「MAQUIA」1月号で連載中の『EMI SAYS...,』では、読者のみなさんのお悩みや質問に鈴木えみさんがアンサー。今回は、「自分らしさ」について。

鈴木えみが真正面から考えた! 「自分らしさって何ですか?」_1

えみはどう考えて、どう思う?
EMI SAYS...,

みなさんから届いた質問やお悩みに、えみが真正面から向き合う人気連載。頭の中がぐるぐるとしてしまいそうなこの質問を、広く、深く掘り下げます。

鈴木えみが真正面から考えた! 「自分らしさって何ですか?」_2

Q.自分らしさって、何ですか?


自分らしさや個性って出そうとするものじゃない
ここ最近、『自分らしくいよう!』とか『個性を出してこう!』っていう風潮があるけど、それで逆に悩んでしまっている人が多い気がしていて。これって正直な話、無理やり出そうとするものじゃないと思うの。日々生きていく中で自然と作られていくものだし、その途中で誰かに憧れてその人みたいになりたい!と思っても、同じにはなれないくらい、生まれたときからみんなそれぞれが持ってるものだから。どう生きたって自分をベースに形成されていくわけで、無理して出さなきゃ!って苦しまないで欲しいな。自分らしさは、必然的にちゃんとみんながそれぞれ持っているものだよ。

鈴木えみが真正面から考えた! 「自分らしさって何ですか?」_3

鈴木えみが真正面から考えた! 「自分らしさって何ですか?」_4

自分らしさを抑えた方が生きやすい場合もあるよね
『自分らしさが何か分からない』って場合は、自分のことを俯瞰で観察するしかないよね。私も『あ、こんな風に自分は考えるんだ』って自分自身に対して思うときがあって、そういう感情をスルーせずにちゃんと拾ったり興味を持つことも大切だと思ってます。ちなみに“鈴木えみらしさ”とは? うーん......動物から人までお世話するのが好きで、頼られると放っておけなくて、良くも悪くもフラットで、来るもの拒まず去るもの追わずで、気になると我慢が出来なくて、せっかち......って、恥ずかしいじゃん!(笑) まあ、ざっくりこんな感じだけど、場合によっては自分らしさを抑えた方がラクな場合もあるよね。キャラというか。抑え込みすぎてひずみが出てしまうのは良くないけど、自分らしくいなきゃダメなんて、思い込む必要なんて絶対にないはず。

鈴木えみが真正面から考えた! 「自分らしさって何ですか?」_5

A.作り出すのではなく、 ありのままに辿り着くもの


頭は説得できても
心は説得できない。
だから私は、心の声を聞く
周りの目を気にして自分らしさを出せないって人は、小出しにするのがいいんじゃないかな。相手も急に100出されたらびっくりしちゃうし。それに、案外出したところで相手は全く気にしてないってことも多いはず。そもそも自分じゃない限り全部理解してもらうのは無理だから、私は家族にさえ100全部は出してないかも。人に理解してもらうことよりも、大事なのは自分自身。たまに、違和感って感じない? 頭ではこうした方がいいって分かってるんだけど、心が動かないときとか。それって自分らしくないってことなんだと私は思うの。だからちゃんと心の声を聞くようにしてるし、いつの間にか得意になりました。人が思う“鈴木えみらしさ”より、私が思う私らしさがブレずにあれば、それでいいって思ってます。

鈴木えみが真正面から考えた! 「自分らしさって何ですか?」_6

MAQUIA 1月号
撮影/木村和平 ヘア&メイク/斎藤紅葉〈eek〉 スタイリスト/早川すみれ〈KiKi inc〉 モデル/鈴木えみ(マキアミューズ) 構成・文/森山和子 企画/吉田百合(MAQUIA)

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