使うたびに潤い力が高まる期待！ 肌あれしやすい乾燥肌の味方【エミトーーク 第30回 カルテHD】

長年の実績を持つ信頼の保水有効成分「ヘパリン類似物質HD^※」を配合した、スキンケアブランド「カルテHD」。次々と“欲しい”アイテムが開発されるその舞台裏に迫ります。
※保水有効成分ヘパリン類似物質のこと

使うたびに潤い力が高まる期待！
肌あれしやすい乾燥肌の味方

清田　誕生から3年で、乾燥肌に悩む人はもちろん、肌あれに悩む人、そしてシェアコスメとしても多くの人たちから支持されている「カルテHD」。いまやベーシックスキンケアからボディケアまで揃っています。岩田さんにとって、カルテHDとはどのような存在ですか？
岩田　カルテHDは私にとっては“意識するブランド”でした。実は、最初に開発された製品の一部は私の同期3名が担当したのですが、ヘパリン類似物質HDの保湿効果の高さと、その保湿効果を高め、かつ使用感が心地よい処方の作りこみを行った同期が誇らしくもあり、少し悔しい気持ちもあって……。そこで、新規製品開発の際、挑戦してみたい、と自ら手を挙げました。
清田　そうして開発されたのが昨年8月に発売された「モイスチュア フェイス＆ボディクリーム」ですね。深刻なゴワつきやカサつきといったパーツの悩みにプラスできるので、私はひじやひざに重ねづけをしています。なによりふわっとしたクリームが肌になじんで、ピタッと密着してくれる感覚が心地よくって！
岩田　顔にもからだにも使いやすいなめらかさを重視しました。
清田　各パーツに対応した製品がある中、顔にもからだにも全身で使えるようにしたのはなぜですか？
岩田　ひじやひざなどのゴワつきはもちろんですが、顔の粉ふきなどに対し、製品を変えずともケアできるものを作りたかったんです。とはいえ、顔だけの場合と、からだも含まれる場合とではのび広がりの作りこみが大きく異なります。からだは顔に比べ何倍ものび広げる必要があるため、なめらかなのび広がりを特に重視する必要がありました。
清田　確かにそうですが、それを叶えるのはとても難しそうですね。
岩田　なめらかなのび広がりと保護膜感の両立に苦労をしました。からだへの塗布を考えるとなめらかなのび広がりは絶対。一方、顔だとヌルつきになってしまう危険性もあります。また、軽すぎると保護膜の物足りなさの要因に。逆に重いとベタつき感に繋がります。このトレードオフの関係を解決する処方が難しくて。
清田　そのご苦労のかいがあり、クリームなのにすーっと軽やかにのびて、ベタつかないのにラップで包まれたようなシールド感を感じます！
岩田　特性の違う3つの油をバランスよく調整することで、ようやくこの処方にたどり着きました。とにかくたくさんの処方を作り、サンプルを触り比べ続ける毎日でした（苦笑）。
清田　クリームならではの包まれ感がありつつ、素早く塗れるし、重たさがないので、男性やお子さんへの使用にもよさそうです。
岩田　個人的な話ですが、まだ小さい私の甥っ子にも使われるなど、家族にもウケてまして（笑）。いろいろな人に愛されているブランドになっているという実感があります。

清田　2月にはヘパリン類似物質HD配合のスプレーが登場しますね。
岩田　スプレーのご要望はあったのですが、ヘパリン類似物質HDを配合してミスト状のスプレーにするのがなかなか難しくて。ベタつかずに薄膜感を出すにはどうしたらいいのか、また、ふわっとしたミストを保つには……など、それこそ最後までスプレーの穴径は検討しました。
清田　今後もさらにアイテムは増えていく予定ですか？
岩田　お客様が抱えているネガティブな思いを研究と技術力で解決し製品化していけたら、と思っています。

MAQUIA 3月号
撮影／土佐麻理子　取材・文／藤井優美〈dis-moi〉　構成／清田恵美子（MAQUIA）
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