本日はコスメデコルテの新作がいくつか出ます。
このうちの「ルージュデコルテ クリームサテン」を、MAQUIAオンライン編集部さん主催のタッチアップ会でひと足さきに見て参りましたので、ブログ前半で全色スウォッチ+パーソナルカラー分析でクイックにレビューします。購入の参考にぜひ。
ちなみにタッチアップ会の帰りに自分でも新色を予約しました。今日夜受け取り予定。
後半では「興味がなかったはずのマットリップを予約しちゃった!しかもついでに既存色も買っちゃった!」という予期していなかった衝動買いの言い訳を、漫談として入れています。
いつものごとく、目次から興味のあるところに飛んでみてくださいね。

クイックレビュー
ひとことでいうと
力の抜けた粋なオシャレ。
マットでありながらどこか湿度や体温を感じるので、バキバキのモードのような異世界感とは無縁。
パーソナルカラーとお顔立ちの甘辛の方向性を合わせて「皮膚との調和を楽しむ」のがいいかなと思います。
質感・使い心地
どマットということはなく、ソフトマットくらいの印象。
塗り心地もものすごく自然体でいられるふんわりタッチ。
ガッツリの保湿を期待しては行けないけど、唇の潤いを吸っていってしまうスタイルではありません。
良い意味で無重力な付け心地。
パーソナルカラー分析
01S sophisticated rose
ルックのカラー。ほんのり青みと渋みのあるローズカラー。落ち着きがあり上品フェミニン。サマーの方にドンピシャ。
02S étoile bloom
パッと目を引くローズレッド。色相はやや青みよりで、それなりに彩度があります。ブルベの方、特にパキッとした色にも負けない、華やかな雰囲気を目指すサマータイプの方におすすめ。
03S my philosophy
温かみのあるコーラルカラー。血色にほぼ同化できるような素養あり。スプリングの方、特にWarm-Springの方に特におすすめ。
04S rosewood suede
クラシック感漂うまろみレッド。真っ赤は苦手だけど、赤を使いたい!というイエベさんに。特にオータムさんにイチオシだけど、スプリングも強めカラーがいける方、大人っぽさが重要な方にはおすすめしたい。
05S lady trench
おしゃれなレディを思わせるレディッシュブラウン。赤みの強いブラウン、という様子なので、女っぽさは漂わせながらかっこいい雰囲気も。オータムさんにイチオシ。
06S posh cat
雰囲気のあるダスティなモーヴカラー。思いっきりおしゃれでモードに仕上げたい時に。濁色バンザイなサマーさんにおすすめ。青みを取り入れたいMuted-Autumnさんにも。
07S cerise allure
はっきりとした青みレッド。同じシリーズの中ではダントツに華やかな彩度のあるカラーです。ウィンターさん、しかもセカンドまでブルベの方にイチオシ。
漫談:唇に唇に乗る程度の「哲学」
来週は新作ラッシュ。夏が来たばかりだというのに、一応秋新作、ということらしい。
新色はプチプラからデパコスまで、妙にマットリップが多い気がする(当社体感)。暑すぎてぬらぬらしてるとちょっとあまりに生々しいから、マットにして節度とやらを加えたろ、早めに出したれ、という算段なのだろうか。と思いつつ、スルーするつもりが80%くらい。
というのも私、骨格ストレートでイエベ春。得意な質感はツヤ、むっちりぴっちり厚みを出してなんぼ、何でもかんでもぷりぷりにしたれ〜な派閥。
マットはどうにも手が伸びず、「特別にオシャレがしたい時用」となってしまいがち。
おまけに最近は、身軽で効率的な生き方に憧れるフェーズもきている。
だから今回も、スルーする気満々だった。
ーーー名前を見るまでは。

