「多くの人の肌悩みを解決したい」それを叶える、オバジの2本柱【エミトーーク 第15回 Obagi（オバジ）】

スキンケアを美容として捉えるだけでなく、QOL向上につながる大切なものとして、確かな結果にこだわり続けるオバジ。その根底となる研究力についてお話を伺いました。

「多くの人の肌悩みを解決したい」
それを叶える、オバジの2本柱

清田 この秋、オバジXのクリームがリニューアルされるということで、先日セミナーにも参加させていただきました。その際に木村さんがプレゼンされた「生物物理学」のお話は非常に興味深かったです。ここに着目した経緯を教えてください。
木村　私は学生時代から生き物の発生、どうしてその“形”になるのかということについて研究をしていました。そして、ロート製薬に入社した現在も、皮膚の形状変化について研究を続けています。
清田　皮膚の形状とは？
木村　人は寝ているときと起きているときの顔が違います。立っているときは、重力でたるみができる。それは、下に引っ張られる力がかかっているからですよね。でも、若いとそこまで形状変化しません。それは、皮膚にハリがあるから。皮膚にハリが出る仕組みを、皮膚組織の構造という生物学的側面と、力のかかり方という物理的な側面の両面から分析することで、効果的なアプローチができると考え、今回の研究をスタートさせました。
清田　いわゆるハリを支えるコラーゲンなどが加齢によって減少してしまうからでしょうか？
木村　もちろんそうなのですが、コラーゲンが増えたら理想の形になるかというと、違うんです。たとえば、傷跡や妊娠線は皮膚を引き延ばす張力がかかった結果、コラーゲンが過剰にできた状態です。今回私たちは張力を再現した人工皮膚を開発し、張力が皮膚の形と細胞の機能を調節していることを発見しました。
清田　張力？
木村　そもそも皮膚は、呼吸や関節を動かす際など、常に力を受けています。しかし、それに負けず形を保つために、皮膚には“張力”があるんです。その張力が細胞のハリ司令塔を活性化し、コラーゲンなどの生成を促進していたんです。
清田　マッサージなど肌を引っ張る刺激はいいということですか？
木村　今までは薬剤のような明確なメカニズムは不明でしたが、マッサージが美容に何らかの効果を与えることは世界中で認知されています。今回判明したのは、ゆるんで弾力がない状態のままにしておくと、より肌の機能低下を招き、老化の悪循環が起きる可能性があるということでした。これを断ち切るためにも、製剤の塗布によるマッサージ効果は有効です。

清田　そこで「オバジX  ダーマ アドバンスドリフト」の出番ですね。
木村　カギとなるのは「シャクヤクBG」という成分。500種類ほどの成分から探索し、これをオバジXシリーズ共通の美容成分に加え、独自の「パワーリフトテクノロジー」として搭載しました。
髙田　さらに今回は、クリームを肌になじませるとき、指の腹で肌に適度なテンションをかけるようにする「リフトテンションメソッド」を開発。摩擦とは異なる“張力によい刺激”がポイントとなります。そのため、クリームのテクスチャーも、前のものよりやや柔らかくしました。
清田　“肌を引っ張る”力加減がなかなか難しそうですね。
髙田　シワに対して垂直に、軽く引き上げる程度で十分です。また、形状維持処方を採用することで、肌をタイトに包み込むようなテクスチャーを実現。塗布後の引き上がりを実感しやすくなっていると思います。
清田　確かに、このメソッドを行いやすいテクスチャーです！
髙田　毛穴をはじめ、さまざまな肌悩みには、オバジC25セラム NEO。そして、ゆるみ対策にはオバジXのクリームがおすすめです。
清田　この2つがあれば、年齢を重ねるのが怖くなくなりますね！

MAQUIA 12月号
撮影／土佐麻理子　取材・文／藤井優美〈dis-moi〉　構成／清田恵美子（MAQUIA）

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