目に見える美しさだけではなく、素肌や心の美しさを引き出すためのナチュラル&オーガニック ブランドのto/one(トーン)。そのフィロソフィーを伺いました。

トーン

気になるブランド&美ネタに触れたい、語りたい!
マキア編集長が最新美容に直あたり取材
エミトーーク

第21回 to/one(トーン)

あなたの個性を開花させる、
あなたらしい特別なカラーを

教えていただいたのは…
RYUJIさん

to/oneブランドディレクター

RYUJIさん

アメリカをはじめ、各国で数々のモード誌やセレブリティを手がけるメイクアップアーティスト。2018年よりto/oneの商品開発・商品企画・ビジュアルデザインを担当。

清田恵美子

マキア編集長

清田恵美子

MORE編集部から広告部での営業職を経て、'14年からMAQUIAへ。フットワークの軽さがモットー。実際に試して感じて、直あたりレポートをお届け。

トーンのRYUJIさんと清田編集長

肌にも心にも優しい、ナチュラルへのこだわり

清田 自然な色合いなのに、なぜか惹きつけられる……。トーンは何とも言えない魅力がありますよね。
RYUJI トーンの女性像は、「知性と遊び心を持っている人」。たとえるなら、大輪のひまわりのように華やかな存在をアピールするのではなく、ポピーのように可愛らしく、物静かな存在感があるイメージ。ブランドの立ち上げ時から、そんな女性像を思って製品をプロデュースしています。
清田 メインターゲットなどは?
RYUJI いろいろな世代の方に使っていただきたいですね。女性は10代でメイクを始めてから、それこそ80代になってもメイクをしますよね。その時々のライフスタイルや気分に合った商品を選んでメイクをするのは、まるできれいになる旅をしているよう。だから、フィーリングで旅をするように、その人のタイミングで使ってもらえたらいいかな。
清田 確かにライフステージでメイクは変わるし、メイクとは長いお付き合いになるんですものね。
RYUJI そうなんです。おかげさまでトーンは今年で5周年を迎えたのですが、先日のイベントでデビュー時からご愛用いただいているファンの方にメイクをさせていただきました。その際、コフレの限定ボックスにお気に入りのアイシャドウコレクションを入れてお持ちくださって。それを見たときに、0から始めたトーンが、その人と共に成長していることにうれしさを感じました。
清田 トーンはスキンケア効果があるのも特徴ですし、ナチュラル原料のメイクアップ製品を待ち望んでいる人たちは多かったんでしょうね。
RYUJI 当初は自然原料でどこまでの色出しができるか不安でしたが、年々技術も原料も進化していて、自然原料でのメイクの可能性がさらに広がりました。いろいろな挑戦ができるようになってきているので、毎回楽しく製品開発を行っています。

旅の途中で出合う自然を宿したサマーコレクション

清田 そうした試行錯誤があって作られたサマーコレクション。つややかなきらめきが美しいアイシャドウが個人的に新鮮だったのですが、どのようなコンセプトなんですか?
RYUJI 今回は「ベーシック回帰」を意識しました。ここ3年は旅をすることはおろか、コロナ禍の中で自分の活動範囲がすごく狭まったなと感じていて、気分も街の景色も、目に入るものすべてが何となくグレイッシュな印象でしたよね。だからこそ、今年はいろいろなところに旅をして心を解放し、フレッシュアップしてほしい。さまざまな自然や文化に触れたり、楽しんでほしい、という思いで作りました。インスピレーションソースは、僕が各国で目にした自然の情景。セドナの赤っぽい地層だったり、プロヴァンス地方のラベンダー畑だったり、秋のリヨンの麦畑など。
清田 雄大な背景と、ゆるやかに時間が流れていく情景が目の前に……。
RYUJI 心に残っている美しい情景は、単に目に入ってきた記憶の中にあるだけでなく、僕はその場所のニオイや音、光の色などで思い出すことが多いんです。今季は、みなさんの記憶の中にあったり、これから行ってみたい素敵な場所を想像して、ワクワクするような気持ちを共有できたらいいなと思います。
清田 まさに旅をしている感覚! ちなみに、10年近く海外に活動拠点を置いていたRYUJIさんにとって、日本女性の印象って? 
RYUJI 多くの方が、何事にも勤勉だし、メイクに関しても器用だから上手。でもそのぶん、なかなか自分らしさを表現できないのがもったいないなと感じます。自分のネガティブな部分をカバーするメイクではなく、いろいろチャレンジして、もっと自分にしかない素敵なところを引き立てるメイクができるといいな、と。そのお手伝いをトーンができたら、と思っています。

to/one ペタルフロート アイシャドウ

to/one
ペタルフロート アイシャドウ
豊かな自然を想起させる柔らかな2色は、デイリーユースにぴったり。パールカラーで光が差したような透明感をプラスして明るい表情へ。各¥2420/トーン(4/27発売)

透明感がきれい!

ソフトで抜け感のあるヌードトーンは、リラックスした雰囲気を演出。肌と一体化するパールで肌から浮くことなく、自然な表情に。

to/one ペタル エッセンス カラー バター

to/one
ペタル エッセンス カラー バター
バタークリームのようにこっくりとした質感が唇に広がり、ふわりと花びらのように彩るセミマットリップグロス。唇にのせるたびに心が弾む。各¥2750/トーン(4/27発売)

to/one ネイルポリッシュ

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ネイルポリッシュ
ハンドケア感覚で爪を彩るネイルポリッシュは、速乾性となめらかな塗り心地、透け感のある発色が人気。新色は鮮やかなのにどこか儚げ。各¥1980/トーン(4/27発売)

ここに惚れた!

成分だけでなく、感覚までもナチュラル!
女性のライフスタイルを旅にたとえたり、自然の情景をプロダクトに託したり。ナチュラルでありながらもRYUJIさんらしいこだわりが満載。なのに、好きに使ってもらっていい、というフレキシブルさ。これこそがまさにトーンの魅力だな、と改めて思いました。

MAQUIA 6月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/清田恵美子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

最終更新日:

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