少年のように純粋で、無垢で、どこかメロい。なのに妖しげな色気や毒気まで持ち合わせていて……。「美しい」の一言では語ることのできない、京本大我さんの多面的な魅力を深掘り! 今回はインタビュー後編をお届けします。

京本大我さん 「すごく可愛くて愛おしい」SixTONESメンバーの愛すべき素顔を語る<インタビュー後編>

白で魅せて、黒で堕とす。京本大我(SixTONES)白×黒

京本大我

SixTONES

京本大我さん

TAIGA KYOMOTO 1994年12月3日生まれ。SixTONESのメンバーとして2020年に『Imitation Rain/D.D.』で、CDデビュー。アーティスト活動の他、映画やドラマ、舞台でその表現力が高く評価されている。9月から11月にかけてスタジアムツアー「MILESixTONES」を開催中。

メロきょも

ふと見せる仕草や表情に、どこか無邪気なあどけなさも。大人になった今も彼の中に存在し続ける永遠の「少年」。

ファンとのコミュニケーション

楽曲や写真展の感想をはじめ、皆がそれぞれSNSにアップしてくれる「私はこういうふうに解釈しました」を、いつも興味深く眺めています。


詮索されすぎるのはあんまり得意じゃないけど、いろんな解釈が出てくるということは、それだけ僕の表現と向き合ってくれているということ。熱心に読み解こうとするその関心がもう嬉しいよね。


ただ、「こういう気持ちでした」なんて説明はしないし「その解釈は間違っているよ」と訂正するつもりもない。受け取った人が何を思い感じてくれたのか、人それぞれ違うそれを、大切にしてほしいと思うから。

今いちばんほしいのは「時間」

10代、20代とアイドルにすべてを注いできた僕は、ふと、この世界しか知らない自分が怖くなった。だからこそ「創作を通じて、いろんな世界を見たい、知りたい、広げたい」そんな思いが自分の中にあって。


30代の今、それをするのは「遅い」のかもしれないけど、まだ「手遅れ」ではないと感じているから、本を読んだり、美術館に行ったり、写真を撮りに海外に行ったり……日々、インプットに明け暮れている。


ただ、それを咀嚼する「時間」が足りない。自分は記憶力がめちゃくちゃ悪いので、普段から出合った素敵な言葉や思いついたフレーズなどをメモするようにしているんです。じゃないと「いいな」という感覚だけを残して、日々の一期一会の感動はどんどん流れていってしまうから。


本当は、そのひとつひとつに、自分なりの解釈や感じたことも書き加えたいんだけど、そこまでの時間と体力がないのが悔しい。それができれば、もっと深いところまでいけるのになって。

「意外と泥臭いし、考え方はちょっと斜め。ファンの人は分かってくれてると思うけど」


SixTONESの黒と白

京本大我

【黒】
自分にとって「優しさ」ってすごく難しくて。手を差し伸べたいけど、そんなの求めていないかもしれないし、逆に迷惑をかけてしまうかもしれないし、それがこの場の空気を悪くするかもしれない……って、頭の中で考えすぎた結果、何もしない、みたいな。


はたから見たら自分は「困っている人がいるのに、何もしない人」になってしまって。もっとシンプルに優しくすれば良かったと後悔しがち。本当、生きづらいですよね。


【白】
裏返しになるかもしれないけど自分のことを理解してくれる友達にこの話をすると、「その不器用さがいいところじゃん」と言ってくれる。


ただ、それもちゃんと言葉にしないと伝わらないから……誰もが簡単に理解してくれるわけじゃないから……本当、生きづらいですよね。

髙地優吾

【黒】
言葉遣いがヤンチャ。話しかけたとき、普通に「あぁ?」って言ったりしますからね。だいぶマシになったけど、今でもたまに思いますから。「昼のバラエティ頑張ってるヤツの言葉遣いじゃないぞ、それ」って(笑)。


【白】
人当たりがよく、わざとじゃなく自然と、周りに愛される力を持ち合わせているところ。最近、バラエティで髙地と共演した方々から本当によく「髙地くん、いいよね」って言われるんですよ。

田中 樹

【黒】
好きだからあえて言うけど、樹は“捻くれてる”(笑)。普通に「こっちでいいじゃん」ということも、ああだこうだと自分なりの解釈を披露して「だから、俺はやらねぇ」と言ったりする。


でも、俺もメンバーもそんな彼を理解しているから「面白いなぁ」「樹だなぁ〜」ってむしろ、嬉しくなっちゃう(笑)。


【白】
傷ついているときとか、わかりやすくて可愛い。何気なく言われた言葉に実はしっかり傷ついたりして、そういうときの表情がね、すごく可愛くて愛おしいんですよ。

松村北斗

【黒】
黒いところは……あるのかな?最近は、どんどん“できた人間”になってきちゃって。なんか「前は黒かった」って感じ。


「昔はもっと黒かったじゃん!、闇抱えてたじゃん、もっと“俺”だったじゃん」って、少し寂しく感じることもあるけれど今の彼はたくさんのCMも抱えていますからね、再度の闇落ちはしないほうがいいと思ってます(笑)。


