気づいたら5月も半ば。連日夏日です!なんて聞いて、本当の夏には何を着たらいいのだろうと思いつつ、まだ長袖で粘っているワタクシです。
今回は試みとして、ブログをシンプルなコスメレビューとめんどくさい漫談の二段構え構成にしてみました。
シンプルに商品のことを知りたい・急いでいるという方は前半のレポのみどうぞ。
後半の漫談は、モノにまつわる「記憶」みたいなのをちょっとずつ残したいなという気持ちで書いています。モノの機能の部分は大切だけれども、良いモノが溢れかえっている今日、それだけじゃ味気ないよな〜と思う今日この頃です。
それでは、目次のお好みのところから読んで見てもらえると嬉しいです。
クイックレビュー
ひとことでいうと

1,650円で買える好感度。ツヤに透け感に好感度カラーばかりのカラバリ。
塗りたても塗り直しもきれいなのが魅力。
今月頭にカラバリも増えて、「みんなの婚活リップ」になったと勝手に思っている。
質感・使い心地
とにかく塗りたての上品なツヤがプチプラとは思えない。
ツヤ好きの骨格ストレートさん必見です。
リップモンスターの名に恥じず、飲食後もステインがきれいに残る。ノールックでさっと塗り直しても厚塗り感が出ない。
ティントのように唇の内側だけ蛍光色で残る感じがなく、血色としてじんわり残ってくれるのが偉い。
ただ、通常のリップモンスターに比べるとカラーが全て馴染み系なのでその分の目立たなさはあるかも。
パーソナルカラー分析
CP01 クリスタルの予言
ちょっぴりスモーキーさを感じるニュートラルレッド。特にステインはダークめな魅力。強めの印象がいけるサマーさん、彩度低めなオータム・ウィンターさん向け。
CP02 ピンクファントム
一時期うさぎ舌、と表現されていた感じのピュアピンク。明るく爽やかなサマーさんに。ニュートラルな色相がいけるスプリングさんにも。
CP03 幻想ラグーン
あたたかみのある好感度ベージュ。スプリングの方に特におすすめしたい。Warm-Autumnの方も明るめのカラーが得意な方はいけそう。
CP04 夢幻ドロップ
ポップなキャンディーレッド。ちょっぴりピンクも感じるかも。
ビビッドカラーながら透け感が可愛いので、スプリングさん、彩度高目がいける一部のサマーさんに試してほしい。
CP05 幽光ローズ
くすみの入ったおしゃれローズ。彩度は低めなのでカッコよく仕上げたい方に。濁色が得意なオータムさん、サマーさんに。
Warm Springの私はCP02が一押し。
明るく柔らかいのに甘くなりすぎない絶妙なラインで、黄み肌に自然に馴染む。Warm Autumnの方にも合いそう。ブルベの方はCP01かCP02の方がしっくりくるかも。
漫談:婚活リップ、ふたたび。
このリップを初めて塗った時。
ぷるっとしつつもきゅっと締まったうららかなピンク色に感動した。
甘すぎず、お利口すぎず。
本来ピンクは色自体が持つ「かわいい」から「お上品」までのイメージのグラデーションのどこに自分をはめ込んだらいいかわからず、苦手な色。
でもこのKATEの幻想ラグーンはいつどんな服でも場面でも、ピッタリフィットすると思えるのだ。

1,650円で買える好感度forイエベ春。婚活リップof 2026受賞。
そう、婚活リップなのだこれは!
…と思ったが、婚活リップって、死語ではなかろうか。
いつの間にか聞かなくなった婚活リップ、という言葉を初めて聞いたのは大学に入ったころのような記憶がある。
多分1番はしりだったのはもう今や廃盤となったエスティローダーのリップ。
あとはイヴ・サンローランや、オペラから出ていたものが後に続く。
オペラに至っては「オペラの5番」といえばコスメ好きは全員色味がわかったのではないかと思うくらいの流行りようだったと思う。
万人に好かれそうなコーラルピンク。元気はつらつ、明るく前向き。
とりあえず塗っておけば、とりあえず可愛い。
けど、たった一つの自分のサイコーかと言われたら、そういう感覚は、なかった気がする。
そしていつしか時代はパーソナライズコスメの時代に入り、各人の個性が引き立つことが重視され、「婚活リップ」なんて言葉はあっという間に忘れられていった。

