自分らしい美しさを引き出し、自信を持って生きるためにも、「ブレない自分」を手にいれたい。でも、どうやったら? 中野明海さん、石井美保さんのトークからその答えが見えてくる!

中野明海 石井美保

ブレない自分を持つことは、自信を持って生きるコツ。

中野明海×石井美保
「ブレない自分」の愛し方♡

教えていただいたのは…
中野明海さん

ヘア&メイクアップアーティスト

中野明海さん

中野明海×石井美保「ブレない自分」を愛してるTALK

自分らしい心地よさの追求が、ブレない自分を作る鍵
ずっとファンだった中野さんのメイクで新しい自分に出会ってみたい。そんな石井さんのラブコールから始まったこの企画。けれど、中野さんからは当初、「私は、石井さんの顔を変えられないと思う。だから、この企画を受けるのは難しい」という返答が。
石井  最初、「難しい」とお聞きした時は、正直ショックでした!
中野  いえいえ、すごく褒めてるんです(笑)。私はモードな撮影以外でメイクする時、いつもどこがその人にいちばん“しっくりくるのか”を探してその人らしさを消さないように、むしろ最大限に引き出すようにしています。でも、石井さんのセルフメイクは、“石井さんらしい”を完璧に極めている。だから、私がしっくりくるところを探しに探して何時間メイクしたとしても、結局“今の石井さんらしさ”に辿りつく気がして。それを壊す必要はないなって思ったんです。
石井  ありがとうございます。中野さんにそう言っていただけて嬉しいです。私は、好きなものや心地いいものが明確な気がします。いつもそこに向かって、自分にどうしっくり似合わせていくかを試行錯誤しているんです。
中野  自分にとっての“好き”や“心地よさ”って大切。鏡を見ながら、そんな自分の感覚にしっくりくるように追求していくことが、その人“らしさ”を作っていく。それが“ブレない芯”となっていくんだと思っています。
石井  本当に。私は人からどう見られようと、“自分らしくいること”がいちばん心地いいっていうポリシーで生きてきました。自分らしくないことをすると、ザワザワしますしね(笑)。なので、自分の“好きゾーン”の狭い振り幅の中で楽しんでいるタイプ。でも私がそうなだけで、いろいろと冒険したい方は、もちろん楽しむのもあり。
中野  そうそう、例えばフワちゃんや黒柳徹子さんのように個性が全面に出ていてもいいし、人の真似をするのもいい。100人100通り、正解はないですよね。ただ、自分の“好き”や“心地いい”を見つけて、“こうなりたい”を極めている人は、魅力的!
石井  「これでいいんだ」って芯ができれば、周囲に振り回されず、自信が持てると思う。私も「いい年してポニーテールして」とか、「お洋服がぶりぶりして大人気ない」とか言われることもありますが、突き進んでます。
中野  それが自分らしさ‼
石井  逆に、自分が心地よくなくなってきたり、マンネリを感じたら、マイナーチェンジをします。現状でしっくり落ち着くんだったら、ずっと変えずに生きていけばいいかなって。
中野  私もずっとトレードマークのように、1つ結びのヘアスタイルで黒い服(笑)。
石井  それは、なぜですか?
中野  それが生活や仕事をしていくうえで“心地いい”から(笑)。髪が短かった時もボブの時も頬に髪が当たるとカユミが出るタチで、すぐに耳にかけたり結んだりで、ならば結んでいるのが心地良いし、また、メイク中に、服に色があるのも気が散るから、自分が落ち着く黒い服。
石井  わかります。私も美容家という仕事柄、肌が明るく見える白や淡いピンクの服を着ることが多いです。
中野  肌のくすみを飛ばす、レフ板効果がありますからね。
石井  やっぱり気持ち的に安心するんですよね。透明感や清潔感、みずみずしいツヤ印象が欲しいですから。

中野明海さんと石井美保さん

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撮影/嶌原佑矢 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)

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