実は正解がよくわからない「洗顔」のプロセスについて。洗う順番や力加減、洗い方など、友利先生が丁寧に解説。さっそく今日から実践を!

洗顔 クレンジング 友利新

“洗う”は美肌印象の分かれ道。

あなたの洗顔力はどのくらい?

友利先生がチェック!
友利 新先生

内科・皮膚科医

友利 新先生

医師という立場から美容と健康を医療として追求し、美しく生きるための啓蒙活動を各メディアで展開中。コスメにも造詣が深い。

2 洗うときの順番

「洗顔は皮脂が多い額→鼻周り→口周り→頬の順が基本。クレンジングは、ポイントリムーバーを使わないのなら目元になじませてから、洗顔同様にTゾーン→鼻周り→口周り→あご下に指を添わせて洗ってください」

皮脂が多いところから洗い始めて

洗うときの順番

1 Tゾーン
皮脂分泌が多く、汚れやすいTゾーン(額~鼻筋)は、他と比べて皮膚も厚めなので、洗顔はここからスタート。指先でクルクルとなでるようにして洗う。

2 口周り・あご
鼻下やあご下は皮脂分泌が多いうえ、マスク着用で汗もかきやすいところなのでしっかりめに。毛穴の汚れをかき出す気持ちで指先をクルクルと動かして。

3 目元
アイメイクをしっかりしている場合は、最初にポイントリムーバーを。そうでないときは内→外へ優しく。目頭のくぼみや眉など細かい部分もお忘れなく。

4
皮脂分泌が少なく、乾燥しやすい頬は、洗顔料が触れている時間を短くするために最後に洗って。頬を指全体でサッと大きくなでるように動かす。

3 適切な力加減

「“なでる”と“こする”は違います。洗顔に必要なのは“なでる”タッチ。小鼻やあご下など皮脂量が多いところは指を立てて、頬は顔の丸みに指を添わせ、包み込むようにして洗うのが基本。触らなすぎは角栓詰まりの原因に」

皮脂の多い部分

角栓になりやすい部分は指先で

角栓になりやすい部分は指先で
指を立て、毛穴の汚れをかき出すようにクルクル。力が入りすぎないように注意して。

皮脂の少ない部分&すすぐとき

皮膚を引っ張らないよう優しく

皮膚を引っ張らないよう優しく
指は“点”ではなく“面”で使う意識で、顔に指の腹全体を添わせ、皮膚を引っ張らない力加減で下から上へ、大きく円を描くように手を動かすのがポイント。

MAQUIA 8月号
撮影/藤澤由加(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/鈴木京子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/火箱奈央(MAQUIA)

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