業界随一の目利きとして知られる美容エディター二人が、2021年上半期を振り返ってビューティトーク。今期の傾向やキーアイテムなど、時代の空気を感じる注目トピックをお届けします!
ありがとう! 私に寄り添ってくれた逸品たち
MAQUIAベストコスメ2021上半期発表!
2021年上半期を沸かせた!
新時代のアガる♡美容キーワードはこれ!
(右)美容エディター 森山和子さん
国内外の新作チェックを欠かさないアンテナの高さと的確な分析力で、本誌をはじめ各媒体で活躍。
(左)美容エディター 平 輝乃さん
洗練された誌面作りに定評があり、雑誌や広告など幅広く活躍。ユーモアが渗む文章にファン多数。
美白美容液はニーズによってニッチに細分化
平 今期の美白美容液は、進化のレベルが一段深まった印象が。従来のメラニン技術を担保した上で効かせる工夫を凝らしていて、個人的なベストはシャネル。使うとすぐにうるおって透明感が出るんだけど、肌表面というよりも人間の体全体の機能を見つめて美肌印象になる感じ。
森山 今回はそういったブライトアップ的なアプローチの製品が多かったですね。
平 一方、HAKUはシミ改善に全力投球。レーザーで消しても“繰り返すシミ”に着目した開発をしていて、今あるシミが気になる人はこちらが良さそう。
森山 人によって肌状態が違うし、美白のニーズ自体も変わってきてますよね。
平 美白ケアも多様化の時代。メラニン由来のくすみをケアしたいならポーラ、まだシミはないけどくすみを払って明るい肌にしたいならシャネル、という感じで使い分けるといいんじゃないかな。
(右から)3種の有効成分を配合し、ヘルシーな透明感に導く。ル ブラン セラム HLCS(医薬部外品) 30ml ¥18150/シャネル メラニン、糖化、血管濁りをケアして輝く肌に。ホワイトショット CXS(医薬部外品) 25ml ¥16500/ポーラ 繰り返すシミのもととなる異常血管に働く新成分を配合。HAKU メラノフォーカスZ(医薬部外品) 45g ¥11000(編集部調べ)/資生堂
目に見えて分かりやすい効果実感と即効性
平 今回感じたのは、すぐに効果が実感できる製品が増えた点。最初に変化が感じられないと、続けるモチベーションが保てないっていうのがあるんだと思う。
森山 オバジのセラムが支持される理由はそこですよね。付けた瞬間にパワーを感じて、マスクで開いた毛穴もキュッ。
平 今回ベース処方が変わって、テクスチャーが軽くなったのも良かった♡
森山 サンローランのローションも、肌の変化がすごく分かりやすかったです。
平 自称“鈍感肌”でなかなか変化を感じにくい私でも、肌バランスを最適に整えるとこんなに調子が良くなるんだ、って納得するほど効果が鮮やかでお見事!
(右から)植物と科学の力を融合し、速やかな肌変化を叶える。ピュアショット エッセンス ローション 150ml ¥9240/イヴ・サンローラン・ボーテ 極限濃度のビタミンCの浸透スピードを高め、さらなる即効性を実現。オバジC25セラム ネオ 12ml ¥11000/ロート製薬
マスク環境で勃発した毛穴トラブルに対処する角質ケア
森山 角質ケアものはすごく増えましたよね。ゴマージュ系も多いし、洗顔料もクレイが入っているものが目立った。
平 マスク生活で角栓が育つスピードが速くなっているし、外出先で肌に付いたものを落とし切りたいっていう心理に寄り添った商品開発になっているのかも。
森山 たしかに〜。私はRMKのスクラブにハマリました。マリン系で爽やか♡
平 使用感がすごく気持ちいいし、意外とリーズナブルなのも嬉しいですよね。
森山 SUQQUのように肌の上で滑らせるだけでOKのジェルタイプも増えて、肌負担の少ない毛穴ケアができそう。
(右から)密着感のあるジェルが角栓や汚れを絡めとりくすみのない肌に。ポア クレンジング セラム 50ml ¥4400/SUQQU 大きさが異なる3種のスクラブで角栓や不要な角質をオフ。ジェルスクラブ。RMK マリンブルー スパスクラブ 100g ¥3850/RMK Division
MAQUIA 8月号
撮影/押尾健太郎(人物) 橋口恵佑(物) ヘア&メイク/室橋佑紀〈ROI〉(平さん分) 取材・文/真島絵麻里 構成/火箱奈央(MAQUIA)
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最終更新日: