「MAQUIA」4月号では、ビューティサイエンティスト岡部美代治さんに、美白&UVに関する基本知識を教えていただきました。
美白&UVを最大に効かせるQ&A
美白ケアは毎年しているのにどうして効果を感じないの? そんな悩みは『サイエンス』の正しい知識を得れば解決。師匠がニッチな疑問にお答えします。
サイエンスの美代治に聞いた!
ビューティサイエンティスト
岡部美代治さん
大手メーカーの化粧品研究員を経て、サイエンス目線での美容アドバイスや製品開発などに携わる。
みよじが解説
美白コスメは肌へどんなアプローチをしてる?
サイエンス de 美白
Q シミは角層、表皮、
真皮のどこにあるの?
A 表皮の基底層に
「シミは表皮に存在しています。基底層にメラノサイトがあり、そこでメラニンの受け渡しをしています。角層には存在しません」
表皮の一番深いところにある基底層にメラノサイト、メラニンが集中。シミもそこに多く存在している。
Q シミをつくりたくないなら、
医薬部外品コスメを使うべき?
A 医薬部外品は美白効果が
認められていますが、あえて
認可をもらっていないコスメも
「外資系ブランドの中には、厳しい審査の日本の医薬部外品をあえて取得せず、独自の研究で美白効果が認められているアイテムも」
Q 隠れジミって、
本当に表面化するの?
A 放置すれば表面化する可能性が
「隠れジミは肌の奥で炎症を起こしているシミの卵。すべてが表面化するわけではありませんが、放置すればシミとなるものも」
Q 春と秋、どちらに美白
するのが効果的?
A 断然、春!
「美白コスメは紫外線によるシミ&そばかすを予防する役割も。日差しが強くなっていく春にお手入れすることをおすすめします!」
みよじが解説
最近HOTな日焼け対策の真実を知りたい!
サイエンス de UV
Q SPFとPAの意味を
おさらいしたい
A SPF→UVB、
PA→UVAを防御する指針
「SPFは肌を赤くヒリヒリと炎症させるUVBの防御数値。PAは肌を黒くしたり、長時間浴びることでエイジングを進めるといわれるUVAの防御数値です」
Q 目に入った紫外線で、
肌も日焼けするって本当?
A まだそうとは言えません
「『目から日焼け』というのはまだ動物実験段階の話です。でも紫外線が目そのもののエイジングを加速するのでサングラスは必携」
Q 下地orファンデーション、
どちらの数値を高くするのが焼けにくい?
A 下地
「肌へ一番密着するものでUVカットをしたほうが日焼けしにくいです。なので下地の段階で日焼け止め効果の高いアイテムを選ぶとよいでしょう」
MAQUIA4月号
撮影/当瀬真衣〈TRIVAL〉(モデル) さとうしんすけ(物) ヘア&メイク/甲斐美穂〈ROI〉 スタイリスト/福永いずみ モデル/山賀琴子 イラスト/きくちりえ〈Softdesign〉 取材・文/松井美千代 構成/木下理恵(MAQUIA)
【MAQUIA4月号☆好評発売中】