去年、実際に婚活をしていた。
結婚相談所というやつ。売れ残りの巣窟だとか言われがちだが、中にいた真面目な婚活者の目線からすると、全然そんなことはない。
ただし、ユートピアなわけもなく、良くも悪くもものすごく現実的なマーケットなのだろうというのが感想。
○万人いる会員の中からたった1人を選ぶという目的からすると、案外全員に好かれる必要などないのだが、広義の「好感度」が必須な気がして、お見合いの日はなんとなく普段は苦手なコーラルピンクのリップをつけたい気分になった。
いい大人にもなれば、人に好かれる要素を想像しては並べ立てることはできるだろう。
シンプルに明るく、元気なのは、確かに貴重でありがたい素質だ。それを否定する人は誰もいない。
ワントーン声を明るく張り上げれば届かなくはないかもしれない。
そのままお見合いの1時間は走りきれなくはないかもしれない。
けど、気張らず体のこわばりを全部手放して走っていけそうな感覚も一緒にあるだろうか。
誰もが認める「良い」という型を追いかけて、ちょっと疲れたりはしていないだろうか。
そもそも、誰もが認める「良い」とはなんなのだろうか。
私は実は二回目の結婚だが、前の結婚相手はなんなら「良い」人だった。自分と同世代で似たような仕事、友達もいっぱいいる、明るい人。
でも、生活するとなるとなかな字面には起こせないこだわりや美意識が結構異なった。「普通に考えたら」ありがたい存在だと思い込ませようとしたけど、そうはいかない。
頭と心が別の判断を下す、という感覚は結構こたえる。
わかりやすいフレームワークは大事だけど、それは方向性を粗く指し示すことくらいにしか役立たないと思った方がいいのではないかと思う。
最後はきちんと自分自身の在り姿を自分の心の目で見て、一番大切なところがあっているかどうかをアナログに確かめに行かないといけない。
そして、それは多分、「みんなの正解」とは緩くはみ出たところにある。
難しいのは、その「一番大切なところ」がすぐには言葉にならないことだ。
パーソナルカラーだって、分類に放り込むのはシンプルだが実用にはちょっと大味すぎる。良い診断士は、面倒でも分類のキワを言語化してくれる人。社会がいいヨとお墨付きをくれるものを、もう一回自分で消化(昇華?)できるかどうか。
婚活も、リップも、たぶん同じだ。
私の場合は、とにかく、自分の意味不明な理屈っぽい漫談につきあってくれるかどうか。それだけだった。その基準を握りしめていたから、迷いとは無縁だった。
そして振り返ると。
平成の婚活リップたちには、私にとってはまっすぐな鮮やかさや明るさを破る要素が一滴分、足りなかったように思う。
表面のツヤの揺らぎなのか、一歩彩度を落とすことなのか。
KATEのクリスタルポッドのCP02は、ツヤのと共にある揺らぎが生っぽく、明るいピンクなのにしっかり大人っぽさを湛える。彩度で元気はつらつを演出しないところも素敵なところ。
人に適用できる普遍的な何かじゃないかもしれないけど、自分で決めたもの。
口コミも見ずに買ったけど、いつだって会社用のバッグに入っている。
いつまにか消えた「婚活リップ」。
みんなが同じコーラルピンクを塗っていた世界はとうになくなった。
自分の好きな基準でものを選び取る時代が来て久しいけど、「よし、いいぞ」と心の底から思うためには、自分の中の「よし」が何でできているのか、面倒でも言葉にしておく必要がある気がする。
唇に何色を塗るか、誰の隣にいたいか。
手触り感を伴った自分だけの基準、が必要だ。
それが令和の「婚活リップ」なのだとおもう。たぶん。
商品情報
KATE
リップモンスター クリスタルポッド
CP03 幻想ラグーン
1,650円
「ときめき」と「合理性」の総取りを目指す欲張り商社OL
ラピス認定16タイプ・パーソナルカラーアナリスト、骨格12分類診断士を保持。続けられる美容がモットー。効率的に自分にぴったりなアイテム選びをしたいという思いから、イメージコンサルティングにハマりました。分類の力で「ラクしてキレイ」を叶える美容を発信中。
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【自己紹介】マキアビューティーズのMoeです。「My名品リスト」を作る日々を発信します
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