今こそ軌道修正を！ 水井真理子さんが教える、40代から上向くスキンケア

「少しずつ進行するエイジングには誰しも逆らえないものですが、自分の肌状態を知ることですべきことがわかり、未来の肌が変わります」と語る水井真理子さん。今取り入れるべきケアや使うべきものは何かを、水井さんが丁寧にお見立て！

自分の肌を理解し、対策を組みましょう
「40代になると、毛穴やシミなどの部分的な悩みに加え、複合的な“形状変化”が現れるようになります。まぶたが重くなったり、シワやほうれい線が長く濃くなったり、フェイスラインがぼやけたり……。特にこの世代は仕事や家庭、子育てに忙しく、自分のことを後回しにしている人が多数。また、たくさんのスキンケア製品に触れてきたからこそ、どれがベストなのか分からず、迷子になる人も多いように見受けられます。何をすればいいのか迷ったら、まずはこれまでの生活習慣やお手入れを振り返り、軌道修正を。最適なケアを取り入れることで、ポジティブで明るい毎日と美肌が待っていますよ」（水井さん）

［ お悩み ］妊娠中に増えた体重を元に戻すも眉間のシワや口角の下がりなど老化現象が目立つようになりました。
「37歳の出産を機に子育て優先の生活がスタート。大好きなスキンケアに時間を割けない日々。眉間のシワやクマが濃くなり、ポツっと現れた吹き出物もなかなか治らない。最近ではメイクが決まらないことも」

狩野さんの肌ヒストリー

〈 17歳 〉
メイクスタート。毛穴パックを乱用し毛穴が広がる。
〈 22歳 〉
仕事に忙殺され、メイクしたまま寝ることも。スキンケア迷子だったため、新製品や売れ筋商品に飛びつく。
〈 27歳 〉
マキアビューティズになり、「今の自分の肌に合うかどうか」に製品選びの視点が変わる。常に肌状態を意識し、鏡を見る回数も増える。
〈 32歳 〉
ほうれい線やクマ、表情ジワが気になるようになり、エイジングケア中心のスキンケアに切り替える。
〈 37歳 〉
子育て優先の生活に突入。
〈 40歳 〉
クマや毛穴、ほうれい線、ハリのなさがさらに目立つように。子どもの就寝後、SNSや雑誌で情報収集が日課。

クレンジングの見直しとハリケアコスメ投入を
狩野　妊娠中に19㎏も増量！ 妊娠前の体重に戻しましたが、顔のたるみやシワが気になるように。
水井　妊娠、出産前後では体同様に顔のハリや質感が変わります。狩野さんの場合、肌の透明感は昔のままですが、以前に比べて肌に元気がないように見えますね。今はどのようなお手入れを？
狩野　透明感は乳液先行ケアのおかげで死守できているのかも。その後にビタミンC系の化粧水と美容液を使っています。
水井　基本のケアはそのままでOK。ハリケア対策として、実はクレンジング選びもかなり重要。カネボウのクレンジング（A）は、ふっくらと洗い上がり、乳液先行ならではの柔らか肌と相性抜群。
狩野　ハリケア対策には洗うケアも大切なんですね！
水井　シワは笑顔の表情筋を使っているからできるもので、お子さんが幸せになるために頑張っている証拠。シワにアプローチするポーラの美容液（B）や顔まわりを引き上げるエリクシールのクリーム（C）のマッサージを取り入れて、肌に前向きな活力を与えましょう。

カネボウ　
メロウ　オフ　ヴェイル 

リンクルショット ジオ 
セラム プロティアン 

トータルV 
ファーミングクリーム

（１）ハリケア対策には洗うケアも大切
「エイジングケアは洗うことから！弾力のあるテクスチャーのものを選び、肌に負担をかけずに本来のハリを引き出しましょう。生え際まで洗い流すことも忘れずに」

（２）美容液やクリームで理想の状態を癖づけ
「シワやハリケアコスメは、ただなじませるだけではもったいない！ シワを伸ばしたり、頬を持ち上げるなど、ひと手間加えるのがポイント。コスメの効果を最大限に活かして」

（３）笑いジワをある程度受け入れることも大切
「ふと鏡に映った素の顔は、目尻のシワや口角の下がりが気になるかもしれません。でも自然な笑いジワは素敵に歳を重ねている証拠。悪いことばかりではありませんよ」

MAQUIA 3月号
撮影／藤澤由加（モデル）　橋口恵佑（物）　ヘア＆メイク／永田紫織〈Nous Inc.〉　スタイリスト／滝沢真奈　取材・文／佐藤 梓　構成／奈良彩花（MAQUIA）
（水井さん）ロングカーディガン ￥13480／リグリーム　イヤリング ￥35200、ネックレス ￥22000（ウノシエル）／フォーティーン ショールーム
（狩野さん）ニット ￥22000／ジャパンブルー（セット）　ピアス（一つ） ￥9900／マサナ
※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。