大人になるほど取り扱いが難しくなってくる “色気”と“可愛げ”には、策略が必要だという神崎 恵さん。今回は、40代に突入した編集Yが、神崎さんにお悩み相談。ともすると痛々しさや安っぽさ、ニセもの感がでやすい“可愛げ”について、神崎さんがアドバイス!

神崎恵

大人になったら、印象操作は賢く!

神崎恵さんに学ぶ
40代からの“色気”と“可愛げ”コントロール術

お話を伺ったのは

「ねえ、可愛いでしょ♡」という承認欲求高めの甘~い“可愛げ”は、大人には不要。「自分の意志で“可愛い”という世界観を楽しんでます!」みたいな方がずっとチャーミングです。昔のフランス映画に出てくるオードリー・ヘプバーンやブリジット・バルドーのような俳優たちを思い浮かべてみて。彼女たちの奔放さやミーハーさ、強さなどのエッセンスが含まれた、凛とした“可愛げ”スタイルは、思わず視線が引き寄せられますよね。Megumi Kanzaki

「可愛い」は、薄っぺらい!?
可愛げにまつわるホンネTALK

編集Y(以下Y): 正直なところ、いかにも「可愛げ」を目指す大人って、ちょっと痛くないですか?ピンクとかフリフリとか……。

神崎さん(以下神):黙っていても生き物として可愛らしい、っていう年齢を過ぎてからは、中途半端な気持ちで「可愛げ」を纏おうとすると、薄っぺらい“可愛い風”になっちゃうの。安っぽいニセモノ感が出ちゃうんです。

Y:そっか。やっぱり大人の可愛げは、諦めた方が無難ですか?

:そんなことない! あのね、大人の可愛げに必要なのは、「可愛いを自分の意志で楽しんでいます」という、凛とした雰囲気。そのために、特にヘアメイクは思い切りが必要。強くてちょっと尖ってる、くらいがちょうどいいの。

Y: 可愛いを、ふわふわとやわらかな感じだと思い込んでました。

:所作や言葉遣いも、凛と、丁寧に。媚びずに自分軸で楽しむことができれば、大人の可愛げは最高です。

MAQUIA 11月号
撮影/柴田フミコ モデル・メイク/神崎 恵 ヘア/工藤由佳〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/石関靖子(モデル) 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)

MAQUIA書影

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