コミュニケーション力と愛され力がかなり高めの“言葉の魔術師”はこの日も、その言動でMAQUIAスタッフをあっという間にしっかり魅了。会う人、見る人、聞く人の心に爪痕を残して虜にしてしまう、中島健人の魅力とルーツとヒミツに迫る!

Sexy Zone 中島健人 インタビュー

実は努力で手に入れた“愛され力”を携えて
中島健人
「受け取るチカラ、伝えるチカラ」

中島健人の“言葉”を鍛えた妄想力

大切な人に向けて“愛の言葉”が溢れ出てきてしまうのはきっと10代の頃、恋愛から遠ざかった不毛な時期を経験したのが大きいのかもしれない。それは、この仕事に集中するために自ら選択した道だったんだけど、当時は思春期まっただなかですからね。どんどん広がる「もしも恋愛したら」の妄想。「恋人がいたら、こんな言葉を届けたい、こんなふうに喜ばせたい」気づいたときには頭の中で一万通りのシミュレーションを経験(笑)それが、僕の中のロマンティックや愛溢れる言葉を育てたんですよ。昔の僕は、教室の中でも、レッスン場でも、目立つタイプではなかった。だからこそ、何度も頭の中で想像した。「人気者になれたら」「デビューできたら」自分はこんな表現や、こんな伝え方をするのに……。そんな妄想力が僕の言葉や表現力を鍛えたような気がしている。

日経新聞の“春秋”を毎日書写

先日、インタビューで“愛、屋烏(おくう)に及ぶ”という言葉を口にして、ライターさんから「よくそんな言葉を知っているね」と驚かれた。確かに、僕はもしかしたら言葉を知っているほうなのかもしれない。その語彙力のルーツは20代前半。この世界や社会や言葉をもっと知りたくて、毎日、新聞を読むようになったんですよ。さらには、日経新聞のコラム“春秋”を毎日ノートに書写。そのノートの最後にはことわざのようなものも必ずひとつ書いていたの。今思うと、なんでそんなことしたのか自分でもよくわからないんだけど(笑)オレね、そういう学びスイッチが急に入る瞬間があるんですよ。僕の語彙力はあそこでかなり培われたような気がしている。

教えていただいたのは…

Sexy Zone

中島健人

なかじま けんと●1994年3月13日生まれ。Sexy Zoneとしてはもちろん俳優としても活躍。今秋は映画『おまえの罪を自白しろ』が公開され、来年は海外ドラマ『Concordia』が世界同時放送&配信予定。

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『シッコウ!!~犬と私と執行官~』
犬に好かれる吉野ひかり(伊藤沙莉)は犬が苦手な執行官・小原樹(織田裕二)とバディを組み“犬担当”の執行補助者に⁉ 
中島さんは二人を支える執行官室の事務員を演じる。セクシーを封印した黒縁メガネ姿の地味ティーに注目! テレビ朝日系列で毎週火曜21:00〜放送。

MAQUIA8月号
取材・文/石井美輪 構成/萩原有紀(MAQUIA)

MAQUIA書影

MAQUIA2024年4月22日発売号

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