Hey! Say! JUMPのセンターとして眩いほどの輝きを放つ一方、演技やバラエティなど、幅広いフィールドで活躍。世間が抱く正統派なイメージにとらわれることなく自らの持つ可能性を自由に行き来する、山田涼介さんの多面的な魅力を8つのキーワードから紐解きます。

『MAQUIA 12月号』スペシャル表紙版に登場した山田涼介さん

Hey! Say! JUMP

山田涼介さん

1993年5月9日生まれ、東京都出身。Hey! Say! JUMPのメンバー。俳優としても活躍しており、多数の話題作に出演。自身のYouTubeゲームチャンネル『LEOの遊び場』は、登録者数80万人を超える。

【10月21日発売】「マキア12月号」増刊の表紙は山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)

超多忙な取材日に、初の表紙撮影に臨んでくれた山田さん。「実は今日顔がめっちゃむくんでて……」というセリフに、「え?どこが?」(というかそれでむくんでいるなら普段はどんな小顔なんでしょうか)と驚きを隠せなかったスタッフ一同です。なぜこの日むくんでいた(ようには一切見えなかったですが)かは、インタビューで明らかに!



Hey! Say! JUMP 山田涼介さんインタビュー

甘さと色気、光と影……幾多の顔を持つ「極める人」
新しい“王道”を切り拓く山田涼介

1. 柔軟

お芝居やバラエティなどいろんな現場がありますが、スイッチの切り替えは意識していないんです。場所によって求められるものが変わるので、それに適した自分を出すようにしているかな。それぞれ違う山田涼介に見えるかもしれないけれど、僕の中では全部“自分”。体調によっては無理にスイッチを入れなきゃいけない時もあるけれど、基本“作る”ことはしたくないですね。僕が座長的な役割を初めて経験したのは、16歳の時。最初はただ必死でしたが、場数を踏む中で身についてきたことがあるんです。自分が怯んでしまうと、周りにも影響が出てしまう。なので、どんな場所でもドンと構えていることって大事だなと思います。

2. 色気

自分に色気があるとは思いません。少し前までは意識的に表現する時もあったけれど、ここ最近はあまりないかもしれない。もちろん撮影のテーマがそうなのであれば、自分がやれることは頑張りますよ。個人的には色気を出すことより、笑ってって言われる方が難しい(笑)。僕が色っぽいなと感じるのは、男性でいうなら佐藤健くん。はんなりした雰囲気なのに声は低くて、色気があるなって。女性の場合は……僕、口紅の発色がハッキリした人を見ると素敵だなって感じるんですよ。ツヤツヤな感じよりも、赤リップとか強い方が好き。それで髪を無造作に流していたりするとすごく魅力的に映ります。

3. 愛情深い

人柄って、環境が作るものだと思うんです。僕に関していうと、親がすごく愛情深く育ててくれたし、仕事場でもありがたいことに愛をもって接してくれる人がたくさんいる。今の僕があるのはそういう方たちのおかげなので、僕も周りに対して同じように愛を返していきたいなって感じるんですよね。家族の愛情は常に感じていて、母親とは2日にいっぺんは連絡を取っているし、父親とは昨日も焼肉を食べに行ってずっと喋っていました。うちは女系家族で男性は僕と父親だけなので、共感し合える部分があるんですよ。深い話ができたけれど、つい焼肉を食べ過ぎてしまって、今日は顔がむくんでます(笑)。

4. 憧れ

後輩が“憧れてます”と言ってくると、“なんで?”って思います(笑)。もちろん嬉しいけれど、接し方に戸惑う部分も。でも、みっちー(道枝駿佑)のことは大好き。彼はすごく純粋だし、ずっと好きでいてくれそうじゃないですか。逆に僕が憧れるのは、(堂本)光一さんと岡田(准一)さん、そして二宮(和也)くん。光一さんはライブの作り方や後輩への気配りが頭抜けているし、岡田さんは現場でのあり方や物の考え方が勉強になる。二宮くんは人当たりのよさはもちろん、頭の回転の速さがやっぱりものすごい。こういう人がグループにいたらめちゃくちゃ頼もしいですよね。3人ともタイプは違うけれど、近くでお仕事をすると絶対に敵わないなと実感させられます。

5. 美しさ

美しい人と言えば、長澤まさみさん。十代の頃から言い続けているんです(笑)。エマ・ワトソンさんも造形が本当に美しい。まったく違う二人だけれど、笑顔が魅力的な人に美しさを感じる傾向があるのかも? 僕自身は、自分を美しいと思ったことは一度もなくて。肌だって普通ですよ。皮脂が多いのか、気づくとトゥルンとしちゃうし……。お手入れも化粧水と乳液と美容液、それに肌が荒れたらニキビの薬をもらってつける程度。でも最近は少し気をつけようと思って、化粧水の粒子がミスト状に出てくる機械を買いました。食事もファーストフードが大好きなので気にせず食べますが、肌が荒れた時は食べたものを振り返って原因を探るようにしています。

