「私はアンジュルムが大好きで、大好きで、大好き!」。愛情いっぱいの言葉を添えて、上國料萌衣さんが約9年半所属したアンジュルムを卒業。6月18日(水)に神奈川県・横浜アリーナで開催された卒業公演『アンジュルム 10th Anniversary tour 2025春 「桜梅桃李」 上國料萌衣 FINAL ~お先はまっキラ!~』は12000人が駆けつけるほか、大勢のファンがCSテレ朝チャンネルで行われた生中継、日本全国と台湾の映画館で実施されたライブビューイングから見届けました。マキアでは3代目リーダーの上國料さん率いるアンジュルムの勇姿と、独自取材でキャッチした全メンバーのヘアメイクのポイントについてもお届けします!


※楽曲名、演出、MC、ファンサービス、ステージ構成、衣装などに一部触れます。ネタバレが気になる方はご注意ください

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

アンジュルム10周年を記念したコンサートツアーの集大成

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

本卒業公演は、4月から始まったアンジュルムの10周年を記念したコンサートツアー『10th Anniversary tour 2025春「桜梅桃李」』の終着点。ツアーが始まる前に3代目リーダーとしてグループを牽引してきた上國料萌衣(かみこくりょう・もえ)さんの卒業が発表され、ファイナルに向けてグループの集大成を見せるツアーでもありました。直近では元メンバーの竹内朱莉さんや佐々木莉佳子さんの卒業コンサートでも立った横浜アリーナで、今回はグループにとって節目であり自身の卒業という記念すべきタイミングでグランドフィナーレを迎えることに。当日は立ち見席が完売するほどの満員で、コンサート開始直前には大きな手拍子と上國料さんのニックネーム「かみこ」コールが響き渡ります。



オープニングを飾ったのは上國料さんのデビュー曲『次々続々』! メインステージに登場したアンジュルムがスポットライトで照らされると、それまで上國料さんのメンバーカラーであるアクアブルーで染まっていた客席が9色のメンバーカラーで彩られ、音楽に合わせて力強く揺れ動きます。二番に差し掛かる直前、為永幸音(ためなが・しおん)さんによる豪快なソロダンスで恒例の「たーめー!」コールが上がると、カメラに向かって特大の笑顔を向けていました♡ 4曲目の『ハデにやっちゃいな!』で打ち上がった火花特効に観客が大いに沸いていると、頭上にミラーボールが出現してアンジュルムらしいギラギラのパフォーマンスを披露。最後のサビでは松本わかなさん上國料さんが美しいフェイクを轟かせ、タイトルどおりド派手に盛り上げます。



続いて披露されたスマイレージ時代の楽曲『ミステリーナイト!』で多くの歓声を集めたのは、次期リーダーの就任が決定している伊勢鈴蘭(いせ・れいら)さん。クラシックバレエで培ったしなやかなダンスと持ち前のウエットな歌声が楽曲の世界観にピタッとハマり、グループのわちゃわちゃ感だけではない色っぽくオトナなギャップを見事に表現。その後のMCではメンバーが「ようこそ、横浜アリーナへ!」と会場に呼びかけ、生中継とライブビューイングで視聴するファンにも「最後まで楽しんでいきましょう!」と手を振ります。

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

MC明けは川名凛(かわな・りん)さんの曲振りをきっかけに、最新シングルより『アンドロイドは夢を見るか?』を披露。ツアー初日からパフォーマンスするたびに着々と精度を高めてきた同曲。それに応えるようにファンのコールも進化していき、卒業公演でついに完成形を迎えて一体感を高めていました♡ 7曲目の『RED LINE』では会場全体が赤い照明に包まれる中でパワフルな歌声とダンスを届け、情熱的なラテン調の『涙は蝶に変わる』では花道で横一列に並びシンメトリーなフォーメーションで魅了します。間奏でセンターステージに到着すると、平山遊季(ひらやま・ゆき)さんの麗しいソロダンスに合わせて「オ・レ!」の掛け声が飛び交い、ボルテージはますますアップするばかり。


ここで一度メンバー全員がステージからはけると、高いヒール靴からスニーカーに履き替えて再登場。重低音の効いた音楽にのせて激しいダンスを繰り出し、磨き上げてきたスキルを惜しみなく発揮。このダンストラックでひときわ異彩を放っていたのは橋迫鈴(はしさこ・りん)さん。足元を見ると一人だけ高いヒール靴のまま! それでいて重心を低く保つポーズも難なくやり遂げ、ブレないリズム感と体幹で大胆かつ精密なダンスステップを刻む。どんな見せ場も涼しげな表情でさらりとこなす姿に、グループのパフォーマンスの土台を支えているような頼もしさを感じました。

ステージに立つのは9人全員で。最後まで楽しく笑顔で駆け抜ける!

