Snow Manが主演と演出を務める『滝沢歌舞伎ZERO FINAL』がついに開幕!4月7日に新橋演舞場で行われた記者会見を、MAQUIAが徹底レポートします。
18年の歴史に幕を下ろす和のエンターテインメント
会見に登壇したSnow Man。(前列左から)宮舘涼太、ラウール、岩本照、目黒蓮、深澤辰哉、(後列左から)佐久間大介、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平
2006年に『滝沢演舞城』としてスタートしてから18年。公演ごとに革新的な和のパフォーマンスを生み出してきた『滝沢歌舞伎』は、そのエンターテインメント性の高さから絶大な人気を誇ってきました。
2019年から座長という重責を担い、『滝沢歌舞伎ZERO』としてさらなる高みを目指してきたSnow Manにとっても、このシリーズには並々ならぬ思いが。岩本照さんが「いよいよ始まるんだなという高揚感とワクワク感と、ちょっとした寂しさがある」と表現したように、メンバーそれそれが抱く感慨もひとしお。有終の美を飾るにふさわしいこだわりの演目について、たっぷりと語ってくれました。<以下ネタバレを含みます>
メンバー全員の想いを詰め込んだオープニング
大量の桜が舞う“ドカ桜”や腹筋太鼓などのおなじみの演出はもちろん、これまで上演されてきた演目を詰め込んだ、まさに集大成の内容に。
佐久間(大介) 「春の踊り」と「いにしえ」は、滝沢(秀明)くんが主演を務められていた時のオープニング。絶対にやりたいとみんなで話し合って、一番最初にやることを決めました。昔から『滝沢歌舞伎』を応援してくださっている方にとっては懐かしいと思うし、初めて見る方にとっては一周回って新しいと感じていただけると思います。
渡辺(翔太) この演目はタッキーが客席の上をフライングする演出でしたが、今回は照明や表情、視線などで、舞台に立つ僕らの思いを込めています。どんな演出になっているのか、ぜひ注目してください。
阿部(亮平) 『滝沢歌舞伎』で行われてきた演目をメドレー形式でぎゅっと詰め込んだものもお送りします。僕たちがバックについていた頃の演目もあるので、「わ、懐かしい」と感じられるところがあって。相当な見どころになっていると思います。
『滝沢歌舞伎ZERO』でおなじみとなっている、深澤辰哉さん演じる人気キャラクター“お丸”の登場もうれしいサプライズ!
深澤(辰哉) 本当は僕としてはお丸を演じるつもりはなかったんです。でもメンバーが最初に「絶対お丸をやった方がいいよ!」と言ってくれて。そういう意味ではみんなに感謝していますし、ファイナルに登場できてよかったです。
『滝沢歌舞伎』の歴史に刻まれたそれぞれの想い
現在大好評発売中のMAQUIA5月号の特別版にて、表紙を飾った目黒蓮さんのコメントも
Snow Manとしてデビューする以前から『滝沢歌舞伎』に出演し、研鑽を積んできた彼ら。伝統を継承してきたからこその特別な思いも。
目黒(蓮) みんなにも言ったことがないんですけど、個人的にすごく特別な思いになる瞬間があって。「いにしえ」を踊るのは、僕がSnow Manに加入する前に出させていただいたJr.以来だったんです。イントロにはSnow Manだけがやる振り付けがあって、当時から毎回かっこいいなと思っていて。それを今回、Snow Manの一員として踊れることがすごく感慨深くて。自分にとって特別な瞬間でした。ありがとう、みんな!