6. 絆

Hey! Say! JUMPは、今年でデビュー15周年。ここ数年でメンバーそれぞれの活躍の場が広がってきて、グループの基盤ができた感覚があります。センターも最近は曲によって変わるようになってきたので、以前感じていたプレッシャーも今はなくなりました。当時の自分は、与えられた役割をただひたすら全力でやるしか選択肢がなかったんですよね。同じ状況の人がいなかったから、気持ちを吐き出す場所もなかった。でもね、辛い時は大体そばに知念(侑李)がいてくれた気がします。あいつは「何かあった?」と聞いたりはせず、ただそばにいるようなタイプ。こちらが何も言わなくても察知して、僕に何かあると「うい〜」とか言って近づいてくるんです。それで、僕が爆発しそうだと感じたら一目散に逃げていく(笑)。この前も仕事で疲れきっていた時があったんですが、僕の現場になぜか知念がやって来たんですよ。「築地でお寿司を握ってもらったから、一緒に食べよう」って。結構朝早かったのにね。ドラマ撮影で忙しくてなかなか話す機会がなかったから、僕に知らせずわざわざ来てくれたんですよね。そういう無言の優しさみたいなことができるやつなので、あいつがいてよかったなってすごく思います。

7. 極める

演じたい役や挑戦してみたいジャンルは特にありません。というのも、僕は“これがやりたい”と思うと他が見えなくなるから、できるだけフラットでいた方がいい気がして。客観的に僕を見てくれる方たちに“こういうことをやってほしい”と思ってもらえるような役者になることが一番大事だからこそ、ジャンルを狭めずやるようにしています。それもあってか、今はバラエティ、俳優、YouTube……、とにかくいろんなことをやってますよね(笑)。今後どれかを極めたいという気持ちが芽生えてはいるので、30代は自分が伸ばしたい方向を見つけて重点的にやっていく時間になるんじゃないかな。そして、40代を迎える頃には完成した自分になっていたいですね。

8. 圧倒

圧倒的なキラキラ感? そんなものないです(笑)。ただ、わりと童顔で中性的な顔立ちではあるので、役柄によってはその要素を消す作業が必要な場合も。監督やメイクさんと相談しながら、ヒゲを生やしたり、すごく暗いファンデーションを塗ってみたり……。そういった作業の中でも特に有効だったのが、目を隠すこと。目元を前髪で隠したのですが、お芝居って目の表情がポイントになるのですごく大変でした(笑)。今放送中のドラマ『親愛なる僕へ殺意をこめて』では大学生役を演じているので、大学構内に自然に溶け込むような役作りを意識しています。ちなみにこの役って、二重人格なんですよ。僕自身にも二面性はあって、パッと見はちょっと怖そうに思われがちだけれど、実際はかなりポンコツ。それに、プライベートでは全然キラキラしてないし、ゲーム好きの陰キャですよ(笑)。僕がステージで輝いて見えるとしたら、それは間違いなくファンの方たちのおかげ。別に綺麗ごとを言ってるわけじゃなくて、例えば撮影とかだと求められていることに応えきれないことってあるんです。でも、ライブ会場では自分の力を全部出し切れて、求められていることに応えられる。なので、ファンの方に直接会うことってすごく大事なんだなって思うんですよ。会えない時間もあったからこそ、今開催しているライブツアーの時間は思いっきり楽しみたいですね。



山田涼介さんの撮影裏話

山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)の撮影裏話_

『MAQUIA12月号』特別版の表紙を飾ってくださった山田涼介さん。表紙解禁とともに「見下ろすような顔が新鮮!」等々たくさんの反響が寄せられました。撮影中も「フェイスラインが美しい!」「こんな綺麗な目になりたい」と大盛り上がり。超多忙なスケジュールの中でインタビューに応えてくれた山田さん。YouTube「ジャにのちゃんねる」でも登場したパンを差し入れすると、「おっ、ありがとうございます!」とチャーミングな笑顔を見せてくれ、スタッフはほっこり。

記事が続きます
山田涼介さん(Hey! Say! JUMP)の撮影裏話_

ピュアな甘い顔、セクシー&ミステリアスな顔、どちらにも惹きつけられますよね。写真はスタイリストさんが用意してくれたアクセサリー。今回は特別に、誌面には載せきれなかった質問&回答を少しだけ公開!


◾️後輩から憧れられることも多い山田さん。その中で中島健人さんの名前が挙がると「健人とか(自分のことを)もう何も見てないでしょう。憧れてたらあの路線行かないでしょう。全然違うじゃないですか笑」と笑わせる一幕が。


◾️「たくさんの現場を行き来する中で、一番自然体でいられる場所は?」という質問には、「スクール革命かな。みんながそれぞれの役割を分かっているから、キャッチボールがすごくしやすい。ザキヤマさん。内村さん、オードリーさんがいるから、暴投をしても打ってくれる。感謝しかないですね。バラエティー力っていうのはそこで培われているような気がする。」


その他にも、インタビュー中何度も「ファンの方は知ってくれてると思うんですけど」と前置きを入れつつ話す様子には、ファンとの強い信頼関係を感じさせられました。これからの山田涼介さんの活躍も見逃せません!

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