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

ダンスパート後に流れたVTRでは、高尾山に登って結束を強めるアンジュルムの姿が映し出されます。するとVTR内のメンバーから客席に向けて「みんな、まだ体力残ってる?」との呼びかけが始まり、集中して見入っていた観客からどよめきが。「ペンライトでハートの形を作るよ。せーの!」の声を受けて一斉にハートを描いたり、コール&レスポンスをおこなうなど、ステージにいない最中でも次元を超えてファンを楽しませる光景が印象的でした。山頂に到着したところで大きな拍手と歓声が上がると、VTRの最後に後藤花(ごとう・はな)さんが「このあともライブ楽しんでねー!」と手を振ったところでステージが暗転。


『大器晩成』のイントロが流れると、赤チェックの衣装に身を包んだメンバーが登場。「いくよ!」と中盤パートのスタートを盛り上げます。スマイレージからアンジュルムに改名すると同時に発売され、グループの象徴と位置づけられることも多いこの楽曲。ファンとの掛け合いや「大器晩成〜♪」の大合唱パートが人気で、野外フェスに出演した際はファン以外のオーディエンスをもひとつにする定番曲でもあります。そのため曲中は客席の熱量に負けないくらいメンバーのテンションも高く、この日は橋迫さん後藤さん下井谷幸穂(しもいたに・ゆきほ)さんが激しく頭を振り回し、声援を煽る松本さんもいつも以上に力が入っている様子。ラストのサビ前では上國料さんが「横アリー!」と声を張り上げ、客席もそれに応えます。

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

会場の勢いはどんどん増し、『SHAKA SHAKA TO LOVE』では会場の外周を歩きながら客席へサイン入り紙ヒコーキ&サインボールの投げ込みファンサービスが。メンバーそれぞれ観客がキャッチしやすいようゆるやかに投げ込む一方、勢い余ってストレートの豪速球を放った為永さんは「しまった!」と申し訳なさそうな慌て顔に♡ 曲終わりには上國料さんが「みんな、大好きだよー!」と感謝のBIG LOVEを届けます。


もちろん、盛り上げるだけにとどまらないのがアンジュルムの持ち味。ハートの紙吹雪が舞う演出を取り入れた『初恋、花冷え』、儚い恋心をつづった『忘れてあげる』では楽曲の世界観を情緒たっぷりに表現し、アッパーチューンから空気をガラッと変えてファンの心を惹き寄せる光景はハッと息を呑むほど。


またこれまでのアンジュルムはコンサート中にメンバー数名ずつによるユニット曲コーナーを設けることがほとんどでしたが、本公演ではどの楽曲もメンバー9人で披露していたのが印象的。アンジュルムのことが大好きな上國料さんの、卒業するからと言って自分が主役になるのではなく「最後まで全員で楽しく過ごしたい」「今のアンジュルムを見てほしい」という想いが反映された演出かもしれないと想像させられました。

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

MCに入るとさっそく声出しタイムに。先陣を切った橋迫さんが「じゃあまずはセンター席のみなさん、私の大好きなジャンケンで声を聞かせてください!」と突然ジャンケン勝負を仕掛けます。メンバーからは「え、ジャンケンすんの(笑)?」とツッコミの声が上がるも、流れるように橋迫さんvs12000人のジャンケンがスタート。各所から「勝ったー!」「負けたー!」「あいこー!」と勝敗の結果が伝えられると本人は満足そうに飛び跳ねていました♡ 次に声出しを煽る担当の平山さんは予想外のジャンケンに気を取られていたのか、「では続いて! 続いては……どうしちゃいましょうかねぇ(笑)」と戸惑いの様子。迷った末にツアータイトルの“まっキラ”を分割し、アリーナ席に向かって「まっ!」「キラ!」のコール&レスポンスをリクエスト。後藤さんは会場、生中継、ライブビューイングのファンに向けて「盛り上がってますかー!?」と呼びかけ、上國料さんは「アンジュ、アンジュ、アンジュが大好きだ!」の掛け声を三三七拍子にのせて。最後は川名さんからメンバー全員の名前を順番にコールしてほしいとおねだりがあり、観客は特大ボイスで名前を叫んでいました。


