「MAQUIA」7月号で好評連載中の『恋させる瞬間 美容劇場』。今月は、仕事の合間の外ランチでハッとさせるようなオフィスメイクを提案。神崎さん流のこだわりが満載です。

外ランチできゅん♡とさせる! 神崎 恵流・優しげピンクメイク_1

神崎 恵の恋させる瞬間 美容劇場
〜きゅん♡を誘う女になる〜

木々の緑がまぶしく、外でのランチが気持ちいい季節の到来。今月はランチタイムに、思わず目を奪われる女性のお話。オフィスや外ランチでハッとさせる神崎流のこだわりとは?

外ランチできゅん♡とさせる! 神崎 恵流・優しげピンクメイク_2

神崎 恵 Megumi Kanzaki
1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。メイクやビューティスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰しながら、美容誌をはじめ、各女性誌で連載を持つ他、イベントやメイク講座も数多く行う。また、コスメブランドのアドバイザーを務め、女性を美しく導く製品の開発、プロデュースなど活動の幅を広げている。書籍の累計発行部数は134万部を超え、現在は初のスキンケア&ボディケア本『神崎ケア』の製作の大詰めをむかえている。 

SCENE:仕事の合間の外ランチ

笑顔と相性の良い、優しげピンクのオフィスメイク
昼間の女性には、夜にはだせない可愛さがあると思う。とくに、清々しい日差しの中でのそれは、「きゅん」と字にかいたような感情が心をつんつん突いてくるようだ。心ごと明るくなるような日差しに包まれると、存在自体の透明感ややわらかさが跳ね上がるから面白い。明るくて、全てをあけすけに見せてしまう。ある意味隠しきれない明るさというところが、ちょっとした恥じらいにつながるところも、相乗効果で可愛さを引き上げているのだと思う。だから、どこか初々しく、ヘルシーな可愛さが生まれる。これは、夜には絶対にだせない魅力だ。この可愛さを、休日だけのものにするのは、もったいないの一言につきるなと思う。
平日なら仕事合間のランチ時間がぴったりくる。仕事から解放され、外にでると気持ちのいい日差しと空気。まるで梅雨明けのような、夏休みの始まりのような、冬を越した春のような、なんとも開放感に満たされた気持ちになる時間だ。例えばそんな気持ちのいい時間、視界の中に透明感たっぷりの初々しい女性がうつったら。これってもう「きゅん」でしかない。同性とのランチ時間でさえ、友人のこの昼の可愛さにきゅんとし惚れぼれしたのは一度や二度じゃないから、この効果は確証ずみだ。
ここで昼の可愛さをさらに引き上げるためのちょっとしたコツをお伝えしたい。まず肌は、毛穴や色ムラを一切なしにしながらも、まるで隠している感なしのハイスペックなナチュラル肌であること。そこに唇や肌はもちろん、表情までやわらかく初々しく見せる好感度高め&広めのピンクの口紅の組み合わせが最強。
服も明るい色で、日差しをやわらかくキャッチし、顔にあてる。レフ板効果のあるトップスにさわやか色のボトムで言うことなし。ただでさえ可愛い、を最強に可愛いに引き上げる方法だから、ぜひ試してもらいたい。それに、もうひとつ。最強の相乗効果を狙える「笑顔」も忘れずに。

外ランチできゅん♡とさせる! 神崎 恵流・優しげピンクメイク_3

やわらかなニュアンスを全身に纏って
日中も可愛い女性に
昼間に可愛い女になりたいとき、必ず選ぶのが淡い口紅に、透明に肌を整えてくれるベースメイク。色でみせるより、風合いや質感を優先し、メイクも服もやわらかな色を組み合わせることが多い。明るい日差しのなかで映える組み合わせだ。髪もやわらかく風を含んだように仕上げる。ダウンスタイルはもちろん、まとめ髪でもだ。風にゆれる残り毛をつくり、そよそよと顔周りに髪が泳ぐよう計算して残すようにしている。
そして、仕草や表情も、ヘルシーかつピュアな方向を意識。あざとくではなく、心地いい日差しや空気を吸い込むと、自然にその方向に向かうものだから、それに身をまかせるといい。


神崎流・美人レシピ

常に笑顔あふれる人が男性を魅了する

食事をしているときは美味しそうに食べ、会話しているときは楽しそうに笑っている、そんな人は思わず目に留まるもの。目が合ったら必ずニコッとする外国人のマインドがお手本。

落ち着いたピンクを主役にしたお仕事FACE

オフィスシーンでも浮かないセミマット質感のファンデに、美人見えする上品ピンクのツヤリップを。きちんと仕事をしてる印象に加え、育ちが良さそう、優しそうなイメージに仕上げて。

aウルトラ ル タン フリュイド 全10色(2色店舗限定)各¥7000/シャネル bルージュルミヌ 3 ¥5000/クレ・ド・ポー ボーテ

a 軽い薄膜で色ムラや毛穴をしっかりカバーする、セミマット質感のファンデーション。内側から光を放つような仕上がりが人気。ウルトラ ル タン フリュイド 全10色(2色店舗限定)各¥7000/シャネル b 品の良さを感じさせる肌映えピンク。縦じわをケアしてふっくらとした唇に。ルージュルミヌ 3 ¥5000/クレ・ド・ポー ボーテ

やわらかさを感じるニュアンス系まとめ髪

毛先を中心にヘアアイロンでゆるめにカールをつけ、さらに、襟足でざっくりとひとつ結びに。顔周りの髪は残しつつ、毛先にカールのニュアンスを。毛束のゴムの結び目を隠すのも忘れずに。


MAQUIA 7月号
モデル・メイク・文/神崎 恵 撮影/来家祐介〈aosora〉 ヘア/津村佳奈〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/松島 茜〈io〉 構成・文/若菜遊子(MAQUIA)

※本記事掲載商品の価格は、本体価格(税抜き)で表示しております。掲載価格には消費税は含まれておりませんので、ご注意ください。

MAQUIA書影

MAQUIA2024年4月22日発売号

集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。6月号の特集や付録情報をチェックして、早速雑誌を購入しよう!

ネット書店での購入

share