リポソーム技術のパイオニアが挑んだこれまでにないクリームに話題騒然！【エミトーーク 第17回 コスメデコルテ】

40年近くに及ぶ多重層リポソーム研究を結集し、ついに誕生したナイトクリームが、見事マキア年間ベスコスのトップに！ その企画開発のキーパーソンにお話を伺いました。

リポソーム技術のパイオニアが挑んだ
これまでにないクリームに話題騒然！

清田　マキアでは、2022年の上半期、下半期ベストコスメにランクインした製品の中から、「心に刺さったアイテム」を美容のプロに“ノージャンル”で3品ご投票いただく形式の「マキア年間ベストコスメ」を新設しました。その初代ベストに選ばれたのが、コスメデコルテの「リポソーム アドバンスト リペアクリーム」！　並みいる強豪を抑え、見事1位に輝いたナイトクリームに、私を含め、みなさん夢中です！
藤永　このような栄冠、しかも初代での受賞はうれしいのひと言です。
清田　“睡眠不足でも、3時間多く眠ったような肌へ”というキャッチと、その言葉通り一晩でわかる効果実感が後押ししたんでしょうね。
藤永　“＋3時間肌”は、開発の際に譲れないポイントだったので、乳液、化粧水のベーシックな使い方のとき、クリーム単品のときなど、さまざまなシチュエーションを想定したテストを実施し、これがクリアできるかを検証。正直、ここがかなえられるまでは、発売はしないと決めていました。
清田　すごい！　ちなみに、“＋3時間”の肌というのは具体的には？
藤永　潤いが増すと、毛穴が目立たなくなり、肌にハリや弾力が出てくるのですが、その状態を“＋3時間肌”と表現しました。潤いに関しては、24時間持続試験もクリアし、乾燥による小ジワを目立たなくする承認も取れています。
清田　トータルで肌を底上げし、自分にとって一番いい状態にしてくれる感じです。この手応えを可能にしたのが、多重層リポソーム技術なのですね。

藤永　当社には、リポソーム美容液で長年培った研究の蓄積があったからこそ、今回、美容液とは違う多重層バイオリポソームを新開発し、画期的なクリームを生み出すことができました。
清田　改めて多重層リポソームについて教えてください。
藤永　リポソームは、生体組成成分であるリン脂質からできているマイクロカプセルなのですが、私たちが開発した多重層リポソームは、たまねぎ状に幾重にも重なる層に美容成分を贅沢に抱え、必要な場所へ届けるデリバリー機能を備えています。さらに、つけた瞬間、細胞間脂質のラメラ構造を瞬時にリペアし、角層バリア機能を強化するとともに、独自の構造で肌表面にもラメラを形成するんです。つまり、つけた瞬間、そのまま肌に成りかわるんです。
清田　本当に優秀！　これをクリームに配合すれば……。
藤永　実はクリーム形状を保ちながら、リポソームを安定配合することが、かなり難易度を極めまして。理想の品質を求め、何度も研究所とやり取りを重ねました。
清田　それでも諦めなかった？
藤永　代案も並行して進めてはいたのですが、どうしても妥協できず。リポソームとクリームとこれを融合させる技術、3つの研究が1つになって、ようやく完成したんです。
清田　そんなご苦労があったんですね。でも、その甲斐あってのこのテクスチャー！　重すぎず、肌にスッと浸透しながら、しっとり肌を守ってくれる。本当に大好きです。
藤永　おかげさまで男性にも受け入れられ、年齢、性別を問わずご好評いただいています。
清田　男性にも！　確かに、このクリームがあれば、忙しくて眠れなくても大丈夫、と思えます。
藤永　リポソームの可能性はまだまだ未知数！　リポソームのパイオニアであるからこそ、今後も研究を深化させていきたいですね。

MAQUIA 2月号
撮影／土佐麻理子　取材・文／藤井優美〈dis-moi〉　構成／清田恵美子（MAQUIA）

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