声出しタイムを終えると、松本さんの「みなさんの喉が温まったところで、後半戦は怒涛のセットリストでいきますから最後までついてきてくださいね!」の言葉をきっかけに『人生、すなわちパンタ・レイ』がスタート! 冒頭のセリフを上國料さんがドヤ顔で言い終えるや、メンバーは外周へ飛び出し歌いながら会場を駆け巡ります。コンサートの終盤にも関わらず底なしの体力を見せるアンジュルムは、『美々たる一撃』『アイノケダモノ』『ドンデガエシ』とキラーチューンを立て続けに披露。本編ラストを飾ったのは、未来へ一歩踏み出す人へエールを送る歌詞がポイントの『友よ』。客席に手を振り、メンバー同士で顔を見合わせ、ハイタッチを交わして「ありがとう、出会ってくれたこと」と歌い上げます。最後に放たれた華やかな金テープが上國料さんの門出を祝うかのようでした。

今の心境を歌声にのせて、「帰りたくないな」

アンジュルム上國料萌衣

VTRでメンバー1人1人から上國料さんへのお祝いのメッセージが送られると、一面アクアブルーに輝く会場から「かみこ」コールが。大粒のビジューをあしらったモノトーンドレス姿の上國料さんがステージに現れ、率直な想いや感謝の気持ちを綴った手紙を。まず自身が加入してからの約9年半、アンジュルムにはいろんな時代があり、数えきれないほどの思い出があると振り返ります。時折言葉を詰まらせながら、「アンジュルム、大好きでした。どの時代もずっとずっと大好きでした。大好きと心から言えないような苦しい時期もちょっとだけあったけど、今の私は、その時代も含めて、アンジュルムが大好きだ!と心の底から言いたいです。大好きで、大好きで、大好き!」と深い愛情を伝えてくれました。


アンジュルムメンバーと感情を120%ぶつけた日々、汗を流して叫びながらやったリハーサル、何気ない日常など、大切な思い出のすべてがアンジュルムだったと語る上國料さん。そして「最高のアンジュルムを満員の横浜アリーナでみなさんに届けられていること。アンジュルムをどうにか繋げていかなきゃ、と必死だった頃の自分に教えてあげたいです」と涙ながらに話し、3代目リーダーとしてのプレッシャーを感じていた心境を吐露。同時に「今のアンジュルムは胸を張って最高だと言えます。私が卒業してもお先はまっキラだ!と本気で思います!」と達成感を口にし、「これまで支えてくださって、本当に本当にありがとうございました。みなさんの未来もまっキラでありますように!」とファンの明るい未来を願って手紙を締めくくります。

アンジュルム上國料萌衣

最後に一人歌う卒業ソングに選んだのは、つんく♂氏が作詞作曲を手がけた『帰りたくないな』。メンバーとプライベートで遊びに行った帰りによく歌っており、アンジュルムが大好きという気持ちが込められた楽曲なのだと紹介。「帰りなくないな ちょっぴりセンチだな ねえ もう少しイイでしょ 手を繋ごう」の歌詞が、あと数時間でアンジュルムから巣立ってしまう上國料さんの切ない感情とリンクしているかのようでした。最後のサビに差し掛かると穏やかな歌声を震わせ、涙がほろり。客席から「かみこー!」と声援が送られると、すぐさま目線を上げてニコッと笑顔に。


歌い終えてセンターステージに残る上國料さんに向けて、メインステージに登場した8人が『交差点』を歌唱。卒業するメンバーへの祝辞として披露される定番ソングの歌詞を、一節ずつ噛み締めるように歌います。気丈な笑顔で歌うメンバーもいる中、真っ先に泣いて歌えなくなったのは長年苦楽を共にしてきた伊勢さん。前日のブログで“泣きま宣言”をしていた泣き虫キャラの後藤さんも自身のパートではどうにか持ち堪えていましたが、最後のサビで涙腺崩壊している姿がモニターにばっちり映されていました。

明るい未来と絆を約束。客席が「お先はまっキラ」を掲げるサプライズ!

