インタビュー当日も、その言動でMAQUIAスタッフをあっという間にしっかり魅了した中島健人さん。コミュニケーション力と愛され力がかなり高めの“言葉の魔術師”が、その“愛され力”のルーツとヒミツを語る。

Sexy Zone 中島健人 インタビュー

実は努力で手に入れた“愛され力”を携えて
中島健人
「受け取るチカラ、伝えるチカラ」

先輩役者との付き合い方

僕が先輩役者と接するとき、大切にしているのが“3割タメ語”の精神。つまり、どんなに尊敬していても遠慮はしない、自らガンガンコミュニケーションを取っていくということ。ドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』では織田裕二さんと共演させていただいているのですがご本人の前で「キターッ‼(モノマネ)」を何度も披露させていただきましたからね(笑)大先輩と接するとき、最初はものすごく緊張する。そんなときはいつもこう思うようにしている。「遠慮している時間がもったいない」って。次、いつ共演できるかわからない、もしかしたら、これが最後になる可能性だってあるわけで。だったら、自ら思い切りぶつかって、壁をぶっ壊して、いろんなことを教えてもらいたいじゃないですか。“3割タメ語”の精神で大切なのは尊敬の心を忘れず最低限の礼節をちゃんと守ること。それがなかったら、ただの不良になっちゃうからね。

今日、ここにいる一人一人の顔と名前を記憶に刻む

お会いした方の顔や名前をできる限り覚えるようにしている僕はよく驚かれ、その理由をよく聞かれる。その答えはデビューして間もない頃に行っていた8万人握手会にあるんです。1日に8万人と握手するとなると実際に対面できるのはほんの数秒。そのために僕達を応援してくれるファンの皆は何時間も並び、なかには気の遠くなるような長い時間を費やして2周してくれる方もいたりして。そこで「こんなにも苦労して並んでくれたのに覚えていないのは失礼だな」と。目の前にいる人の顔をちゃんと覚えたいと思ったし実際にちゃんと覚えて「また会えたね」と伝えた……。29歳になった今もあの握手会の延長線上にいるような感覚なんです。人間関係を築くうえで欠かせないもの、それは愛情と思いやり。今日だって、自分がカメラの前に立つ時間は一瞬だけど、そのためには何人ものスタッフさんの力が必要なわけで。僕のために費やしてくれた時間と労力と愛情と思いやりを感じて今日ここにいる一人一人の顔と名前をちゃんと覚えて帰りたいなって思うんです。

教えていただいたのは…

Sexy Zone

中島健人

なかじま けんと●1994年3月13日生まれ。Sexy Zoneとしてはもちろん俳優としても活躍。今秋は映画『おまえの罪を自白しろ』が公開され、来年は海外ドラマ『Concordia』が世界同時放送&配信予定。

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『シッコウ!!~犬と私と執行官~』
犬に好かれる吉野ひかり(伊藤沙莉)は犬が苦手な執行官・小原樹(織田裕二)とバディを組み“犬担当”の執行補助者に⁉ 
中島さんは二人を支える執行官室の事務員を演じる。セクシーを封印した黒縁メガネ姿の地味ティーに注目! テレビ朝日系列で毎週火曜21:00〜放送。

MAQUIA8月号
取材・文/石井美輪 構成/萩原有紀(MAQUIA)

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