岩本 僕はこれまでも「変面」を演じさせていただいてきましたが、6枚が最高でした。今回は、滝沢くんと並ぶ8枚に挑戦。2018年に最後に滝沢くんが演じた時と同じ曲を使わせていただきました。難易度が全然違いましたし、8枚の面を僕以外のメンバーカラーにしたのも見どころのひとつです。
ラウール 僕のこだわりは腹筋太鼓。初めて出演したのは15歳の時だったので、まだ薄くてほそ―い身体で頑張って太鼓を叩いていて(笑)。その頃に比べると身体にも厚みが出てきたので、男の子の成長を感じていただけたらうれしいです。
Snow Manらしいワチャワチャに爆笑
Snow Manのムードメーカーである向井康二さんと、独特の間と気品で人気を博す宮舘涼太さんは、まるでコントのようなやりとりで会場を湧かせ、エンターテイナーぶりを発揮しました。
向井(康二) 「五右衛門ZERO」では歌舞伎の舞台を経験してるだてさんとシンメを張るので、負けないように2倍の腹布団を入れてます。昨日スタッフさんに「舞台では大きすぎるから抜きますか?」と言われたけど、「入れておいてください」と言っておきました。
宮舘(涼太) 僕のこだわりとしましては、「仇討ち」の最後に階段へ飛び降りるシーン。体感では6mくらいの高さがあるんです。阿部を見て、深澤を見て、最後に刀を見て、グッと気合を入れてから飛び降りるこだわりを取り入れてみました。
ラウール 飛び込んだ先には、クッションとか……。
宮舘 ……あるよ。
佐久間 言っちゃうんだ(笑)。
宮舘 僕もね、人だよ。たくさんのスタッフの方が支えてくださっているので、安心して飛び込むことができています。
向井 僕なんかお願いしてないのに「見せたいシーンがある」と言われて、そのシーンの映像を携帯で見せられました。わざわざ自分で編集したんやろうね。落ちるシーンがスローになってるの。
宮舘 はい、こちらにいる向井さん。すべて話を盛っています。「見て」なんて一言も言ってません。スッと携帯を向井の元に出しただけです。
向井 一緒やん!
宮舘 あの映像は阿部が撮って編集してくれました。
阿部 僕もファンなんでね。
向井 阿部ちゃんが撮ったなんて知らなかった。でもすごいニヤニヤしながら見せてくれました。
宮舘 (向井は)あとで楽屋で三枚おろしです。
佐久間 調理しちゃった(笑)。
ジャニーさんと滝沢さんに成長した姿を見せたい
会見の最後には、『滝沢歌舞伎』の生みの親である滝沢秀明さんと、本作のエターナルプロデューサーであるジャニー喜多川さんへの熱い想いも。
目黒 どうする? 幕が開いて滝沢くんが目の前の客席にいたら。
佐久間 バーン!て立ってるけど、足だけガクガクだろうね(笑)。
渡辺 でもいつも通りダメ出しをもらいたいですね。
目黒 成長した僕たちを見てほしいです。
ラウール せっかくなんで、Twitterに感想を書いて広めてくれたら。「#滝沢歌舞伎ZERO FINAL最高」とハッシュタグを付けて(笑)。
岩本 ジャニーさんも大好きだった舞台ですし、ジャニーさんと滝沢くんがいてくれたから、今の自分たちと今のこの作品がある。愛がテーマにありますので、1公演1公演、一瞬一瞬に感謝の気持ちを込めて、お客さんに愛を届けたいです。(天を仰ぎながら)多分、いつも通り(ジャニーさんも)見にきてくれると思うので。
滝沢歌舞伎ZERO FINAL
会場 新橋演舞場
日程 2023年4月8日(土)〜30日(日)
エターナルプロデューサー:ジャニー喜多川
演出:Snow Man
出演:Snow Man(岩本照、深澤辰哉、ラウール、渡辺翔太、向井康二、阿部亮平、目黒蓮、宮舘涼太、佐久間大介)
SpeciaL /ジャニーズJr.(林蓮音・松尾龍・和田優希・中村浩大)
少年忍者/ジャニーズJr.(ヴァサイェガ渉・内村颯太・豊田陸人・長瀬結星)
4月19日(水)〜30日(日)には、全国の映画館で生中継するライブビューイングも!
詳しくはこちら
https://movies.shochiku.co.jp/takizawakabuki-zero-final-lv/
撮影/詫間由佳 取材・文/松山梢
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