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

アンコール1曲目後のMCでは、上國料さんが「私、今日ビジュ良かったの。だから泣かないって決めてたのに、泣いたらメイク崩れちゃうじゃなーい! でも泣いちゃったよねぇ(笑)」とお茶目に報告♡ 国宝級のビジュアルをキープしたまま「私たちから愛を込めてお届けします」と告げて披露したのは、最新かつ上國料さんの卒業シングル『光のうた』。最後はファンも一緒に大合唱し、逆さのピースサインを胸に掲げる“A”のアンジュルムポーズでフィニッシュ。


ラストナンバーの『愛すべきべき Human Life』の冒頭では、観客が一斉に「お先はまっキラ!」と書かれた紙を掲げる演出にメンバーが号泣! これは上國料さんからメンバーに向けたサプライズだったそうですが、発案した当の本人はどうやら忘れていた様子。紙を出す指示が出ている背後のモニターを見て「あ、そうだった。せーの、お先はまっキラー!(笑)」と慌ててきっかけを出し、うっかり屋さんなチャーミングさで最後まで楽しませてくれました♡ アンコールラストに披露された2曲はシンガーソングライターの堂島孝平氏が作詞作曲を手がけ、いずれもネガティブをポジティブに変えてくれる愛と希望を綴った、アンジュルムにぴったりの楽曲。とくに『愛すべきべき Human Life』に登場する「お先は真っ暗→お先はまっキラ」と言い換えた歌詞は、本公演のタイトルであり最大のテーマでもありました。


かつて「モーニング娘。'14 <黄金(ゴールデン)>オーディション」に落選し、一時期はハロー!プロジェクトの楽曲すべてが聴けなくなるほどショックを受けたという上國料さん。しかしその後、立ち直るきっかけをくれたのはアンジュルムの『大器晩成』。家族に内緒で「2015アンジュルム新メンバーオーディション」を受けて唯一の合格者となり、アンジュルムに改名したばかりという過渡期に加入した過去があります。澄み渡るクリスタルボイスに華やかなルックス、太陽のように明るい性格で多くの人に愛され、タレント・モデルとしての活動を通してグループに貢献。原石だった少女が唯一無二のダイヤモンドのような存在感を放ち、グループに光をもたらした輝かしい9年半。アンジュルムとファンの“まっキラ”な未来を確信した彼女は、「大好き!」の言葉にのせてステージを後にしました。

マキア独自取材♡卒業公演の衣装&ヘアメイクのポイント解説

アンジュルム 上國料萌衣卒業コンサート

およそ2時間半に渡って開催された感動的な卒業公演の様子は、6月28日(土) にCSテレ朝チャンネルでアンコール放送が決定! 最後にマキア目線で観察した衣装の見どころと、独自取材による全メンバーのヘアメイクのポイントについてレポートします。



▼衣装の見どころ


①私服風の黒シューズ衣装
アンジュルムの恒例でもある、メンバーそれぞれの個性を引き出す私服風の衣装。チュールにサテン、スパンコール、厚手のツイードなどさまざまな素材を組み合わせた9人9色の形で、橋迫さん、平山さん、下井谷さんはロングボトム。切り返しデザインや重ね着などハイセンスな着こなしが要求される衣装は全員見事にお似合い!



②赤チェック衣装
赤いチェック柄の生地に黒のレザー生地を組み合わせたミニ丈の衣装。ふわりと揺れるスカートやところどころに施されたベルト装飾から、アンジュルムが持つ「かわいさ」と「強さ」の魅力が感じられます。肩から上腕二頭筋、僧帽筋にかけての研ぎ澄まされた肉体美で客席を驚かせていたのは、一人だけトップスがホルターネック型だった川名さん。



③オールホワイト×ビジューの衣装
やわらかいオフホワイトの生地にシルバーのビジューを散りばめ、スカートの丈を統一したアンコール衣装。アンコールで披露した楽曲群の世界観にぴったりの神々しいデザインで、橋迫さん、松本さん、平山さん、後藤さんはショート丈のジャケットを羽織っていました。



④上國料さんの卒業ドレス
歴代の卒業公演では自身のメンバーカラードレスを着用する人が多い中、上國料さんが選んだのは大ぶりのビジューを大胆にあしらったモノトーンのドレス。デザイン製作を手がけたのは、近年アンジュルムの衣装を多数手がけているtanakadaisuke氏。デコルテから肩にかけては布地に代わってビジューのみで構成され、まるでジュエリーそのものをまとっているかのよう! 何層も重ねられたフリルの裾部分には黒のレースリボンがあしらわれ、光のプリンセスさながらでした。





