実は正解がよくわからない「洗顔」のプロセスについて。洗う順番や力加減、洗い方など、友利先生が丁寧に解説。さっそく今日から実践を!
“洗う”は美肌印象の分かれ道。
あなたの洗顔力はどのくらい?
2 洗うときの順番
「洗顔は皮脂が多い額→鼻周り→口周り→頬の順が基本。クレンジングは、ポイントリムーバーを使わないのなら目元になじませてから、洗顔同様にTゾーン→鼻周り→口周り→あご下に指を添わせて洗ってください」
1 Tゾーン
皮脂分泌が多く、汚れやすいTゾーン(額~鼻筋)は、他と比べて皮膚も厚めなので、洗顔はここからスタート。指先でクルクルとなでるようにして洗う。
2 口周り・あご
鼻下やあご下は皮脂分泌が多いうえ、マスク着用で汗もかきやすいところなのでしっかりめに。毛穴の汚れをかき出す気持ちで指先をクルクルと動かして。
3 目元
アイメイクをしっかりしている場合は、最初にポイントリムーバーを。そうでないときは内→外へ優しく。目頭のくぼみや眉など細かい部分もお忘れなく。
4 頬
皮脂分泌が少なく、乾燥しやすい頬は、洗顔料が触れている時間を短くするために最後に洗って。頬を指全体でサッと大きくなでるように動かす。
3 適切な力加減
「“なでる”と“こする”は違います。洗顔に必要なのは“なでる”タッチ。小鼻やあご下など皮脂量が多いところは指を立てて、頬は顔の丸みに指を添わせ、包み込むようにして洗うのが基本。触らなすぎは角栓詰まりの原因に」
皮脂の多い部分
角栓になりやすい部分は指先で
指を立て、毛穴の汚れをかき出すようにクルクル。力が入りすぎないように注意して。
皮脂の少ない部分&すすぐとき
皮膚を引っ張らないよう優しく
指は“点”ではなく“面”で使う意識で、顔に指の腹全体を添わせ、皮膚を引っ張らない力加減で下から上へ、大きく円を描くように手を動かすのがポイント。
MAQUIA 8月号
撮影/藤澤由加(モデル) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/鈴木京子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/火箱奈央(MAQUIA)