今月は男性との「再会」がテーマ。品の良さ、女性らしさを大切に、久しぶりの再会で、お互いに心地よく過ごせるための神崎流のあれこれをレクチャーします。
神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
きゅん♡を誘う女になる
Scene メンズとの久しぶりの再会
その人の美しさが透けるような
フェミニンヌードメイク
「再会」という言葉は、なんともドラマティックな響きで、このひと言から香る甘やかな空気は、いつだって私たちをそわそわさせてくれる。懐かしの友人、密かに思いを寄せていた誰か、元彼……再会によって緊張と高揚感の味わいは違えど、どれもほのかに甘酸っぱく、平常心から数ミリ浮き立たせてくれるような気がする。女同士と異性とでも、その日までの準備と体勢が変わる気がするけれど、今回は異性との再会をテーマに想像力を膨らませてみようと思う。
男性との再会。服、髪、肌、体と考えるパーツやカテゴリーが並ぶ中、まず着手するべき優先順位を決める。体は一番時間をかけたいパーツだから、まず食事の内容と食べる時間を見直し。無理なダイエットはする必要ないし、肌に負担がかかるのは避けたいから、毎日、当たり前のように飲んでしまっているラテあたりを、ミネラルウォーターや白湯に置き換えてみる。夜は18時か19時までには食事を終える、これだけでも体のラインはスッと見違えるだろう。お風呂上がりには、ボディオイルとクリームを重ね、脚にはむくみをとるクリームやセラムを広げれば十分。
スキンケアは基本のケアを丁寧に行う方がいい。気合を入れすぎると、逆に吹き出物やごわつきに悩まされることもある。再会の数日前には、クリニックでのマッサージピールや自宅でのソフトピーリングを、取り入れてもいいかもしれない。肌の艶となめらかさが倍増するからだ。
ここからは再会当日の組み立て。まず、服は絶対に品よく質よくシンプルなワンピースがハズレなし。膝が隠れるぐらいのレングスで、色は白か黒がいい。「可愛い」より「上品ないい女」を目指し、靴やジュエリーもそれに沿って組み合わせていく。メイクはヌーディ。ただ、低温ベージュではなく、体温を混ぜたような、ほんのり血色を含んだ温もりヌードメイクがいい。特に唇は、少しオーバーにラインをとりたっぷりと色を重ね、ふっくらと柔らかさを感じさせる仕上がりにしたい。ふくよかなボリュームとヌードな色を合わせると、知的ながらも官能的なムードが出せるから。ただそばにいるだけで温かく、なぜか幸せな気分になる。相手を柔らかく包み込む顔になるポイントが唇にあると思う。髪は当日、艶激増しのトリートメントを施し、毛先まで艶が溢れるスタイリングで仕上げれば、オーラ溢れる美しいひとの完成。
Hair
柔らかで軽やかな艶やかカールヘア
艶増しトリートメント後、丁寧にブローした髪は、毛先を中心に太めのアイロンで巻いて、しっかりとボリューム出しを。女性らしい柔らかさ、華やかさをプラスするイメージで仕上げて。
Makeup
メイクの主役は魅力的なボリュームリップ
メイクに強い色は使わず、その人の美しさが際立つような、ヌーディカラーでまとめて。リップライナーでの輪郭補正、繊細な艶リップで、唇を肉感的に魅せるテクニックが効果的。上唇の山は尖らせず、なだらかに描いて。
aオーバーリップに適したなめらかな描き心地。ルナソル シークレットシェイパーフォーリップス 01 ¥3850(セット価格)/カネボウ化粧品 bサテンのような上質な艶で表情を格上げ。ルージュ ディオール 100S ¥5940/パルファン・クリスチャン・ディオール
Fashion
上質で上品なシンプルワンピが絶対条件
「再会」服として選ぶワンピースは、シンプルかつ、品があることが重要。さらに、フェミニンさは表現したいけれど、甘さはできるだけ控えめに。素材感はもちろん、ボディラインを美しく見せるシルエットにもこだわりたい。
Information
神崎 恵がこだわり抜いた瞳を美しく見せるマスカラ誕生!
「ブラウンマスカラって目元がぼんやりしたり、白っぽく発色したり、深みや目の強さを表現することが難しい印象でした。そんな私の理想を叶えつつ、温もり感と艶にもこだわったマスカラが完成。瞳の存在感が増す黒みブラウンの実力、是非体感を!」ディーアップ パーフェクトエクステンションマスカラ ピュアブラウン ¥1650/ディー・アップ
MAQUIA 4月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/魵澤和之〈まきうらオフィス〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)
ピアス ¥9900、リング ¥6600/ロニ ワンピース、シューズ、バッグ/スタイリスト私物
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