自分らしい美しさを引き出し、自信を持って生きるためにも、「ブレない自分」を手にいれたい。でも、どうやったら? 中野明海さん、石井美保さんの二人の美プロの体験談にはヒントがたくさん!

中野明海 石井美保

ブレない自分を持つことは、自信を持って生きるコツ。

中野明海×石井美保
「ブレない自分」の愛し方♡

教えていただいたのは…
中野明海さん

ヘア&メイクアップアーティスト

中野明海さん

中野明海×石井美保「ブレない自分」を愛してるTALK

変わるのを楽しむも自分、変わらないのを楽しむも自分
中野  石井さんは、髪型も服もフェミニンだけど、肌や顔はキリッと印象的で、“キャラを立てる”メイクをされている。反対に私は、誰の気にも留まらない“キャラのない”雰囲気や顔でいるのが落ち着く。「この人にメイクを頼むとこんな顔になるんだ~」って思われるのは……ねっ(笑)。実は鼻が大きく彫りも深くて、さらに昔は釣り目だったから、メイクバランスを調整してなるべくフラットな顔にしています。
石井  誌面では気づきませんでしたが、彫りが深い美人フェイスですね‼
中野  (笑)。彫りが深い部分と、全顔にあるソバカスを目立たなくする為にコンシーラー使いが昔からすごく上手ですし、あと、まつ毛はしっかり上げて、放射状にマスカラを塗ってちゃんと目が開いている様にしています。私はマスカラの塗り方ひとつで人の顔は変わると思ってるから、とても大切なポイントです。
石井  私はアイライナーの角度で、きつく見えないよう注意していますね。最初にラインを軽く引いておき、最後に角度を微調整してます。
中野  石井さんのメイクは違和感がでないよう、考えつくされていますね。
石井  はい。メイクは大好きだし、正直、オタクですので(笑)。
中野  何百回も撮影されてきた中で、自分を隅々まで観察して微調整を繰り返して、今の“石井さんらしさ”を確立しているんだろうなと感じてました。例えば、黒目の上のラインをあと0.1㎜太くしないとダメだとか、眉毛を毛1本分下に描かなくちゃとか、きっとミリ単位でメイクを考えているんだろうなって。
石井  私、眉と目の間隔が広いんですよ。だから眉の下半分はしっかり描いていますし、まつ毛もエクステで長さを出して、まぶたの縦幅を狭めています。ここが広くなっちゃうと人相が変わって、ぐっと老けちゃう。
中野  私も眉が上位置にあるので、下の方を描き足してますし、頬骨が気にならないよう肌はセミマットにしています。石井さんの緻密なメイクは、どうやって培われたんですか?
石井  29歳の時にマツエクサロンを始めて、いろんな方の顔タイプに合わせてエクステをミリ単位でバランスをとりつつデザインしていたので、その当時の経験が生きています。メイクもマツエク感覚で、自分がいちばん“しっくりくる”状態に微調整するテクを身につけたんだと思います。
中野  それが、石井さん“らしさ”を素敵に磨いている。
石井  “私らしさ”を作るメイクポイントは、下めに描いた太い眉と切れ長のアイライン、そしてマツエクで上向きに長さを出したまつ毛によるところが大きいと思いますね。
中野  では、そんな石井さんが作りだした“らしさ”を印象づける箇所は活かしたまま、ミニマムなテクで新鮮な表情を引き出してみましょうか。
石井  ワクワクします♪

中野明海さんと石井美保さん

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撮影/嶌原佑矢 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)

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