コミュニケーション力と愛され力がかなり高めの“言葉の魔術師”・中島健人さん。実はコミュニケーションはそんなに得意ではなかったそう。会う人、見る人、聞く人の心に爪痕を残して虜にしてしまう、彼の魅力とルーツとヒミツに迫る!

Sexy Zone 中島健人

実は努力で手に入れた“愛され力”を携えて
中島健人
「受け取るチカラ、伝えるチカラ」

中島健人のコミュニケーション

どんなときも、口から次々と言葉が溢れ出る僕に対して「中島健人はコミュニケーション上手だ」という印象を持ってくださっている方は多いかもしれない。でも、実際はそんなに得意ではないんです。昔はどちらかというと苦手だった。兄弟がいないせいか、他者と過ごす時間が得意じゃなくて、今も昔も“ひとりの時間”が大好き。実は気持ちをオープンにするのも苦手で自分の内側に入れる人はすごく選ぶタイプ。だからこそ、幼い頃は沢山の失敗を経験した。上手く気持ちを伝えられないから喧嘩も上手くできなくて。気に入らないことがあればすぐに「絶交!」その二文字を口にしながらハサミを切る仕草をする、それが、あの頃の僕の唯一の意思伝達方法でしたからね(笑)コミュニケーションがあまり得意でない、それがどこかコンプレックスになっていたのかな。



ジャニーズJr.時代、最初は友達を作らなかった。やっぱりJr.仲間はライバルでもあるからどちらかが抜擢されて喜びを感じればどちらかが必ず辛い気持ちを味わう。そのとき、相手に上手い言葉をかける自信も相手の言葉を受け止める力も当時の僕にはなかったから。そんな僕がコミュニケーションを磨くようになったのはやっぱり、この世界に飛び込み仕事をするなかで「苦手なんて言っていられない」と痛感したから。気持ちを口にせず、ただ黙っていても、何も変わらない、誰も自分を見つけてはくれない。自分は何がしたいのか、何ができるのか、手を挙げて伝える、Jr.時代の経験は “挙手する勇気の大切さ”を教えてくれた。デビュー当時、決して順風満帆ではなかった。Sexy Zoneの名刺を配り歩く気持ちで活動していた時期は「ここで爪痕を残さないと」と常に必死だった。自分の、グループの、名前と顔をとにかく覚えてもらいたくて。苦手意識、プライド、恥ずかしいと思う気持ち……あのとき、余計なものは全部捨てたような気がしている。

教えていただいたのは…

Sexy Zone

中島健人

なかじま けんと●1994年3月13日生まれ。Sexy Zoneとしてはもちろん俳優としても活躍。今秋は映画『おまえの罪を自白しろ』が公開され、来年は海外ドラマ『Concordia』が世界同時放送&配信予定。

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『シッコウ!!~犬と私と執行官~』
犬に好かれる吉野ひかり(伊藤沙莉)は犬が苦手な執行官・小原樹(織田裕二)とバディを組み“犬担当”の執行補助者に⁉ 
中島さんは二人を支える執行官室の事務員を演じる。セクシーを封印した黒縁メガネ姿の地味ティーに注目! テレビ朝日系列で毎週火曜21:00〜放送。

MAQUIA8月号
取材・文/石井美輪 構成/萩原有紀(MAQUIA)

MAQUIA書影

MAQUIA2024年4月22日発売号

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