海外の化粧品、化粧雑貨の輸入販売業からスタートし、いまや目元&ネイルアイテムは数々のアワードを受賞するほど。その快進撃の背景をディーアップのキーパーソンに伺いました。

ディーアップ ネイル アイライナー マスカラ

気になるブランド&美ネタに触れたい、語りたい!
マキア編集長が最新美容に直あたり取材
エミトーーク

第24回 D-UP(ディーアップ)

妥協なき物作りで人々を魅了する
目元&ネイルアイテムの名手

教えていただいたのは…
坂井 満さん

ディー・アップ  代表取締役社長

坂井 満さん

1992年ディー・アップを設立。マスカラ・アイライナー、ネイルなどすべての製品に『物作り重視』『お客様視点』の姿勢を貫き、最前線で社員を率いる。

星野 未華さん

ディー・アップ マーケティング部 部長

星野 未華さん

2006年入社。お客様に選ばれる『信頼のブランド』でありたいという想いのもとに、本当にいいと思える製品を世に送り出すため日々奮闘中。商品開発、マーケティング全般を統括。

清田恵美子

マキア編集長

清田恵美子

MORE編集部から広告部での営業職を経て、'14年からMAQUIAへ。フットワークの軽さがモットー。実際に試して感じて、直あたりレポートをお届け。

ディーアップの坂井さん&星野さんと清田編集長

黒から始まり、年々カラーバリエが拡充

清田 マスカラ・アイライナー、つけまつげと人気製品が揃い、「目元コスメといえばディーアップ」という人も増えています。目元製品に注力している理由を教えてください。
星野 顔の印象を大きく左右する重要なパーツである目元。しかも、細かくミリ単位で調整できるからこそ、ここにこだわっています。
清田 確かに、マスカラはロングからカールアップ、ボリュームなど、さまざまなタイプがありますし、最近ではマスカラ・アイライナー共にカラータイプが充実していますね。
坂井 今から30年ほど前は、目元印象を変えるといえば二重にする製品がメイン。そこで、その先の目元印象を変える製品としてつけまつげに注目しました。実際、女性スタッフに使ってもらったところ反応がよくて。というのも、当時はマスカラを2~3度つけてボリュームアップするのが主流。でも、まつげに長さは出ないんです。それが、つけまつげを装着すれば長さもボリュームも簡単に出せるし、時短で目元印象を変えることができるわけですからね。
清田 確かに! つけまつげはサイズも種類が豊富ですよね。その知見が、マスカラやアイライナーにも生かされているんですね。
坂井 そうですね。ただ、マスカラを初めて発売したのは2011年ですから、今はマスカラとアイライナーにも十分な知見があります。
星野 使いやすさ、仕上がりの美しさという点では共通ですが、マスカラはブラシと液、アイライナーはブラシとなめらかな描き心地、耐久性のバランスを、それぞれ追求しました。さらに、漆黒の“黒さ”にもこだわり、2年かけて研究。みなさんにとって「大事なときに使いたくなる製品」になるよう開発しました。
清田 私も頼りにしています! 最近はカラーも充実していますが、長いこと黒だけだったのは、そんな漆黒への思いがあったんですね。
坂井 いいものは絶対にわかってもらえる、を信念に、マスカラとアイライナーを開発し続けています。
星野 現在マスカラは全11製品、アイライナーは限定色を入れて17製品を展開しています。色みは、トレンド性を踏まえていますが、普段使いできる、新しさが感じられる、をポイントに色作りをしています。
清田 普段使いできる旬の色、というのが魅力ですね。新色のブラウンベージュも絶妙で、くっきりしすぎないのに存在感があって好きです。

優しくナチュラルに際立ち、軽やかに仕上がる最新ブラウン

(右)ディーアップ シルキーリキッドアイライナー  ミルクカプチーノ、(左)ディーアップ パーフェクトエクステンション  マスカラ for カール モカベージュ

(右)ディーアップ
シルキーリキッドアイライナー 
ミルクカプチーノ
くっきり引き締めすぎず、自然な陰影でさりげなく目の存在感を出す、ほどよい抜け感がおしゃれなブラウンベージュ。¥1430/ディー・アップ
(左)ディーアップ
パーフェクトエクステンション 
マスカラ for カール モカベージュ
王道ブラウンよりもやわらかな存在感ながら顔から浮かずに盛れる、彩度低めの発色。生まれつきの自まつげっぽい印象。¥1650/ディー・アップ

存在感・抜け感・洒落感すべてが叶う

最新ブラウンのマスカラとアイライナーを合わせて使うと、締めすぎず自然に目元を印象的に見せられる。

“欲しい”を集結させ、ついにネイル製品を開発

清田 そして、こちらもファンが多いネイル製品。坂井社長のネイルに対するこだわりが強いそうですね。
坂井 創業時には海外のネイルブランドを輸入していたのですが、ツヤ感や速乾性、被膜について、マニキュアの研究をすごくしていたんです。そうするうちに、品質もカラーも妥協しないものを作りたくなり「トーンドロップ」を開発。塗りやすさ、みずみずしさ、もちのよさなど、どこにも負けないマニキュアができたと自負しています。
清田 カラーも色名も可愛い♡
坂井 カラーが連想できるような色名にし、覚えていただけるように。
清田 ボトルに書かれた色名の書体が全部違うのも新鮮! 別ラインですが、神崎 恵さんプロデュースの“爪ファンデーション”やツヤが輝くトップコートも魅力的ですよね。
坂井 爪ファンデーションは、マニキュアとは違い、色がつかないけれど爪をキレイに見せられるように。トップコートは被膜に光をため込み、爪が輝くように作りました。
清田 このこだわり感が、ディーアップ製品の人気の秘密なんですね。

爪をいかに美しく見せるかにこだわったネイルアイテム

(右)ファンデーション for Nails by トーンドロップ サクラピュア (中)ファンデーション for Nails by トーンドロップ ヌードシロップ (左)ディーアップ クリスタルクリア トップコート

(右)ファンデーション for Nails by トーンドロップ サクラピュア
(中)ファンデーション for Nails by トーンドロップ ヌードシロップ
(左)ディーアップ クリスタルクリア トップコート
(右・中)美容家 神崎 恵さんがプロデュースした“爪用ファンデーション”。絶妙な透け感とツヤ感で爪の縦スジや色ムラを自然にカバー。これ1本で自然な美爪に。各¥1650、(左)透明感のある美しいツヤ、約60秒で乾く速乾性、傷のつきにくさ、もちのよさを実現。¥1430/ディー・アップ

ここに惚れた!

夢を形にする企業姿勢に感動です!
「『Dream up』の略を社名にし、夢を持って思いを形にするその姿勢に感銘を受けました。こだわり続ける大切さ、夢を感じさせるストーリーなど、お話を聞くほどに学びがありました。今後は、男性もデイリー使いできるコスメ開発も視野に入れているそう。こちらもすごく楽しみです。」

MAQUIA 9月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/清田恵美子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

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