ソロアーティスト活動5周年を迎える鞘師(さやし)里保さんが、待望のコンセプトEP『OWN』をリリース。現在28歳の鞘師さんが等身大で挑んだ楽曲の数々やEPにかける想い、価値観の変化についても語っていただきました。

鞘師里保 MAQUIA モーニング娘。

鞘師里保

アーティスト

鞘師里保さん

1998年5月28日生まれ、広島県出身。幼少期から「アクターズスクール広島」で歌やダンスの技術を磨き、2010年から「モーニング娘。」に加入。卓越したパフォーマンスで多くのファンを魅了し、2015年に卒業後、NYへダンス留学。2021年にはソロアーティストとして再デビューを飾った。ソロ活動5周年の2026年は9月に最新EP『OWN』を発売、11月にはライブツアー『RIHO SAYASHI 7th Live Tour 2026 -OWN-』を開催。現在、主演ドラマ『付き合ってあげてもいいかな(MBSドラマ特区)に出演中。

挑戦も失敗も。すべては自分の一部として受容していく

 鞘師里保 MAQUIA  新曲インタビュー

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——『OWN』の制作に至ったきっかけや、EPに込めた想いを教えてください。


鞘師さん 2021年からのインディーズ期間を経て、2025年に『Too much!』というEPでメジャーデビューしました。そこから2作続くようなEPを作るという話になったときに、前作のテーマである「打破していく」というよりは、地に足をつけて自分の道を歩くように「自分で人生の舵を切っていきたい」という想いがありました。


人生でいろんなことにチャレンジした結果、失敗さえも受け入れていく。人生の過程や感情をコントロールして所有する=OWNにしていくという意味を込めて、EPのテーマとタイトルを『OWN』に決定。そんな背景もあって、EPのジャケットが「実験」をモチーフにしたビジュアルに仕上がりました。


——自分自身の選択を信じて歩んでいく姿を表現した「I AM」は『OWN』を象徴する楽曲だそうですね。


鞘師さん 前作のEPで27歳をテーマに歌った曲があり、それの28歳バージョンを作ろうと生まれたのが「I AM」なんです。楽曲提供者のVelaさんと私は2歳差の同年代なので、今までの人生で感じてきたこと、自分たちが今の世代になったからこそ感じるようになったこと、いろんな話をしました。Velaさんは自分自身の生き方やルーツを、等身大の言葉で綴られる方だなという印象があり、私はこの楽曲を「自分の現在地をもっとも素に近い形で歌える曲にしたい」と思っていたので、Velaさんとご一緒できたことは本当に嬉しかったです。

——28歳の現在地を一番表現しているポイントが知りたいです。


鞘師さん サビにある「足りないのが私だから」という歌詞です。今までは「素敵な人間じゃないといけない」みたいな気持ちがあって、そうありたいと思う向上心を持ちながらも、どこかで無理をしているところがあったんです。私らしいと言ってもらえるところさえも「いや、もっとしっかりやらないと」という姿勢でした。


でも今は、自分は足りない人間だと言い切ってもいいのかなと思えるように。それ自体、私にとってはチャレンジだから内心ドキドキしていますが(笑)。


周りを見て「自分もこうなら良かったのに」と羨んだとしても、そういう部分も受容することで、私らしさを出していけるのかもしれない。そう思うようになったのが28歳の現在地ですね。

役柄でもあり、自分自身でもある。絶妙なバランスの表現を意識

鞘師里保 MAQUIA  EPインタビュー 付き合ってあげてもいいかな

——主演ドラマ『付き合ってあげてもいいかな』の主題歌にもなっている「幸福失格」はどんな楽曲ですか?


鞘師さん 私がドラマの中で演じている「冴子」という女の子の人間性というか、温度感のようなものがこの楽曲には詰まっています。冴子が歌いそうな感じというよりは、冴子の魂だけが宿っていて、それを私が歌っているイメージです。


お芝居している感覚に近いけれど、役になりきっているわけでもなく、自分自身すぎるわけでもなく。今までだと普段自分が感じているところから楽曲が生まれることがほとんどなので、ドラマという新しいきっかけがあること自体が違うし、だからこそこの曲が歌えるんだろうなと思いますね。


——語り部のようなイメージでしょうか。


鞘師さん そうですね。ストーリーテラーであり、主人公であり。そのあたりを意識しているからか、他の楽曲よりも声色を作って歌うところが多かったですね。


鞘師里保だけでなく、冴子でもあるこの曲だからこそ、いつもより可愛さのある声を出してもいいのかもと思えたパートもあります。他の楽曲では引き出せないような表現にも挑戦できる曲なので、そこに思う存分甘えて歌わせていただきました。

「大丈夫だよ」って自分に言ってあげられるようになりたい

鞘師里保 MAQUIA インタビュー OWN

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——では最後に『OWN』のテーマにかけて、試行錯誤や挑戦していることを教えてください。


鞘師さん 「I AM」で「足りないのが自分だから」と言っておきながら、まだそんな自分を受け入れられるようになるまで試行錯誤中というか……。私はタスクに追われると頭がパンクしやすくなるタイプで、一個やり始めたら一点集中しがちなんですね。そのなかで何かミスが発覚すると「なんてダメ人間なんだ」ってなっちゃう(笑)。そうやって罪悪感にさいなまれたときに「でも、これはできていたから大丈夫だよ」って自分に言ってあげられるようになろうと意識しています。


あとは誰かの力を借りたときに、申し訳ないと思わないで素直に感謝できるようになりたいですね。「もっとやらなくちゃ」という姿勢のときほど、誰かからの何気ない言葉や支えに栄養をもらえている。そのことがわかってきたので、恐縮せずに「ありがとう!」って素直に受け止めたいです。自分のキャパシティを広げていけるように、ある種の挑戦ですね。

コンセプトEP『OWN』発売中

鞘師里保コンセプトEP『OWN』

EP『OWN』は、“Own your mistakes(失敗も自分のものにする)”をテーマに、迷い、衝動、葛藤、不完全さを抱えながらも、“自分自身を選び直していく過程”を描いた作品。実験室をコンセプトモチーフに、感情や人生を観察し、壊しては組み立て直していくような感覚を、サウンド・ビジュアル・歌詞世界を通して表現している。実験的かつ身体性を感じさせるサウンドアプローチに加え、ライブで生まれる化学反応も作品の一部として捉えながら、鞘師里保が“今の自分”と向き合い、新たなフェーズへ踏み出す意欲作。


【商品形態】


<初回生産限定盤/ミニアルバム+Blu-ray (スマプラ対応)>
価格:¥13,636(税抜)/¥15,000(税込)
品番:AVCD-63887/B
※デジパック仕様
※封入特典:フォトブック、ステッカー


<通常盤/ミニアルバム(スマプラ対応)>
価格:¥2,500(税抜)/¥2,750(税込)
品番:AVCD-63888


【収録内容】


[CD] (全品番共通)
全6曲収録


[Blu-ray] (AVCD-63887/B)
・RIHO SAYASHI 5th Live Tour 2025 Too much! TOKYO
・RIHO SAYASHI 6th Live Tour 2026 Too much! Session ツアードキュメンタリー
・OWN制作ドキュメンタリ


【購入先】


https://avex.lnk.to/sayashiriho_OWN

撮影/浜村菜月(LOVABLE) 取材・文/井上ハナエ 企画/横山由佳(MAQUIA)

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