みなさんから届いた質問やお悩みに、えみが真正面から向き合う大人気連載。それぞれの尺度で感じる“魅力溢れる人”について、今改めて思考を巡らせます。

鈴木えみ

えみはどう考えて、どう思う?
EMI SAYS...,

Q 美しい人とはどんな人ですか?

A 聖母のような雰囲気の人に惹かれます

この質問を頂いて、すぐに思い浮かんだのが『健やかで慈悲深い人』というキーワード。健やかさについては追ってお話ししますが、“慈悲深い”というのは、どこか聖母のような穏やかな雰囲気を纏っていること。そしてその雰囲気の正体は一体何だろう?って考えてみたら『丁寧さ』なのかもしれないなって。所作や話し方、声のトーンと様々だけれど、その端々に丁寧さが感じられる人に、母性のような美しさを感じるのかもしれません。

鈴木えみ-2

素直で健やかなメンタルでありたい

内面的な美しさでいえば『許容力』は大いに関係している気がします。否定的なことを言わず、相手を尊重して“受け止める”ことが出来るか。“受け入れる”かどうかはその先の判断だけど、まず“受け止める”ことが出来る人はやはり素敵ですよね。
そこに性別は一切関係ないもの。どんな人であっても、そういうメンタルが健やかな人は美しい。私自身も対人間関係となるとつい感情が混じってしまうこともあって、たまに「あの対応で合ってたかな。傷付けてしまったかな」って思ったり、卑屈になるときもあって。大人になると、どうしても固定観念や自分なりの正義で脳が凝り固まってしまうことがあるけれど、いつまでも柔軟で素直な心を持ちたいと思っています。


骨格のキレイさも気になります

見た目の美しさは多種多様だと思いますが、個人的にハッとするのは骨格がキレイな人。変わってる?(笑) 頭蓋骨や鎖骨などの他に、もちろん直接は見えないけれど、佇まいで可愛い!と思ってしまう“ツボの骨格”があって。それは肋骨周りが丸い人。どうやら九州出身の方に多いと噂を聞いたことがあるんですが、そういう理想の人に出会うとものすごく褒めちゃう!(笑) それくらい骨格は重要なんです。それから、姿勢の良い人も素敵。自信に満ちているように見えるからなのかも。とはいえ、周りの人ばかり見ていてはきっと色々なことに惑わされてしまうもの。自分自身に目を向けて、俯瞰の目を持って向き合いながら、日々成長していきたいものです。

MAQUIA 5月
撮影/大塚三鈴(モデル) ヘア/Miho Emori〈KiKi inc.〉 メイク/ANNA〈S-14〉 スタイリスト/讃井理絵子 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 構成・文/森山和子 企画/吉田百合(MAQUIA)

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