今期の傾向は？ キーアイテムは？ 2021年上半期のアガる♡コスメはこれ！

「MAQUIA」8月号では2021年上半期のベストコスメを発表。今回は業界随一の目利きエディターが、上半期をプレイバック。今期の傾向やキーアイテムを語り尽くします！

自分のテンションを上げるためのメイクアップ

平　今って自分の気持ちのためにメイクする時代になってきたと思うんですよ。
森山　わかります〜。自分が楽しむことが一番で、それがホメられたらなお嬉しいって感じ。私の場合、SUQQUのアイパレットがその筆頭。肌から浮かない絶妙なオレンジで、使うたびにアガる！
平　私はTHREEのファンデーション。肌のクオリティが上がって、なりたかった肌になれる。塗った瞬間に“今日の私は違う”と思えるからすごく好き♡

“すっぴん感”より“きれいな素肌感”

森山　ベースは大豊作でしたね。すっぴんのような薄付き感から一歩進んだ“きれいな素肌感”が叶う製品がザクザクで、中でもダントツに良かったのがNARS。
平　ジバンシイも肌自体がきれいに見える感じ。色展開が豊富な点もイマドキ。
森山　毛穴をサッとカバーしてスベスベ肌にしてくれるクレ・ド・ポーも大好き。
平　どれも優秀で選べないくらい（笑）。
森山　下地もケア効果を備えた名作揃いで、各メーカーの技術と企業努力が本当に素晴らしいなって改めて思いました。

パウダーの進化は感動レベル！

平　マスクにメイクが付いちゃうから、最近はパウダーが必須に。それもあってか、今期はかなり激戦でしたよね。
森山　粉質の進化が劇的で、THREEは粒子が細かすぎて消えちゃうレベル。
平　小田切ヒロさんが「触れない不思議なお粉」と称したのも納得（笑）。従来から素晴らしかったジバンシイのパウダーも、今期は一段上のクオリティに。
森山　肌の上で溶けるかと思うくらいなめらかになっていて感動しました！

目元の印象を決める眉メイクへの比重がUP

森山　眉アイテムも目立ってましたね。
平　リモート会議やマスクで上半顔がフォーカスされるから、目元の額縁になるアイブロウは超重要。最近は質感も重視されていて、THREEのようにワックスが付いた製品が増えました。
森山　THREEは肌にしっかり乗るうえ、付属ブラシも最高。眉って絶対的な正解がないから、実は自由度が高いんですよね。フーミーみたいに色で遊ぶのも楽しいし、今後も眉ブームが続く予感！

制作者の顔が見えるコスメ

森山　アーティストの吉川康雄さんがローンチしたUNMIXは定番を毎月1品発表するシーズンレスな発想にシビれた！
平　吉川さんの存在や哲学がブランドに明確に出ているところが今っぽいですよね。UNMIXや指原莉乃さんのリリミュウのような“制作者の顔が見えるコスメ”は、大手とは違う起爆力がある気が。
森山　個人の発信ツールがある現代ならではですよね。販売の仕方も含めて、美容界もいろいろと変化していきそう。

MAQUIA 8月号
撮影／押尾健太郎（人物）　橋口恵佑（物）　ヘア&メイク／室橋佑紀〈ROI〉（平さん分）　取材・文／真島絵麻里　構成／火箱奈央（MAQUIA）

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