「ああなりたい」「こうなりたい」と理想を思い描きはするけれど、実際自分に落とし込むにはどうすればいい? 「MAQUIA」2月号では美容家の神崎 恵さんに、“なりたい”を叶えるためのヒントを教えてもらいました。
神崎 恵さんは、こうしてる!
メイクで“なりたい私”を引き寄せる10の法則
美容家
神崎 恵さん
美容家であり、3人の息子を持つ母。ひとりずつに合わせたメイクやビューティスタイルを提案する「mnuit」を主宰。書籍の累計発行部数は144万部を超え、新刊『神崎CARE』(ワニブックス)が話題。
“臆せず、新しいメイクにトライすることで、
なりたい自分は思いのまま”
毎日のメイクや服がしっくりこなくなったり、今の自分に飽きを感じたり、いつもと違う何かに強く惹かれたり。そんなサインこそ、自分を更新するべき良いタイミング。“これがなきゃダメ”とか“これが一番私に似合う”という考えは一旦ストップ。その“私”は捨てる必要はなくて、新しい“私”をどんどんプラスしていけばいい話。ロールプレイングゲームで言えば、装備や武器がどんどん増えていって、レベルアップしていくようなもの。装備がひとつしかない状態ではなかなか強くなれないし、闘い方も見える景色もワンパターン。だから、“なりたい何か”があるなら、臆せずどんどんトライして欲しい。はじめは違和感があるかもしれない……でもそれを繰り返していけば、新しいキレイの扉は必ず開くし、自分の幅も広がるはず。
なりたい私を叶える前に知っておきたい大前提
☑素顔の自分に慣れる
素の自分と向き合い、認めてあげること。自分に何が足りないのか、どこが長所なのかを把握すると、キレイの伸び代も広がる。
☑違和感に見慣れる
初めて挑戦するメイクやファッションは、違和感があるかもしれない。続けてトライすれば、いつか自分らしさに変わる。
☑雑音には耳を塞ぐ
周囲からの「前の方が可愛かった」とか「どうしちゃったの?」という声はただの雑音。自分の気持ちを優先的に取り入れて。
☑鏡を見る時間を増やす
正面からはもちろん、ふとした横顔や後ろ姿などをこまめにチェックして、自分がどう見られているかの俯瞰力を身につけて。
☑トータルバランスで見る
メイクはファッションの一部として捉え、ヘア、アクセサリー、その日に着る服を含めたトータルバランスでコーディネートを。
☑飽きることを楽しむ
自分に飽きる時=新しいキレイを見つけられるチャンス。自分のバリエを増やしていくことで、いつでも新鮮な私でいられる。
tips01
なりたいイメージをふくらます
『映画の主人公や雑誌のモデル、SNSで見つけた子……。“素敵だな”と惹きつけられる女性像をストックしておく。その“素敵”な雰囲気は、顔だけで作られるものではなく、アクセサリーやファッション、ヘアも含めて“素敵”なはず。そのスタイルを分析することで、向かう方向が明確に。』
tips02
コスメファーストでアイテムを選ぶ
『“この色を使ってみたい”から、“なりたい私”を組み立てていくのもひとつの手。いつもは手に取らない色でも、ときめきを感じるなら、マンネリを脱する良い機会かも。2020年後半、私が惹かれたのはレッド系のアイパレット。鮮度を纏える瞬発力も、新色やトレンドカラーだからこそ。』
|HOW TO MAKEUP|
アイホール全体に1の左上、その上から1の右上を指で重ねる。目のキワには1の左下をライン状に。下まぶた全体には1の左上、その中央には1の右上を。頬と唇には血色系カラーを足し、全体に統一感を。
1 ピーチやプラムなどのサテン質感に、マットブラウンが洒落たアクセントをプラス。レ キャトル オンブル 362 ¥6900/シャネル 2 レッドドレスをイメージ。甘くなりすぎない鮮やかさ。サンク クルール クチュール 879 ¥7600/パルファン・クリスチャン・ディオール
MAQUIA 2月号
撮影/菊地泰久〈vale.〉(モデル) 岩城裕哉(物) ヘア&メイク/中山友恵 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 モデル/森 絵梨佳 取材・文/谷口絵美 構成/若菜遊子(MAQUIA)
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最終更新日: