「MAQUIA」2月号では、人生を理想の方向へと導くためのさまざまなアプローチをご紹介。書き出すことで目標達成への最短ルートが見えてくるノート術について、専門家に聞きしました。

2021年は書き出すことで目標達成! マインドや生き方まで変わる最強ノート術_1

日々の習慣を見直して健やかな明日へ
なりたい私をかなえる100の方法

ノートでなりたい私に
書き出すことで、目的達成の最短ルートが見えてくる! マインドや生き方もガラリと変わる、最強ノート術を伝授。

教えてくれたのは…
鈴木尚子さん

SMART STORAGE!代表

鈴木尚子さん

空間&思考整理のプロ。プロデュースを手がける『幸せ実現手帳』(オレンジページ)のほか、生活にまつわる著書も多数。

1 ノートは自分と向き合う
内省ツールだと考える
「ノートは自分の頭の中を可視化するのに最適なツール。書き出す作業で思考を整理し、それを見返してフィードバックを行う。そうやって内省する時間を作ることが、自己実現の近道に」


2 スケジュール管理ではなく、
自己プロデュース

目的としたノート作りを
「“なりたい自分”や“やりたいこと”を明確にし、かなえる方法を導くことがノートの役割。日々のスケジュールはモバイルなどで管理して、使い分けするのがベター」


3 自分との約束を
果たせた成功体験を
自己信頼につなげて
「書き出した内容をこなしていく中で、自分に対する信頼度がアップ。目標に向かっている実感も得られ、モチベーションが上がります。また、ノートを書くこと自体も自分との約束であり、習慣化すれば立派な成功体験に」


4 常に自分を俯瞰して
決断と行動のスピードを速める
「ノートに記すメリットのひとつが、自分を客観視できる点。文字にする作業を通じて状況が俯瞰でき、とるべき行動が明らかに。迷うことがなくなり、決断スピードが劇的にアップ」

5 タイムマネジメントを意識して
時間や生活に余裕を作成
「目標を立てる際は、達成までの期限を設けることがポイントに。そこから逆算することで計画的に行動できるようになり、ムダな時間が削減。生活にも余裕が生まれます」


6 書き出す行為で脳を刺激し、
目標の到達能力をアップ!
「ノートの実現効果は、科学的にも根拠あり。書く動作で指先の神経から脳を刺激することで、潜在意識に内容をインプット。それによって、目標達成に必要な情報がキャッチしやすくなるのだとか」


7 最初に
「今、できていること」を振り返る
「目標を立てる前に、今の段階で達成できていることに注目してみましょう。美容習慣や資格取得といったこれまでの努力や成果を振り返り、次なる挑戦への自信につなげて」


8「こうありたい」と思う
理想像をひとつ掲げる
「現状を把握したら、なりたい自分やこんな風に生きたいと願うポリシーの設定を。頭の中の漠然としたイメージを言語化して解像度を上げることで、実現率が高まります」


9 その理想を
「自分・対人・仕事」の
要素別に分解
し、

ライフスタイルのバランスを調整
「次に、掲げた理想を具体的な目標へと落とし込んでいきます。ここで重要なのが、目標のカテゴリーが偏らないようにすること。“自分・対人・仕事”のバランスがとれた人生を目指し、広い視野での自己成長を促していきましょう」

2021年は書き出すことで目標達成! マインドや生き方まで変わる最強ノート術_2

10 各要素の目標はひとつまで。
達成したら次の目標を加えて
「タスクが多いと気力が分散し、モチベーションを保つのが難しくなるので×。各カテゴリーの目標は、月にひとつ以内に絞るのが正解」


11 目標に見栄やカッコつけは不要!
「なりたい自分」

正直に書くこと
「人に見せるためのものではないので、立派なことを書く必要ナシ。こうあらねば、ではなく心のままに記すことが長続きする秘訣」


12 それぞれの目標に対し、
それをかなえるための
アクションをリストアップする
「目標実現に必要な行動を考え、プランの作成を。各目標につき、行動は3個まで。実行したら印をつけ、達成感を味わって」


13 道具や書き方は二の次、三の次。
とにかく「書き出す」ことが大切
「目標を書き出した瞬間から体や意識は達成に向かって動き出すため、ノートを書く行為こそが夢をかなえる最初のアクションだと心得て。キレイに書こうとするとハードルが上がって続けにくいので、道具や形式はそれほどこだわらなくてもOK」


14 発想アイディア
逃さない“考えグセ”を強化
「目標と行動をセットで考える習慣をつけることで、目の前にある事象から“気づき”を得る発想力が向上。物事を発展させるアイディアや問題解決のヒントが浮かびやすくなる効果が」


15 人生を運任せにせず、
自己決定していく
マインドを身につける
「ノートを書く中で身についていくのが、“ゴールを自分で決める”という考え方。流れに身を任せず人生の舵を自分で取る姿勢を貫くことで、その後のあり方も大きく変化していくはず」


16 達成が難しいアクション
実行できるレベルまで見直しを
「なかなか実行に至らないアクションがある場合は、難易度を下げる必要が。“毎朝朝食を作る”から“バナナ1本でもOK”にするなど、無理のない内容に変更を。達成できたら徐々にレベルを上げて」


17 週に一度はノートを見返し、
内容をフィードバック
「定期的にノートを見返すことが、目標の実現度を上げるカギ。何が達成できて、どこを改善すべきなのかをしっかりと反映させて。また、不要になった目標を手放すことも大切なプロセス」


MAQUIA 2月号
撮影/柴田フミコ 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/室橋佑紀〈ROI〉 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 山本瑶奈(物) モデル/宮本茉由 取材・文/和田美穂 真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)

最終更新日:

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