「骨格補正がマイブーム」というイガリさんが、マスクを取ったら顔の“縦&横”の間延び感が気になるというあなたへ提案。ベースや光と影の操り方などの独自テク炸裂で、人気芸人・蛙亭のイワクラさんが激変します!

蛙亭 イワクラ イガリメイク 横延び

イガリシノブの"目ウロコテク"で\人気芸人が大変身/
顔の『縦延び&横延び』を解消!

教えていただいたのは…
イガリシノブさん

ヘア&メイクアップアーティスト

イガリシノブさん

奇想天外なテクとトークで、天才肌として知られる。フーミー、ベイビーミーなど手がけるコスメも大人気。

横延びイメージにさようなら

蛙亭・イワクラさんが大変身!!

イワクラさん

蛙亭

イワクラさん

「たおやか美人なイワクラさん! 顔の横延び感が気になるのなら透け透けのベースに注目してみて。フェイスラインを削るようにシェーディングを入れるとよけい輪郭をもたっと強調してしまうので肌はトーンアップして作り込み、余白は思い切り透けさせて、輪郭のもたつきを一切なかったことに! 顔の要所要所にちょこちょこシェーディングを仕込むことで、横幅印象が減って自然とメリハリが出せます。目の平行感やかわいいおちょぼ口メイクで、パーツをきっちり際立たせるのも大事」
By イガリシノブ

Before

「メイクは大好き! でもわからないことだらけなので、とりあえず“塗る”って感じです(笑)」(イワクラさん)

横延び顔

気になる頬の余白は透けさせてなくす

顔の横幅が気になる“横延び”さんは、フェイスラインをシェーディングで削りがちですが、そうすると顔全体がもったりとして重い印象に。実は、思い切り明るく仕立てた“透けベース”で顔の余白を飛ばして、フェイスラインの印象を軽やかにする逆転の発想が、鍵! さらに“チーディング”で顔の中央を引き締めたり、眉・目元・口元といったパーツにも小技を仕込んでしっかり際立たせることで、中央に視線が集まる華やかな美人顔に仕上がります。

下地2回重ねで肌をとことん透けさせ
ハイライト仕込みで顔の縦感を強調

ベースは5品を重ねて透明感を作り込む。ACを重ねて白浮きしても慌てないで。Dのクッションで黄みを足し、Eのコンシーラーで縦幅を強調すれば、ベースだけで立体感のある仕上がりに。

下地2回重ねで肌をとことん透けさせハイライト仕込みで顔の縦感を強調

1. Aを二度、Bを一度、顔全体に丁寧に重ねる。上写真の位置にCの紫コンシーラーをのせなじませる。
2. Dで肌に薄く黄みを足したら、上写真の位置にEのコンシーラーをのせ広げすぎないようなじませる。

A フーミー トーンアップベースUV SPF30・PA+++ 30g ¥2200/Nuzzle B リリミュウ トーンアップカラープライマー グローラベンダー SPF29・PA+++ 30g ¥1760/コージー本舗 C フーミー リキッドコンシーラー パープル ¥1760/Nuzzle(限定品) D タンクッションエクラ ルミヌ オークル10 SPF25・PA+++ ¥11000(セット価格)/クレ・ド・ポー ボーテ E ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー 00 ¥5390/パルファン・クリスチャン・ディオール 

A フーミー トーンアップベースUV SPF30・PA+++ 30g ¥2200/Nuzzle B リリミュウ トーンアップカラープライマー グローラベンダー SPF29・PA+++ 30g ¥1760/コージー本舗 C フーミー リキッドコンシーラー パープル ¥1760/Nuzzle(限定品) D タンクッションエクラ ルミヌ オークル10 SPF25・PA+++ ¥11000(セット価格)/クレ・ド・ポー ボーテ E ディオールスキン フォーエヴァー スキン コレクト コンシーラー 00 ¥5390/パルファン・クリスチャン・ディオール 

チーディングで平たいワイングラス形を作る

チーディング(チーク+シェーディング)で血色増しと骨格補正を。頬の余白ではなく、こめかみと口角をつなげたラインより内側の頬を中心に狭くのせ、顔の中央にワイングラス形の注目ポイントを作る。

チーディングで平たいワイングラス形を作る

1. こめかみと口角を結ぶラインより内側にA中央の色をBで顔の内側方向へ入れ、顔の外側方向へなじませる。鼻先、鼻の穴の下、口角下、唇下にも同じ色を。
2. これで目の下〜唇までの顔中央に、ステムの短いワイングラスのような形の引き締まりができ、視線が顔の中央に集約。横延び感が収束する。

A ヴィセ シェード トリック BR300 ¥1760(編集部調べ)/コーセー B #240S ラージ テーパード ブレンディング ブラシ ¥6050/M・A・C

A きめ細かなパウダーが肌に潜む。ヴィセ シェード トリック BR300 ¥1760(編集部調べ)/コーセー B 小さめのブレンディングブラシ。#240S ラージ テーパード ブレンディング ブラシ ¥6050/M・A・C

薄透け眉でトレンド顔に。下ラインを長くしっかりと

眉は眉マスカラを最初に使って毛流れメインの透け眉に。眉の下側のラインは、眉頭から眉尻までパウダーでしっかり描き、上側のラインは自然なままに。こうすると鼻筋ラインが自然と際立つ。