▼メンバー解説♡卒業公演ヘアメイクのポイント


上國料さん:①②までは低めのツインおだんごの毛先を垂らしたクラゲヘアに黒のリボンを飾り、④では髪型をハーフアップに。卒業ドレスのフリル素材とビジューを組み合わせたヘアアクセサリーを飾っていました。メイクのポイントは、自身が広告モデルを務めた『オペラ』のリップティント。ここぞのときは赤リップをつける上國料さんが“卒コンリップ”に選んだのは、ラメ入りのジューシーなツヤ感が盛れるという「グロウリップティント 402 シアーガーネット」♡ 2024年ホリデー限定色につき現在は販売終了しており、再販が待ち望まれます……。



伊勢さん:ほんのり赤いヘアカラーで気合十分! ①②までは耳掛けのストレートヘアで、③からは顔まわりにねじり毛束のアレンジ&白いリボンをアクセントに。メイクのポイントは、まつげの太い束感。根元からぱっちり上げ、マスカラを塗った後にブラシやピンセットで太めの束を作るのに最近ハマっているそうです。



橋迫さん:後ろの高い位置でカチモリヘア。③では結び目に白いくしゅくしゅリボンをつけ、先っぽを耳元に垂らしていました。メイクのポイントは、チークの重ねづけ。クリームチーク→パウダーチークの順に重ねて立体感を出しているのだそう。カラーは透明感を出せる白みあるピンク。



川名さん:明るめのブラウンヘアを波巻きにしたウェーブボブ。メイクのポイントは、目の横幅を拡張して見せるアイライン。上のアイラインを目尻から長めにはみ出して描き、下のアイラインもやや真横に延長して地雷ライン風に。目の縦幅を意識した束感まつげにもこだわりが!



為永さん:メンバーカラーのピンクヘアを高い位置でポニーテールに。衣装が変わるごとにヘアアクセサリーをチェンジし、①は白いビッグリボン、②は細い赤リボン、③はビジューつきのカチューシャでした。メイクのポイントは、下まぶたにのせたピンクのアイシャドウ。川名さんのアドバイスを受けてやってみたところめちゃくちゃ盛れたとのこと♡



松本さん:髪全体をすっきりまとめた編み込みヘアアレンジ。編み込み部分には大小さまざまなパールピンを差し、エレガントな装いに。メイクのポイントは、鼻筋にのせたクリームハイライト。品のあるツヤで光を集めると良いことに最近気づいたのだそう。使ったアイテムは『エレガンス』の「スリーク フェイス N PK107」。



平山さん:ショートヘアの前髪をセンターパートに。根元をやや立ち上げ、ヘアオイルで軽く束感を作っているように見えました。メイクのポイントは、蝶々風の目頭メイク。アクアブルーのラメと青いラインストーンを上下の目頭に“><”の形になるようにのせ、蝶々が止まっているように見せるのがこだわり。蝶々はツアータイトル「桜梅桃李」に合わせたモチーフでもあるそうです。



下井谷さん:髪全体をセンターで分け、耳の高さでツインおだんご+三つ編みの毛束を2本作った韓国風ヘアアレンジ。②③で結び目にアクアブルーの細いリボンをつけていました。メイクのポイントは、目尻側にのせたラインストーン。上國料さんと自身のメンバーカラーに合わせ、アクアブルーとホットピンクをセレクト。全体的なメイクのトーンはピンクで統一。



後藤さん:前髪をストレートに下ろし、後ろの髪は高い位置でサイドポニーに。①では白いシュシュ、②③では白いビッグリボンのヘアアクセサリーを飾っていました。メイクのポイントは、アイラインの上に描いたアクアブルーのカラーライン。上國料さんのメンバーカラーを取り入れたかったのだそう。また青みカラーと合うように、広めに入れたチークも青みピンクをチョイス!

アンジュルム(ANGERME)

アンジュルム(ANGERME)

ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ。2009年4月結成の「スマイレージ」から、2014年10月に3期メンバーの加入と同時に「アンジュルム(ANGERME)」へグループ名を変更。加入と卒業を繰り返し、一体感と多幸感あふれるパフォーマンスで進化を続けている。現在、通算36枚目の両A面シングル『アンドロイドは夢を見るか?/光のうた』が発売中。7/19(土) からハロー!プロジェクトのグループ総出演の「ハロ!コン 2025」がスタートするほか、8月9日(土) には茨城県・国営ひたち海浜公園で開催される野外フェス「LuckyFes 2025」への出演が決定している。

取材・文/井上ハナエ 構成/横山由佳(MAQUIA)


 

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