声を磨くだけでなく、顔立ちや肌、心、体までがととのい、全身キレイになる!と評判のボイストレーニング。果たして本当に、声が変わると“私”が変わるのか!? マキアの新人エディター、内田が突撃取材しました。

声が変わると私が変わる! キレイを育てる「ボイトレ美容」

音楽プロデューサー、作詞・作曲・編曲家、ボイストレーナー、東京・代官山の音楽スクール ウイングスミュージック代表。近著に『心と体、みるみるととのう! アンチエイジング・ボイトレ』(小学館)。

声を鍛えるとすべてが変わります!
ボイトレは人の可能性を広げる美容術
ボイトレというと、歌がうまくなるためのトレーニングのイメージ。どうして美容に効果的なの?
「体を8階建のビルにたとえると、声が出るのは7階あたり。下のほうの階、すなわち足、姿勢、呼吸をととのえないといい声は出せません。
私のボイトレでは、まず下半身をととのえることからスタート。上半身の緊張がほぐれ、内臓が動き、姿勢がととのいます。すると呼吸が深くなり、声が出やすくなるんです。
また、ボイトレではいい声を出すために表情筋をよく動かすので、ほうれい線が薄くなり、口角も上がって、頬がリフトアップ。人中も短くなるので小顔になっていきます。
声が無理なく出るようになると、人からも話をよく聞いてもらえるようになり、顔立ちや姿勢の変化から『キレイになったね』という評価ももらえるので自己肯定感がアップ。心がポジティブに変化します。
体をつくる数十兆個の細胞は個々に『アンテナ』を持っていて、あなたが発する声に耳をかたむけています。声をポジティブに変えるボイトレは、人としての可能性を広げる美容術なのです」(ミニー先生、以下同)
落ち着いた社会人になりたい! 新人エディター内田が実践
録音した自分の声を聴くのが大嫌い。「キーキー」とまくしたてるようにしゃべってしまう。カラオケでは裏声のせいで、アイドル曲でも合唱のよう。大きな声は出ず、張るとガラガラに。
\「キーキー」と聞こえる話し方が悩み/

エディター内田のお悩み
☑︎声が高く、落ち着きがなく見られる
☑︎地声の音域が狭く、カラオケは常に裏声
☑︎猫背&反り腰を卒業したい
まずは体の「1階」をととのえる:足裏ほぐしの間
足の骨の動きが悪いと声が響かない体に
ボイトレなのに、まさかの足裏から?
「体の土台である『1階』をととのえることなしに、『上層階』である声は磨けません。足は、両足で54個もの細かい骨でできていて、精密機械のようにしなやかに連動することで全身を支えています。
ところが足の骨が拘束される靴を履き続けることで、54個の骨が自由に動かなくなってしまう。これこそが姿勢の悪さの根本原因。
足裏をほぐして全身を支えられるようになると、ビルの『中上階』である上半身の力みがなくなり、首、肩、表情もリラックス。『上層階』で行われる発声もスムーズになります」
骨をひとつひとつ解放「足指マッサージ」

親指のつけ根をしっかり握り、甲内部(中足骨)までアプローチするように回す。イタ気持ちいい程度に。10回転し、反回転も10回。ほかの指も同様に。

足の指のあいだに手の指を股のほうまで差し込み、足首を回す。足首の可動域を広げるようになるべく大きくゆっくり。10回転したら反回転も10回行う。
↓
\こんなに変化が!/

外反母趾気味に固まっていた足指が、たった1回のマッサージでまっすぐ&バラバラに。足がポカポカし透明感もアップ! 足裏全体でしっかり立てるように。
体の「中上階」を連携させる:関節ゆるめの間
しなりのいい体で全身を「発声楽器」に
足の骨がほぐれたら、次に全身の関節もゆるめていく。
「いい声は喉だけでは出ず、足裏から膝、股関節、背骨、横隔膜、内臓、声帯までの関節と筋肉の連動で出るもの。内田さんは日ごろのデスクワーク、責任感の強さなども影響して力みがち。
全身の関節をほぐして骨盤の動き、背骨のしなり、横隔膜の上下運動がスムーズになると、呼吸も楽になり、声を出しやすく、声量もアップしますよ」
\体の硬さが声にも影響してたなんて/

全身のウォーミングアップ「関節ほぐし」

1 片方の足の指を握り「グー」の状態で床に押しつけ、足首を10回転、反回転も10回。反対の足も行う。次に「パー」の状態で同様に。

2 立った状態で軽く膝を曲げて手を添えて、力を入れずに小さく回転。左右に10回ずつ。膝が勝手に回るようになるとほぐれた合図。

3 足裏全体をペタッと床につけ、肩幅に開いて立つ。腰に手を当てて恥骨を前に突き出し、次にお尻を後ろに引く。さらに腰を左右に突き出し、最後に腰をぐるりと回す。すべて3回ずつ。

4 腕をまっすぐ頭上にのばし、両手を合わせる。上半身が前に倒れないようゆっくり左右に倒す。3回繰り返したら、次に天井に円を描くように5回転し、反回転も5回。

5 頭で「∞」を描き、首をほぐす。肩の力を抜き、左右前後に頭を動かして「∞」を10回描く。反対方向も10回。鼻で描くイメージで行うとうまくいく。
口の形が声とビジュの決め手:美発声の間
口は横に引かず常に「縦に開ける」
口を横に引くとのどの筋肉だけで声を出すことになり、浅く、響かない声になるとミニー先生。
「表情筋を使わないので頬がたるんでほうれい線が深くなり、唇が薄くなって人中が長く見えます。唇を少し前に突き出し縦に開けるとのどが解放され、自然とおなかから声が出るように。
顔中の表情筋が大活躍するので、話すときも、歌うときも、この口の形が定着すれば、顔が老けにくくなるんです」
ハーフキス唇がカギ!:発声練習

唇を前に少し突き出すハーフキスの形で「う」と発声。次に、唇を突き出したまま唇を縦に開け「お」と発声。これを「うおうおうお」と連続して発声する。下唇の両端にある口角下制筋という筋肉を意識するとやりやすい。

次に「え」と「お」を繰り返し「えおえおえお」と連続して発声。「え」のときも唇を前に少し突き出すハーフキス状態で。鏡を見ながら行い、「え」のとき唇を横に引いてしまっていないかチェック!
\スゴイ! 大きな声が勝手に出る!/

\猫背と反り腰が改善した!/

MAQUIA 2026年11月号
撮影/土佐麻理子 イラスト/黒猫まな子 取材・文/小田ユイコ 企画・構成/横山由佳、内田美優(MAQUIA)
MAQUIA 2026年10月22日発売号
集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア12月号の大特集は「乾かない&たるまない肌になる!」。通常版の表紙は与田祐希さんです。
































































































マキアエディター
内田美優
公式サイト
エディター内田MEMO
魔法みたい! 声って頑張らなくても出るんだ
リラックスして話せるようになったせいか、相手が私の話をちゃんと聞いてくれるように。地声で歌えるようになり、歌うことも楽しくなりました!