今を生きる女性にふさわしい旬を提案し続けるSUQQUから、“艶”にこだわったクリームファンデーションが誕生。その開発の想いを熱く語っていただきました。

SUQQU スック ベースメイク

気になるブランド&美ネタに触れたい、語りたい!
マキア編集長が最新美容に直あたり取材
エミトーーク

第26回 SUQQU(スック)

ひとりひとりが持つ本来の美しさを
引き出すスタイリッシュブランド

教えていただいたのは…
原田 朋実さん

SUQQU マーケティング部  コミュニケーション マネージャー

原田 朋実さん

複数の化粧品メーカーでの経験を生かし、2020年からSUQQUのSNS運用や広告施策などデジタルPR全般を担当。2023年7月よりPR業務全体をマネジメントする現職に就任。

清田恵美子

マキア編集長

清田恵美子

MORE編集部から広告部での営業職を経て、'14年からMAQUIAへ。フットワークの軽さがモットー。実際に試して感じて、直あたりレポートをお届け。

SUQQUの原田朋実さんと清田編集長

艶をとことん極め素肌のその先の美しさへ

清田 この9月に20周年を迎えたSUQQUが、シグネチャーとも言えるクリームファンデーションを刷新し、美容業界でも大きな話題に!
原田 “移り変わる艶”をコンセプトにした初代クリームファンデーションが登場以来、3度のリニューアルを経て、4代目となった今回、“移り変わる艶”は継承。しかし、処方は1から見直しました。艶といっても、いろいろな表現がありますが、目指したのは、“生き物としての艶”。陶器のような、人形のような艶ではなく、人間らしい生っぽい艶感。私たちはメイクを仕上げた後も、笑うし、食事もするし、顔は動きますよね。だから、絶対に変わらないものではなく、生活とともに変化していくもの、つまり、動きや経時とともに艶も移り変わっていき、それが美しい、そんな肌を目指しました。
清田 人間らしい、移り変わっていく、というのが、SUQQUならではで素敵です。どんな点にこだわってリニューアルをしたのですか?
原田 ファンデーションのニーズは、「肌の美しさ」や「艶」以外に、「崩れにくさ」が圧倒的。それを解消するには皮脂対策をしなければいけないのですが、そもそも皮脂は肌にとって必要なもの。だから皮脂を排除するのではなく、出た皮脂を生かしたいと考えました。そこで皮脂吸着成分を入れない処方設計になっています。
清田 皮脂を味方につける、というその発想が新鮮。大人になるほど、肌は乾燥しやすくなりますからね。
原田 難題ではありましたが、皮脂とうまくなじむ処方のおかげで、皮脂量によって艶感も変わり、それがその人らしい肌に。そしてもう1つ、大人の肌に必要なのがカバー力。艶のあるカバーという“端正な化粧膜感”が大人を美しく見せると考えたからです。ところがこれが本当に大変で。カバー力を上げると粉を多く入れるから厚塗り感が出るし、艶もなくなる。艶を取り戻そうとすると筋ムラが出たり、のびが悪くなり……。そんな作業をひたすら行い、試作は150回ほど!
清田 すべてトレードオフの関係だから……そこの矛盾を取り除き、研ぎ澄ませていく作業ですね。
原田 後々、処方書を見せてもらったのですが、どれもその差はわずか0.0何%。なのに仕上がりは全然違うんです。当時の開発担当者は、研究所とのやり取りが永遠に終わらないんじゃないかと思った、と語っていました(笑)。
清田 そんな微差で仕上がりの印象が変わるんですね。本当に繊細。
原田 どんな肌状態でも、テクがなくても使えるよう、何度も何度もテストし、ようやく完成しました。
清田 1回使うだけでも、その違いは分かりましたよ。 
原田 「クリームファンデといえばSUQQU」と言ってもらえるよう作り上げたかいがあり、目が厳しい社内でも「行きつくところまで行ったね」というお褒めの言葉も!

ザ ファンデーション

ザ ファンデーション
SPF25~30・PA++~+++(色により異なる) 
30g 全24色(日本国内店舗では15色販売)
各¥14300/SUQQU
艶とカバー力の両立をかなえ、端正な化粧膜を実現。包み込むような贅沢なテクスチャーのファンデーションが、皮脂を取り込んで美質感へと昇華し、いつ見ても美しい仕上がりが持続する。24色という充実の色揃え。

クリームとの相性抜群な薄羽衣パウダーも同時に

清田 同時発売したルースパウダーもまた評判がいいですよね。
原田 ルースパウダーは、化粧崩れを抑えるため、という概念から、もっとルースパウダーに注目してほしいという思いで開発。しっとり感と軽やかさを両立させ、さらにザ ファンデーションの艶を生かすように処方。粉ならではの透明感や清潔感、品格を演出します。
清田 まさに艶を操るSUQQUの真骨頂! ラグジュアリーなベースアイテムの誕生ですね。
原田 艶は1つではなく、個々で艶感が違います。そのことを楽しんでいただけたらうれしいです。 

ザ ルース パウダー

ザ ルース パウダー
(パフ付き)20g ¥11000/SUQQU
究極のしっとり感と軽やかさを追求して完成した極上パウダー。ザ ファンデーションで作った艶を生かしたまま、毛穴や小ジワはソフトフォーカスし、つるんと輝く肌へ。肌の色を自然にトーンアップするミスティピンク色。

ここに惚れた!

日本的な情緒がSUQQUの魅力
コンセプトしかり、カラーメイクの色出しから色名に至るまで、随所にちりばめられた日本的な情緒を感じるSUQQU。“その人らしさ”を大事にしていることを感じていましたが、そのワケが分かりました。日本人特有の“移り変わりを愛でる”習慣がそのまま反映されているのですね。

MAQUIA 11月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/清田恵美子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年4月22日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。6月号の特集や付録情報をチェックして、早速雑誌を購入しよう!

ネット書店での購入

share