愛くるしい瞳。柔らかな笑顔。透き通る声。存在そのものが放つ透明感に心奪われる、上白石萌音さん。彼女が考える美しさについて尋ねると、「臆病なひと」という意外な回答が。本質を大切にする上白石さんの美学に迫ります。

誰もが思わず吸い寄せられる、透明感。“もがきながら前に進む”格好よさを知る人
キレイになるのは誰のため?
ポジティブだけが正解じゃない 上白石萌音さんが思う、臆病なひとの美しさ

かみしらいし もね●1998年1月27日、鹿児島県出身。2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞しデビュー。映画やテレビドラマ、ミュージカルなど幅広く活躍。2027年NHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』では小栗忠順の妻・みち役での出演を控える。
体にも心にも溜めない、それが健康を保つ秘訣
「“臆病な人”が美しいと思うんです。自信に満ち溢れているというより、何かを疑っている、疑いながら、何かを信じようとしている人。そういう人はきっと、人の気持ちを考えていたり、言動をひとつひとつ確かめていたり。
臆病だからこそいろんなことに対して備えている、その“想像力”が私には“可能性”に見える。不安があったり、足りないと思っていたり、だから惹かれるんじゃないか、と。私ももがきながら前に進みたい。そんな格好いい人でありたいと思います。
ずっと日記が続いているんです。今までは三日坊主だったんですが、“3年日記”にしたら急に書けるようになって、もう2年目に。昨年の日記を読み返すと、落ち込んでいたとか、腹を立てていたとか書いてあるのだけれど、1年経つと“何だっけ?”ということが結構あって。
だから、今どんな自分でも来年はきっと大丈夫と思える。体にも心にも“溜めない”ことが健康を保つ秘訣かもしれません」(上白石さん・以下同)

髪がその日の自分の“スイッチ”になる
「美容……、気になりますね。“(スキンケアは)何がいちばん効くんだろう?”とまわりの人と話したり、SNSを見たりして、いろいろな方の情報にすがっています。私自身はテンションが下がらないように最低限のことをしている、という感じなんですけど。メイクも、社会で生きていくためにしている感じ(笑)。
ただ、舞台のときは自分でメイクをするので、“どんな顔を作ったら、どう見えるか?”みたいなことは勉強しています。
最近、髪って大事だなあ、と思い始めました。髪はメイクで隠すことができないから、その日の“ムード”が出やすい。嘘がつけないですよね? だから、健康的に保ってきちんと整えて、さらさらな状態でいることが大切だと思っています。
役を演じるとき、衣装合わせと同時に『髪はどうしますか?』と話すんです。前髪を切ろうとか、少しカラーを入れようとか。髪は演じる役やその日の自分の“スイッチ”になるのかもしれません」
MEN’S NON-NOでの連載をまとめた書籍が発売に!
『Bite! The World 上白石萌音と世界をガブリ!』

¥2420/集英社(5月26日発売)
28もの国と地域の食や文化のさまざまな発見がぎゅっと詰まった、新感覚グルメガイド兼フォトエッセイ。
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MAQUIA 2026年7月号
撮影/柴田フミコ ヘア&メイク/冨永朋子 スタイリスト/佐藤里沙〈ビーナチュラル〉 取材・文/松本千登世 構成/火箱奈央(MAQUIA)
ブラウス¥51700/ヒュー・デイ・トゥ・イブニング その他/スタイリスト私物
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