します。

【マキア2022年12月号表紙メイク】吉高由里子さん いきいきとした美肌を活かす大人の血色ナチュラルメイク

しなやかに、自分らしく、美しく。そうなりたいと感じたとき、立ちすぎる色や、人工的な質感は必要ない。人の肌が持つ血色と、ほんの少しの艶めきがあれば、十分いきいきと輝けるから。

メイクを担当したのは
面下伸一さん

ヘア&メイクアップアーティスト

面下伸一さん

大人の女性を輝かせる第一人者。俳優・アーティストからの指名も多く、広告やドラマ・雑誌など多くの媒体で活躍。

【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_いきいきとした美肌を活かす大人の血色ナチュラルメイク

「吉高さんの持つ、中からあふれ出る生命力やしなやかさを表現したかったので、ポイントで強さは出しつつ、トータルでは『その人らしい自然体な魅力』に重点を置きました」と語る、ヘア&メイクの面下さん。「目元は、2色のアイシャドウを使ってやりすぎない陰影感を。細かなラメが入っていて、品のよい華やかさも醸し出せます。ライナーは黒ではなくパープルにして、強さと柔らかさを両立」。目元に強さを出した分、頬や口元は元々の血色感を程よく立たせるべく、柔らかな赤みで統一して。

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【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_アイライナー

アイライナー
目尻のキワのみにパープルのラインを引き、最後はすっと真横に流す感じで。黒よりもナチュラルに目力をアップできる。マイクロライナーインク 09 ¥3850/SHISEIDO


【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_マスカラ

マスカラ
自分のまつ毛が自然に濃く、長くなったくらいのナチュラル盛りができる黒マスカラをチョイス。上下ともに付ける。インペリアルラッシュ マスカラインク 01 ¥4180/SHISEIDO

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【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_アイブロウ

アイブロウ
眉頭から眉山まではややストレート気味に描き、そこから眉尻にかけては優しい曲線を描いて。意志のある眼差しに。ブロウインクトリオ 04 ¥3300/SHISEIDO

【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_アイシャドウ

アイシャドウ
左の02をアイホール全体と下まぶたのキワ細めにのせ、目の上キワに右の05を。05は目頭と目尻やや太めに入れると目の形全体がスクエアに見え、知的な印象に。ポップ パウダージェル アイシャドウ (右)05、(左)02 各¥3080/SHISEIDO

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【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_チーク

チーク


肌全体に血色を足す目的で、頬の広めにふんわりと、大きめのブラシで入れる。インナーグロウ チークパウダー 03 ¥4400/SHISEIDO


【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_ハイライト

ハイライト
上で入れたチークの後、頬の高い位置にだけこちらを重ねて、自然なツヤ感をプラス。オーラデュウ プリズム イルミネーター 02 ¥4400/SHISEIDO

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【マキア2022年11月号表紙メイク】吉高由里子さん_リップ

リップ
目元にポイントを置いたメイクなので、唇にはほのかな血色とうるおい質感がプラスされるジェルグロスをオン。全体を品よくまとめてくれる。シマージェルグロス 02 ¥3850/SHISEIDO

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

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