【白】
もともと繊細な人だからこそ、抱えてる苦しみは絶対あるのは分かっているし。彼はまっすぐな優しさもちゃんと持っている人だから。オレが「何もしない人」になっているときにちゃんと手を差し伸べられるのが北斗なんだよね。

ジェシー

【黒】
何がって具体的な内容は出てこないんですけど、6人で話しているときに飛び出す話が、意外と腹黒くて面白いです。


しかも、それがまた、本人にはその自覚がなかったりするから面白くて。ピュアな彼の“天然腹黒”発言をいつもみんなで笑ってます(笑)。


【白】
ジャッジを任されたときはハッキリ決断するのに、普段の彼はピュアでシャイで臆病なところもあって。


いまだに打ち合わせとかでも、先陣切って発言するようなことができなくて、隣の人にだけボソボソと伝えたりするんですよ(笑)。そういうところはいつも「可愛いな」って思うよね。

森本慎太郎

【黒】
実は6人の中でも「これは違うぞ」「こうしたほうがいいぞ」ってちゃんと意見を伝えることができるのは慎太郎なんですよ。


初対面の人の中には驚く人もいるかもしれないけどその真っ直ぐさは僕達のことも、周りや現場の人たちのこともいつも助けてくれるから、感謝しかないよね。


【白】
楽しいこと、面白いことが大好きで、サービス精神も旺盛。だからこそ、バラエティ番組とかで俺が隣で何か囁くと全然面倒くさがらず、そのまま発言してくれたり、動いてくれたりする。


慎太郎の「白さ」はオレの思い通りになるところ(笑)。オレの可愛いロボットです♡


黒きょも

黒を纏うと妖しい色気が立ち上がる。覇王のごとき圧倒的な存在感、その奥に潜む危うい艶めき……DRAMAの予感。

自他ともに認める“ドライ”

ここ最近、いろんな人に同じことを言われていて。もう認めざるを得ないと思っているのが、「京本大我はとにかくドライだ」ということ。


物事の捉え方もそうだし、自分は相手の話をちゃんと聞いて相槌を打ったり返事をしているつもりなのに、「聞いてないでしょ」「本当は思っていないでしょ」なんて言われることがすごく多いんですよ。


僕の表情の使わなさと、言葉の温度の低さと、瞳の訴え方と、何かが足りないのかもしれないし、足したほうがいいのかもしれないけど、不器用すぎてよくわからなくて……。


ほぼ諦めがち、「分かってくれる人が分かってくれれば、それでいいや」になりがち(笑)。

京本大我の死生観

ここ数年、僕は大切な人を何人も亡くしていて。それは祖母だったり、祖父だったり、愛犬であったり。ひとりっこの自分はそれを少し寂しく思いながらも「生きるとは、どういうことなのか」とよく考える。


自分は自分が主人公だと思って生きているけどそれは他の人も同じで。「自分主観の集合体の中にいる自分の存在意義は?」「そもそも、この世界が生まれた理由は?」「自分はなぜ生まれて生きているんだろう?」気づけば、一晩中、考えていることもある。


その答えはいまだに出ていないけど……。人間はいつか必ず死んで消えてしまうからこそ、自分は生きていた証しを残したくて。


卒業する校舎の壁や机にこっそり自分の名前を刻むみたいに、歌ったり、踊ったり、写真を撮ったり、絵を描いたり、しているのかもしれないよね。

結婚できない男

「おまえは結婚できないよ」って、親友やメンバーから本当によく言われる。ワガママだし、我が強いし、人に合わせるのが苦手な性格だからこそ「他人と一緒に過ごすのは無理」とジャッジされているみたいだけど……。


いつか素敵な人に出会って価値観がガラリと変わる自分も面白いだろうし、全然変わらないのかもしれないし……最近はもう、自分の恋愛観や結婚観がよく分からない。もはや「タイプの女性」とかも全く想像がつかない。良くも悪くも「こうじゃなきゃいけない」が皆無。


浮気はだめだけど、二人の間に信頼関係があるのならば「じゃあ、今日から会うのをやめて、2年後に集合!」と言われてもすんなり受け入れることができるような気がするし。


とりあえず、その人の感性をまるっと好きになれたら一種のゴールなのかもしれないと、最近の僕は漠然と思っている。

思わず目がいくのは「表」より「裏」

この世には本当に色々な人がいるからこそ、人間観察をするのは好きだ。いわゆる陰キャとか陽キャとかは関係なくどちらにも魅力を感じるし、気になる人は自然と目で追っちゃう。


例えば、大勢の人が集まる場所で積極的に輪の中に入っていく人も面白いし、俺みたいに早めに離脱してすみっこにいるような人も気になる。


ただ、心が動くのは、そういう人たちの人間臭い部分が垣間見れたとき。輪の中心にいた人がトイレに行くときに、一瞬見せる疲れた顔、壁の花になっている人が誰かに話しかけられたときに見せる少し嬉しそうな顔。


そういう人間っぽさを見つけた時に「ああ、いいな」って思うんです。



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