今気になって仕方ない大人美の代表、俳優の松本若菜さん。メイクのこだわりや役者としての姿勢、美容に対しての向き合い方などをうかがいました。 多忙を極める中、美しさのために心掛けていることにも注目を! 

松本若菜さん インタビュー 俳優 メイク 美容

松本若菜さんの大人美メイク

松本若菜さん

俳優

松本若菜さん

1984年鳥取県生まれ。『仮面ライダー電王』でデビュー。ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』 『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』、映画『みんな生きている~二つ目の誕生日~』などに出演。フォトエッセイ『松の素』(KADOKAWA)では趣味のイラストも披露!

今、このオトナ美が気になる!
ピュアと情熱。松本若菜、上り坂ビューティ

エクボが似合う♡ 大人のピュアピンクメイク

松本若菜さん マキア 大人のピュアピンクメイク

「頬から鼻にかけてぽわっとピンクに染めたメイクに合わせて、自分の中のあどけなさを表現しました」という通り、大人っぽい上品な雰囲気から、カメラの前では一転、きゅるんと天使のような笑顔に。透明感溢れる柔らかな肌にエクボがチャーミング♡「エクボを褒めてもらうことが多いので、いつの間にか自分でも好きに。エクボの溝にベースメイクが溜まらないように、メイク直しの時は指でスッと撫でるのが習慣。ほうれい線と同化して見えないよう保湿は念入りにしています。大人ですからね(笑)」

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転生するように演じ、 表情に奥行きを

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「役者にとってメイクは準備体操のようなもの。鏡に映る自分を見ながら、こんな風に演じたら素敵かな、こういう世界観でこんな風に動いてみようと想像を膨らませます」。年齢を重ねて磨かれた魅力は?との質問に、「表情に奥行きと豊かさが増したと思う」と即答。役者の仕事の醍醐味は?「何度も転生するようにいろいろな人生の一場面を生きられること。自分以外の人を演じることで、自然な表情から計算ずくの表情まで、思いがけない表情と出会えます」



松本若菜さんインタビュー

松本若菜さん インタビュー

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年齢のせいにするのをやめて夢と「好き」を追い続ける

「22歳でのデビューは芸能界では遅い方。年齢にキャリアが伴っていないのを負い目に感じて、周りの目が気になった時期も。でも、役者になるために上京したのだから“年齢のせいにしない”と覚悟を決めました。ファッションやメイクもそう。年齢を言い訳に諦めず、“好き”を基準に選んで、似合わせる工夫をすればいい。“好き”に囲まれていると内側から透明感が溢れてくるような気がするから」。30歳を過ぎて、地元の友人が結婚や出産をするなか、アルバイトしながら役者の仕事を続けた。「焦りはなかったけど、思うような仕事ができない苦しさは常にありました。転機は、映画『愚行録』(2017年)の演技で、映画祭の助演女優賞を頂いたこと。自信がついて視野が広がりました。自分の演技のことばかりでなく、他になにができるんだろうと作品全体に思いを巡らせる余裕が出ましたね。諦めなければ夢は叶うなんて軽いことは言えないけど、苦しい時期も含めて必ず糧になる。いま、39歳。高校生の役がきても80歳のおばあちゃんの役がきても、思い切り演じたい」

オフは0か100か。食料を買い込んで籠る

切り替えが上手いタイプだという松本さん。「“はいカット! お疲れ様です”の瞬間から、もうオフ。疲れて眠い時は、スイッチを入れるために“おはようございまーす!”と大きな声で挨拶をして入ります」。休日の過ごし方も、0か100か。「家に籠ると決めたら前日に食料を買い込んで一歩も出ません。郵便物すら取りに行きません(笑)。家が大好きだし、猫とも一緒にいたい! 役者は、フィクションとノンフィクションの狭間で脳を騙して感情をコントロールする職業だから、少なからぬストレスがかかっているんですよね。だから、ほら家に帰ってきたよ〜って、自分に言い聞かせて、緊張を溶かしてあげるのはとても大切。いちばんのリフレッシュはお風呂。寝る時間を30分短くしてでも絶対に湯船に浸かり、じんわり汗ばむくらいまで温まります」

10年前の自分に伝えたい日焼け止めの大切さ

透き通るような美肌の松本さんだが、10年前の自分に伝えたいのは、紫外線対策の大事さだという。「日焼け止めを何度も塗り直して、日差しを浴びた時の保湿もしっかりしてと、あの頃の自分にも、読者の皆様にも伝えたいです」
最近ハマっているのは、ファンデーションブラシ。「いつものファンデーションが、薄く均一に塗れて毛穴レスな仕上がりに。肌のクオリティが上がります」 
いつでもどこでもできる美容として、心がけているのは呼吸。
「吐く量が少ないと言われたことがあり、それ以来、気がついた時に大きく深呼吸をするようにしています。呼吸は自分で自律神経を整える貴重な手段。自律神経が整うと、身も心も満たされる気がします」



松本若菜さんのキレイの秘密

松本若菜さん キレイの秘密

キレイのヒミツ1 美背中キープに欠かせない 美容部員時代からの相棒

「トリートメントした後の髪が、うなじやデコルテ、背中にまとわりつくのがいやで。濡れた髪をダッカールでまとめるのが小さなこだわりです。役者になる前は美容部員だったのですが、その頃から愛用している相棒です」

松本若菜さん キレイの秘密 ダッカール

「赤い方は、美容部員時代にお客様の髪を留めるのに使っていた20年来の相棒。挟む部分がズレてきていますが(笑)、愛着があります」

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キレイのヒミツ2 お出汁が忙しい日々を支えてくれる

「撮影中は、いつご飯を食べられるか計算ができないので、お腹を落ち着かせるためにお出汁を携帯。地元の焼きあごにかつおぶしを混ぜてじっくりとった出汁の日もあれば、パックを活用する日も。満腹感が得られ、日常がちょっと贅沢に」

松本若菜さん キレイの秘密 食事 出汁

「出汁が利いていると、味付けが薄味で済みます。ちょっとだけ残ったからおひたしに使う、みたいな無理しない贅沢が幸せ」

キレイのヒミツ3 メイクに力をもらう。 眉1mmの差に驚くから

松本若菜さん キレイの秘密 眉メイク

「美容好きな3歳上の姉の影響でメイクを始めた時、眉が1mm変わるだけで、こんなに表情が変わるんだ!と感動したのを覚えています。メイクが変わると、感情や気分も変わるから不思議。メイクにはいつも力をもらっています。私の眉は左右毛流れが違うのでメイクさん泣かせなのですが……。顔のパーツで一番印象が変わるので、いちばん気合いを入れてメイクします」

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MAQUIA 6月号
撮影/吉田 崇 ヘア&メイク/George スタイリスト/後藤仁子 取材・文/長田杏奈 構成/山下弓子(MAQUIA)

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