凛とした眼差しに、芯の強さが滲む桐谷美玲さん。母として、一人の女性として。周囲に流されることなく常に自分らしく健やかな生き方を貫いている彼女が語る、自身にとっての心地よいバランスを見出す秘訣とは?

桐谷美玲 インタビュー

桐谷美玲
私のバランスの見つけ方

教えていただいたのは…
桐谷美玲

Mirei Kiritani

桐谷美玲

きりたに みれい●1989年12月16日生まれ。高校生の頃からモデルとして幅広く活躍し、同世代の女性から絶大な支持を得ている。現在公開中の映画『それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント』ではゲスト声優としてロボットの女の子・ロボリィの声を担当。

人からどう見えるかよりも自分が好きなものを重視します。

昔から服が大好きなので、着こなしのバランスは私にとって重要なポイント。最近はショート丈のトップスとボリュームのあるボトムの組み合わせが気に入っています。テイストで言うなら辛口な方が好みだけれど、1割くらいは可愛い要素が入ってもいいかな。シルエットやディテールが甘めで色は黒、みたいなバランスが好きですね。とはいえ、ルールにはあまり縛られず、その時の気分でいろんなバランスを楽しみたいタイプ。もともと小さな頃からこだわりが強く、人からどう見えるかよりも、自分が好きなものや心地いいと感じる方を重視してきたんです。なので、いわゆる骨格診断やパーソナルカラー系も完全に無視(笑)。世の中的にはNGでも、“私が可愛いと思っているんだから大丈夫!”と思って着ているので、“今日はバランス失敗したな~”と感じた経験はあまりないかもしれないですね。

セルフメイクは目元が主役! 程よく盛れるバランスを研究中。

メイクもその時の気分を大切にしていますが、服とのバランスもあるからすごく難しくて。いつも服を先に決めるので、柄の中の色を拾ったり、強めの服を着た時はメイクも強くしたりして統一感を出すようにしています。個人的に目元にポイントを置いてそれ以外はシンプルにまとめるのが好きで、髪を短くした今は、よりクッキリとアイラインを引いた強めの目元がしっくりくる感じ。アイライナーはずっとブラウン派でしたが、最近はインラインを黒にして目尻だけ茶色で引くことも。強くなりすぎず、でもきちんと盛れるさじ加減がポイントです。逆にリップを強くする時のバランスに関しては、まだまだ模索中(笑)。撮影の時に使っていいなと思ったリップも、家で塗るとなぜかトゥーマッチに感じちゃうんですよね。メイク研究は大好きなので、自分なりに攻略法をあれこれ試しています。

MAQUIA9月号
撮影/酒井貴生〈aosora〉 ヘア&メイク/paku☆chan〈Three PEACE〉 スタイリスト/黒崎 彩〈Linx〉 取材・文/真島絵麻里 構成/木下理恵(MAQUIA)

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