肌悩みが複雑化して、今までのスキンケアではケアしきれなくなる40代。そんなときこそ、名品スキンケアの出番。効果も心地よさも折り紙つきのコスメなら、あきらめかけていた肌悩みにも希望の光が!

齋藤薫 大人 スキンケア 名品コスメ

うれしいほどの手ごたえにうっとり♡
オトナのための名品コスメ図鑑

齋藤 薫さん特別寄稿

時代も変わり、コスメも進化した今
オトナ世代が選ぶべき名品コスメの「新定義」

ここ数年で、化粧品は驚くほどよく効くようになった。特にエイジングケアの効き目の進化が目覚ましい。いよいよこれからエイジングケアの本番というオトナ世代にとって、こんなに喜ばしいことは無いはず。ただ正直、劇的に効くものと、依然として効果が曖昧なものが玉石混交、混沌とした市場になっている。まずはそこをしっかり見極めること。単純に最先端を行く新しいものほど優秀とも言えるが、一方で、新しければいいわけではない。またロングセラーの中にも、全体の進化が目覚ましい時代だからこそ、新製品に負けない底力が逆に浮き彫りになってくる名品も存在する。生まれた時から本質を突いている預言者的化粧品ってあるものなのだ。結局のところ、それはどんな企業が作ったものであるのか、問題はそこ。一部の企業の研究力が今や、ずば抜けた実力を見せつけているという時代なのだ。

シワ改善コスメひとつとっても、一見、同じような製品が続々登場しているけれど、一番先にそれを作ったのはどこなのかを見て欲しい。パイオニアは当然のことながら研究開発力に優れているわけで、そういう見方をすると化粧品がより面白くなる。いずれにせよ、当然の成り行きとはいえ、今まさに研究力の差が商品に激しく出てしまう時代。ひとつの目安はそれなりの規模の独自の研究所を持っているか否か。その差が出てきていると考えてもいい。

そして高級コスメは確かに素晴らしいけれど、極端な話プチプラでも負けない威力を持つものも出てきている時代、価格だけでは測れない。そういう意味では、消費者ファーストのとても良い時代になったと考えていいのだ。そんな時代にオトナになる世代は本当にラッキー。やること全てが美肌につながる、有難い時代だからこそ、確信を持って始めて欲しい、攻めのエイジングケアを。

アラサーの頃とは視点を変えて!
齋藤 薫さんがオトナ世代のために選ぶ
新時代の名品コスメ

コスメの進化を見続け、オトナの女性の生きざまと肌への想いを考察しつづけてきた齋藤薫さん。その渾身のセレクション、見逃してはいけない。

教えていただいたのは
齋藤 薫さん

美容ジャーナリスト

齋藤 薫さん

スキンケアの楽しさ、コスメに秘められた魅力、年齢を重ねる醍醐味のすべてを世の女性たちに知らしめた先駆者。齋藤さんの前にも後にも、齋藤さんはいない。

全方位に効くエイジングケアを
お手入れの「軸」とする

40代からはケアの軸を思い切って変える。例えば、トータルなエイジングケアのシリーズをデイリーで使う。手を広げられるだけ広げて、先回りするような老化予防を始めたい。

Point!
土台に効き、全層に効くトータルな
デイリーケアで肌力を高めていく

肌は大きな1つの組織。40代からの本格的な衰えは各層でほぼ一斉に始まるから、逆にすべての層で同時に働くエイジングケアを絶対の軸にすべきなのだ。私は美白派、私はリンクル派、と個別のお手入ればかりしていると、隙間から若さが逃げていく……そう考えて土台で丁寧に、肌力を作るトータルなケアを始めて欲しい。

Over40は、全方位に効くエイジングケアをデイリーに。齋藤 薫さんが厳選する名品コスメ_2

(A)クレ・ド・ポー ボーテ
ラ・クレーム
全方位ケアの象徴的な逸品は、1度体験すべき
全方位エイジングケアの象徴的アイテム。「いつかはラ・クレームを」と、みんなが思うのも鮮やかな即効性と、肌がずんずん底上げされていくような幅広い効果の持続性から。ひとまずこれ1品使っておけば……そういう頼もしすぎる存在。(医薬部外品)30g ¥66000


(B)ディオール
カプチュール トータル ル セラム
肌奥から湧き上がる底力を高めていくならコレ
初代カプチュールは美容液の先駆け。最新作は植物の強烈な生命力をリポソームで届けて、逞しいハリを生み、肌体力を育ててくれる力強いトータルケアぶり。乳液のように濃厚な美容液は、毎日の肌が求めてやまない。30ml ¥15950/パルファン・クリスチャン・ディオール

記事が続きます

Point!
思い切ってラインをそっくり、
全方位エイジングケアに切り替える

全方位エイジングケアは、毎日のお手入れに単品を組み込んでもいいけれど、いっそフルラインを丸ごとトータルケアのラインナップに切り替えてしまうのも手。はっきりと、肌が変わったことを感じるはず。

Over40は、全方位に効くエイジングケアをデイリーに。齋藤 薫さんが厳選する名品コスメ_3

コスメデコルテ
AQ アブソリュート ライン
毎日肌が潤いで溺れるような上級フルコース
2023年、大きな評価を得た新生AQは、幸せホルモン=オキシトシンをそっくり美肌に変え、肌も心も存分に満たされる未来思考のエイジングケア。洗顔後の肌にツヤ出し先行乳液を使うだけで、肌がキラキラしたハリツヤをもち、次なる化粧水も吸い込むよう。AQはクリーム類が多彩。それもまた幸せ!(右から)AQ アブソリュート エマルジョン マイクロラディアンス 全3種 200ml 各¥11000、同 ローション ハイドロインフューズ 全3種 200ml 各¥11000、同 デイクリーム アウェイクニング プロテクト SPF15・PA++ 50g ¥19800

Over40は、全方位に効くエイジングケアをデイリーに。齋藤 薫さんが厳選する名品コスメ_4

再春館製薬所
ドモホルンリンクル 基本4点
土台を高めながら全トラブルをオフする4点
既にデビューから50年という超絶ロングセラーながら、ブランド設立当初から土台ケアを訴えてきた。いつかはドモホルンリンクルと思っていた人も、40代は本当に始め時。基本4点の計算ずくのステップが美肌を手作りし、あれこれとトラブルケアコスメを使わなくなるはずの全方位性は見事。(右から)保湿液 120ml ¥5500、美活肌エキス(医薬部外品) 30ml ¥11000、クリーム20(医薬部外品) 30g ¥14300、保護乳液 100ml ¥5500

記事が続きます

MAQUIA 3月号
撮影/KENT CHAN スタイリスト/坂下シホ 取材・文/小田ユイコ 構成/若菜遊子(MAQUIA)
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

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MAQUIA2024年9月21日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア11月号の大特集は「これからも『私が主役』の美容でいく!」。通常版の表紙は鈴木えみさん、小嶋陽菜さん、与田祐希さんです。

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