日差しの強さを感じる日も増え、季節の移り変わりとともに、日々のメイクもアップデートしたくなりませんか? 今月は初夏を意識したシーズンメイクのお話。自分をキラキラと輝かす、あれこれもご紹介します。
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる
Scene:初夏を楽しむメイク
初夏顔を魅力的に輝かせる、
キラキラまぶたと派手色まつ毛
自分が輝くコツ。ってあるんです。肌の透明感を磨くとか、艶のあるメイクアップコスメを使うというように、外見的に纏うことでキラキラして見せることから、何かに打ち込む、ちょっと高い目標に向かって懸命に進む、といった内面的なことまで。自分が楽しくなるようなこと、自分を尊いと思えること、そんな取り組みを自分に対してできると、人ってキラキラッとしたものが出るようになるんです。不思議なことに。
最近では、いつもまぶしいほどに生き生きしている友人がこんなことを話していた。「人生を楽しむには、自分勝手に自分軸で生きていくのがいいのよ。例えば、何か言われても、全部自分のフィルターに通して、自分に都合のいい、自分が心地いい解釈にしちゃうの。きついことも減って、ストレスが軽くなって楽になるから」。なるほど、自分を心地よくさせる解釈。わたしにはかなりハードルが高いけれど、憧れは残る……そんな興味深い話でした。
輝くためのアプローチ。実際には様々な方法があるけれど、この開放感ある季節くらい見た目に引っ張ってもらって、気楽にキラキラしていこうよ、と思うんです。考えたり、思い詰めたり、これは年間を通してなくならないものではあるけど、段々と陽の光も鮮やかになるこれからの季節は、サクッとライトにいきたいな、と。今期はそんな気分にぴったりの、まぶしい色と質感のコスメが溢れていて、眺めるだけできらめく。まだまだ不安定な日々は続くけれど、だからこそオープンマインドで自由に楽しむのがいい。
今回の連載テーマは、間違いなく輝く初夏メイクの提案。例えて言うなら、「みずみずしい水面の輝きと透明感をアイカラーで表現したらこうなりました」という表現がぴたりとくるアイカラーで、まぶたを大胆に色付ける。そこに、陽の光をまつ毛に溶かし込んだようなマスカラを組み合わせる。出来上がるのは、キラッキラに輝くhappyな目元。色自体は肌に寄り添う色だから、ヘルシーな色気も出せるわけで。ここにふわふわと顔を包み込むヘアと、潔いサマードレスが加われば完璧。
太陽の下での笑顔も、夕刻のキャンドルの灯りに照らされながらのほろ酔い顔も、申し分なくかわいいはず。
日差しと相性のいい色×質感をセレクト
メイクが暑苦しくならないよう、まぶたはなじみ色でキラキラ質感、まつ毛に初夏らしいオレンジを投入。日差しに負けない色と質感を選ぶのも、神崎さんの夏メイクのこだわり。
a まぶたに透明感のある輝きを生む、コーラルベージュのアイパレット。ブルームクチュール アイズ ブルームドロップ 10 ¥6380(限定品)、b 瞳の存在感を高め、遊び心もプラスするオレンジブラウンのマスカラ。ブルーミングラッシュ ニュアンスカーラー 05 ¥3300/ジルスチュアート ビューティ
お手本は欧米人のクセ毛風ウェーブ
神崎さん曰く、「サラ•ジェシカ•パーカーがイメージ」のウェーブヘア。根元15cmぐらいのところから髪全体にゆるめのカールを。さらに、前髪をアップにしてカジュアルダウン。
大人こそ黒のオフショルで勝負
今夏はオフショルのワンピが復活の兆し。メイクを目立たせたいときは、カラーワンピではなく、シックな黒を選ぶのが正解。大人の余裕で、肌見せをアクセサリー感覚で楽しんで!
MAQUIA 6月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/天日恵美子 ヘア/Shuco〈3rd〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
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