大人になるほど取り扱いが難しくなってくる “色気”と“可愛げ”には、策略が必要だという神崎 恵さん。今回は、40代に突入した編集Yが、神崎さんにお悩み相談。トゥーマッチになりがちな色気、さあどう纏う?

神崎恵 色気

大人になったら、印象操作は賢く!

神崎恵さんに学ぶ
40代からの“色気”と“可愛げ”コントロール術

お話を伺ったのは

大人になるにつれ、“色気”も“可愛げ”も自分ファーストじゃダメだと思うんです。自分のことを大切にしてはいるけれど、きちんと周囲のことを見る余裕がないと。特に、色気って濃密で攻撃性が高めになりがちだから、引きの目線を持ちつつ、自分らしい、いきいきとしたヘルシー感と混ぜ合わせること。生き物としての温もりを感じる、“心地よい色気”へと転換できるはず。Megumi Kanzaki

色気を纏った神崎恵さん

「色っぽい」は、パンチ強め!?
色気にまつわるホンネTALK

編集Y(以下Y): せっかく大人になったんだから、いちどは「色っぽいね」って言われてみたいんですけど、色気ってやっぱり「嫌らしい」感じになりそうで。

神崎さん(以下神):「嫌らしく」なっちゃうのは、全部を濃厚にしちゃうから。色気は“混ぜ込む”くらいがちょうどいいんです。私なら、まず洋服はマニッシュな方向にまとめるかな。そのうえで、メイクとヘアをほんのり女っぽくする

Y:ほんのり女っぽいメイクっていうのは、たとえば赤リップを塗るとか、そういうことですか?

:私だったら、リップはベージュ系やヌードピンク系。色っぽいの正解のひとつは、「静かな色気を混ぜ込む」ことにあるの。たとえば、自然な粘膜のうるみのようなものを感じさせたり、ヌーディな色をつけてみたり。圧はないのに、気づけばじわりと心が掴まれる、そんな色気が理想。

Y: そうなんですね!「色気=濃い色、肌見せ」みたいな、濃密な感じかと思っていました。

:大人の色気は、むしろ逆かな。温もりや優しさ、清潔感。「やわらかい色気」を目指しましょ。

MAQUIA 11月号
撮影/柴田フミコ(モデル) Kevin Chan(物) モデル・メイク/神崎 恵 ヘア/工藤由佳〈Un ami omotesando〉 スタイリスト/石関靖子(モデル) 取材・文/中島 彩(MAQUIA) 企画・構成/吉田百合(MAQUIA)

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