「MAQUIA」3月号では、低気温&低湿度の冬のスキンケアの極意をアベタイラがレクチャー。最近肌の調子が上がらない、そんな冬眠肌は、「温コスメ」でほぐして「潤コスメ」で目覚めさせよう。

「冬眠肌」はこれでお目覚め!  2月の温潤スキンケアをアベタイラがナビゲート_1

こわばり冬眠肌をやさし~く起こします♡
\アベタイラがナビ/2月の温潤スキンケア

「冬眠肌」はこれでお目覚め!  2月の温潤スキンケアをアベタイラがナビゲート_2

美容ジャーナリスト
安倍 佐和子さん
美容界を牽引するトップジャーナリスト。オーガニックコスメから美容医療まで最新美容情報へのアクセスの速さは業界随一。

「冬眠肌」はこれでお目覚め!  2月の温潤スキンケアをアベタイラがナビゲート_3

美容エディター
平 輝乃さん
「理解して使えば化粧品はもっと効く!」をモットーに難解なスキンケアを楽しく、わかりやすく解説する企画に定評あり。

「冬眠肌」はこれでお目覚め!  2月の温潤スキンケアをアベタイラがナビゲート_4

\その温もりが人の心を潤すLOVOTも登場!/
今、話題のLOVEを育む家族型ロボット、『LOVOT(らぼっと)』。人肌の温もりを持つころんとした体形に赤ちゃんくらいの体重……。温もりと潤いの大切さを知るLOVOTが温潤ケアを応援します。

What’s “On & Jun”?
「温」と「潤」が美肌と切っても切れないワケ

事実1
皮膚温が下がると
バリア機能が低下する


アベ 外気温が低い冬は肌表面も冷やされて皮膚温が下がり、血管が収縮。巡りが悪くなって酸素も栄養も行き届かなくなるから細胞自体に元気がなくなるのも無理はないよね。
タイラ 体が寒さに縮こまるように、肌細胞もきれいになるチカラが鈍化する感じ。
アベ の図を見て。皮膚温が33℃と28℃じゃ、バリア機能の回復率が違うの。冷えていてはきれいになれないのも当然。外から与えるスキンケアも大事だけど、私は冷えを感じる季節は体を温める食事や飲み物を摂るように心がけていますよ。
タイラ さっすが~! 肌のケアは外側から何か与えることも大事だけど、冷やさない環境づくりもしなくちゃですね。

皮膚温と肌のバリア回復効果の関係

角層をテープではがした後のバリアの回復率が33℃と28℃では17%ほどの差が生まれている。皮膚温が低下しやすい冬に肌が敏感に傾きやすいのも納得だ。

事実2
乾燥により、
コラーゲン分解が進む


アベこれは誰もが肌実感で知っていることかもしれないけど、乾燥すると肌のハリのもとであるコラーゲンが分解されることを、ファンケルが突き止めたわ。こうやってエビデンスを見ると、乾燥してちゃ本当にマズい!ってリアルに実感がわきますね。
タイラ 乾燥すると角層の水分が抜けて肌がしぼむように感じていたけど、さらに肌の奥のコラーゲンが分解されていたなんて、ショックだわ。
アベ冬の乾燥に負けない保湿対策がマストですね。

真皮コラーゲン分解酵素(MMP1)の発現量/基底膜コラーゲン分解酵素(MMP9)の発現量

角層、表皮の下に存在する基底膜や真皮にあるコラーゲン。乾燥した肌ではこの2カ所のコラーゲンを分解する酵素が何倍にも増えているのがわかる。

事実3
肌細胞に温熱刺激を加えると
コラーゲンの合成が促進


タイラ 温潤ケアにぴったりの情報をゲットしましたよ。肌細胞に温熱刺激を加えるとコラーゲンの合成が促進されるとカネボウ化粧品の研究で判明!
アベ 乾燥するとコラーゲンは減るけど、温めるとコラーゲンは増えるのね。温潤ケアがいかに重要か、ということね。
タイラ これ、湯船に浸かりながらオイルを塗って蒸気で蒸らすリサージの「オイルインパクト」に研究結果が生かされてましたね。温めると潤って、肌のハリが復活するんですね。
アベ そしてまた、温めると血行がよくなって肌機能の高い健康な細胞が生まれて潤う……。逆に、冷えると巡りが悪くなり肌は乾燥します。潤っていないと肌機能が低下するから、温と潤はやはり切っても切れない関係なのね。

温熱刺激とコラーゲン合成の関係

平常時の皮膚温と比較して、温熱刺激を加えた加温時に、皮膚線維芽細胞のコラーゲンの合成が促進されることが確認されている。

事実4
皮膚温低下で
美容成分の働きが弱る


アベポーラ化成研究所からはこんなデータも。冷えた肌では化粧品が効きづらいって話よ。私たちが寒いと引きこもりたくなるように、美容成分も冷たい環境では働きたくないのね……。
タイラ せっかくいいスキンケアを使っていても、肌が冷えていては無駄になるということ。化粧品が効かないと疑う前に、自分の肌を美容成分が効く状態にしておかないといけない。
アベ メーカー側がちゃんとエビデンスを提示して商品開発に役立てているのが頼もしいよね。

皮膚温と美容成分の分子運動性の関係

皮膚温の低い肌では、美容成分の動きが著しく悪くなっていることがよくわかるデータ結果。話題のスキンケアを使ってもあまり効果を実感できない人は肌温を上げるケアを取り入れてみては?

MAQUIA 3月号
撮影/目黒智子(人物)久々江 満(物) ヘア/Kazuki Fujiwara〈Perle〉 メイク/水野未和子〈3rd〉 スタイリスト/福永いずみ 取材・文/平 輝乃 企画/吉田百合(MAQUIA)


最終更新日:

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