A キスミー フェルム アイブロウマスカラ 03 ¥880/KISSME(伊勢半)(9/15発売) B フーミー マルチアイブロウパウダー オイルブラウン ¥1980/Nuzzle

A 上品に色づくモーブブラウン。キスミー フェルム アイブロウマスカラ 03 ¥880/KISSME(伊勢半)(9/15発売) B イガリさんのイチオシ。フーミー マルチアイブロウパウダー オイルブラウン ¥1980/Nuzzle

薄透け眉でトレンド顔に。下ラインを長くしっかりと

1. まずAを眉の毛全体につける。毛だけで眉の形をとることで、抜け感と存在感の両立する透け眉に。
2. 眉下のラインをBの上と左下の色を混ぜて、ブラシでトントンと置くようにのせて、ラインをとる。
3. Bの右下の色を指先にとって、眉頭上〜眉山へさっとのせ、眉の上ラインを光感でなじませる。

リップは上唇は丸く、下唇はキュッ

リップライナーとコンシーラーで唇の形をしっかり際立たせる。上唇は山をなくし丸く肉厚に。下唇は左右のラインの下にペンシルコンシーラーで明るさを出し船底リップに。目との距離も近づく。

リップは上唇は丸く、下唇はキュッ

Aで上唇の口角から山まで丸みをつけるようにつなげ、下唇は船底型に。Bで下唇の口角の下を明るくして、自然と口角の上がったきゅんとしたおちょぼ唇印象に。

A ミネラリスト ラスティング リップライナー チェリッシュド ローズ ¥2970/ベアミネラル B スタジオ クロマグラフィック ペンシル NC15/NW20 ¥2860/M・ A・C

A 輪郭どりに最適なヌード系ローズ。ミネラリスト ラスティング リップライナー チェリッシュド ローズ ¥2970/ベアミネラル B ペンシルタイプのコンシーラー。スタジオ クロマグラフィック ペンシル NC15/NW20 ¥2860/M・A・C

アイシャドウは下メインでグッと位置を下げる

アイシャドウは下まぶたをメインにのせるのがポイント。口元との距離がぎゅっと縮まると同時に、目の印象が高まるので、フェイスラインへ向けられがちな視線を、大きな目元に集約できる。

アイシャドウは下メインでグッと位置を下げる

マットなAを下まぶたの黒目内側から目尻側へ平行に。目尻は埋めないこと。Bの中央下段も上から重ねる。

A ニューデップスアイシャドウ イン・ミッドサマー ¥2200/hince B キャンメイク プランぷくコーデアイズ 01 ¥792/井田ラボラトリーズ C MOTE MASCARA™ BROWN ¥1980/UZU BY FLOWFUSHI(8/28発売)

A イエローベージュ。ニューデップスアイシャドウ イン・ミッドサマー ¥2200/hince B キャンメイク プランぷくコーデアイズ 01 ¥792/井田ラボラトリーズ C 下まつ毛に多めにオン。鉛筆持ちできるデザインに注目。ケア効果もあり。MOTE MASCARA™ BROWN ¥1980/UZU BY FLOWFUSHI(8/28発売)

ハイライト&シェーディング

狙いを定めた位置に小さなブラシでハイライトをちょこちょこのせ。眉頭下の影は、のせると自然と鼻筋に光が入り、センターラインがすーっと際立ってくる。

A フーミー ちっちゃブラシ 熊野筆 ¥2200/Nuzzle(WEB限定) B ミネラライズ スキンフィニッシュ ライトスカペード ¥5720/M・A・C

A 目元や眉下など影で埋める用のブラシ。フーミー ちっちゃブラシ 熊野筆 ¥2200/Nuzzle(WEB限定) B ミネラライズ スキンフィニッシュ ライトスカペード ¥5720/M・A・C

ハイライト&シェーディング

チーディングに使ったヴィセの一番濃い色をM・A・Cのブラシで目頭から眉頭部分に。ハイライトはBを同じく細めのブラシAでおでこ中心・鼻の頭・目尻に近い頬骨部分に入れて。

その他

リクイド リップカラー EX-03 ¥4180/RMK Division(7/28限定発売)

リップカラーはマロン色の透けマット。リクイド リップカラー EX-03 ¥4180/RMK Division(7/28限定発売)

After

「憧れ大人っぽ顔に変身できて大満足♡」

「憧れ大人っぽ顔に変身できて大満足♡」

「顔の横幅をカバーするために、いつも髪の毛でさりげなく隠していました。普段メイクは、目元は上が濃いめで下は無視、ベースも適当にやっていたけどイガリさんにメイクをしていただいて、メイクの常識を覆されたような気分です(笑)。とくにたくさん重ねたベースメイクには驚愕。チーディングやおでこのハイライトなど、重ねていくほどに別人に見えていって嬉しかったです!」
By イワクラ

MAQUIA9月号
撮影/神戸健太郎(モデル)  久々江 満(物) ヘア&メイク/イガリシノブ〈BEAUTRIUM〉 スタイリスト/平田雅子 プロップス/山本瑶奈 取材・文/通山奈津子 構成/山下弓子(MAQUIA)


※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年4月22日発売号

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