“美肌菌”発想のケアで真の美しさを育む美容液【エミトーーク 第11回 LANCÔME（ランコム）】

素早い回復力で肌の根本から美しさを引き出す「ジェニフィック アドバンスト N」他、ランコムのジェニフィックシリーズをご紹介。新たに日本ランコムの事業部長に就任した李 秀貞さんに、世界動向も踏まえてお話を伺いました。

肌に対する考え方を根底から覆し、
スキンケアの新時代へと道を切り拓く

清田　世界的に大人気となり、いまやランコムを代表する美容液と言っても過言ではないジェニフィック。香港ランコムにいらっしゃった李さんから見て、日本の市場はどのように映っていたのでしょうか？
李　日本はスキンケアのスペシャリティが高く、とても洗練されているので香港でも参考にしていました。
清田　日本のジェニフィックはフォーミュラが日本専用ですが、これについてどう思われましたか？
李　パリの同僚からそのことを聞いたときは、洗顔後すぐの使用法も含めて正直疑問だったのですが、来日し、実際使ってみて納得。マイクロバイオームのバランスを整えるのに、洗顔後すぐに塗布する使用法は理にかなっていますし、何よりその後に使うスキンケアの成分までブーストするような効果感、肌に刺激を与えずに浸透していくテクスチャーなど本当に素晴らしい！　すっかり日本専用フォーミュラの虜です。
清田　日本人は使用感へのこだわりが強いと言われていますよね。
李　みずみずしい、さっぱり、とろける……など、表現も多種多様。
清田　でも、ジェニフィックの基本設計は海外と同じですか？
李　「ジェニフィック アドバンスト N」には、7種類のプレ・プロバイオティクス由来成分を組み合わせた独自の複合成分を配合しています。たった1滴の中に、3000万個^※もの酵母菌由来のエキスが含まれており、これが肌に存在する美肌菌にアプローチして肌の回復スピードを助け、さまざまな肌悩みをケアします。
清田　普段から菌や発酵文化が根づいている日本は、マイクロバイオーム理論をすんなり受け入れた印象ですが、世界的にはいかがでしたか？
李　健康サポートとして取り入れている国もありましたが、肌にもマイクロバイオーム理論を搭載することで、劇的に考え方が変わった方が多く、世界的にも成功を収めました。

清田　その流れから、アイケア美容液もリニューアルし「ジェニフィック アドバンスト ライトパール」がこの春登場。私も使わせていただいていますが、目元の小ジワが軽減したのを実感。「まつ毛にも効果がある」というお話にも期待大だったのですが、本当に長くなってびっくり！　“目元版ジェニフィック”のパワーを改めて感じました。
李　目元はエイジングサインやトラブルが出現しやすいパーツ。特に近年は、デジタル化が急速に進み、目を酷使する生活を送ることにより、年齢に関係なく、眼精疲労を訴える方が増加しています。実は、眼精疲労は目の周りの筋肉にも影響を及ぼし、小ジワやクマ、たるみ、そして目袋の原因に。さらに、目元の印象を大きく左右するまつ毛も、加齢や過剰なアイメイクオフなどのストレスにより、抜けやすく、長さも短く、細くなりがちという報告も。平均すると1年間に約2000本のまつ毛が抜けているのです。だからこそ、目元周りの皮膚のケアだけでなく、同時にまつ毛をケアしてあげることも大切なのです。
清田　目元は皮膚が薄くて特別にケアをしなければいけないパーツ、という認識はありましたが、マイクロバイオームの観点から見ても頬などとは違い、特徴的なエリアだったという研究結果には驚きました。
李　目元のマイクロバイオームの多様性、存在する種の数は頬に比べて豊富。だからこそ、この美肌菌にアプローチするお手入れが必要です。
清田　ジェニフィックのアイケアでそれを実感しました。いまや美肌菌ケアの考え方は、スキンケアのスタンダードになりつつありますね。
李　今も新しい研究結果が発見されていますから、これで終わりではなく、ジェニフィックはもっと進化していきます。そのことをきちんと皆さんにお伝えしていきたいです。

※配合されている酵母エキス（整肌成分）を調整するために用いた酵母菌数の概算値。スポイトで自動で吸い上げられる平均量に対して。

MAQUIA 8月号
撮影／土佐麻理子　取材・文／藤井優美〈dis-moi〉　構成／清田恵美子（MAQUIA）

※本記事掲載商品の価格は、税込み価格で表示しております。