ルージュデコルテの新色のマットリップを見たついでに、既存色も一緒にぱーっと眺めたのが運の尽き。
(既存色)クリームグロウ 13G my theory
(新色)クリームサテン 03S my philosophy
色相の方向はほとんど同じ。違うのは質感だけで、theory がツヤ、philosophy がマット。
パーソナライズ大好きマンの私が、「My」で繋がれたこの二色を放置できるわけがない。
若い頃は文才がある男にホイホイついていきがちだった我、今回も見事にやられました。
パケ買いならぬ、名前買い。うわ〜〜。焼かれる〜〜〜(主に脳が)。
気づいたら新作の予約と同時に既存色もカゴの中。身軽とは。効率とは。実質の2本買いです。
theory の直訳は「理論」とか「仮説」。一方の philosophy は、「知を愛すること」、それを「哲学」と訳したりなどする。
なるほどな、と思う。
メイクの「若々しさ」「多幸感」を作る、ほぼ必要不可欠な条件のひとつはツヤだろう。「ここ、テストに出ます」的な、明快なツボ。外からどう見えるかの、正解。「私の理論」。
なるほどな、とフィットする。
それをあえて封じて、体温の温もりだけで戦うのがマットリップ。ちょっと遠回りだけど、やっぱりなんか粋でかっこいいのはこういうののことだよな、と思う。それを「私の哲学」と表現するなんて。
本当になるほどなあ、と唸ってしまう。
正直に言えば、2本のうち使用頻度が高いのは、きっと ツヤの13G、my theory の方だ。
何にも考えずに、無の気持ちで塗っても、とりあえず様になるから。
理論的な「正解」には、ちゃんとそれの価値がある。
なにしろコスメは、どこまで行っても「機能を持ったもの」。「今日ビジュいいじゃん」を届けてくれる、外向きの装備だ。それはそう。
でも、それだけでよかったのだっけ。

マットリップは苦手意識があったけれど、体温や血色を美しく表現してくれる…気がする
ツルッとした効率化の世界はスッキリしているけど、どうにも退屈する時がある。
パッと素敵に見えるかどうかより、身につけて自分がどうありたいか。
マットの質感は、そういうことをギュッと考えさせてくる。
考えたついでに、ふと思い出す。私はたぶん、ずっとこの手の「無駄」を選んできた。効率的に生きたい、なんて言ったけれど、それは今に始まったわけじゃない、長い間の「叶わぬ憧れ」。
私が大学生だったXX年前、意識が高く、ナウでヤングでイケてる文系学生は、就活を見据えて法学部や経済学部に行くものだった。
拗らせ文学少女だった高校時代、文学なんてやっても食うに困るわよ、と親にも言われた。
そうだなあ、と思った。さほど器用でも有能でもないんだから、せめて社会の求める最適解を学んだ方がいい、スマートでデキる女に私はなるのダ!なんて決意した記憶がごまんとある。
なのに、どうにも心には嘘がつけなかった。
気づけば取っていた授業の半分くらいに「文学」や「思想」の字が入っていて、文学部に進んだのとたいして変わらない時間割になっていた。
多分、無駄はいっぱいあった。それでも、手放せなかった。
そして最近、AI時代とやらが来て、「何がしたいか、どうありたいか」みたいな思想の部分が大事らしい、と日経あたりが言い出した。ほれみたことか、えへん。と棚ぼたで胸を張る(やかましい)。
——って、また無駄話。リップの話だった。でも、案外これも地続きなのだと思う。
色も軸も変えなくていい。その安心を抱えたまま、ここぞでマットに半歩だけ踏み出せる。ツヤ好きの私に、そういう「セーフティネット付きの冒険」を用意してくれたのが、この「My」の双子だった。
理論に守られる安心も、哲学がくれる半歩の冒険も、どっちもちゃんとコスメの「機能」だ。
いつものツヤに、マットをひと匙。唇に乗る程度の「哲学」は、多分、無駄じゃない。
このひと匙がある毎日は、どうにもこうにも楽しくて、あまりにも自分らしい。
——身軽で効率的には、一生なれなさそうだけどね。
商品情報
「ときめき」と「合理性」の総取りを目指す欲張り商社OL
ラピス認定16タイプ・パーソナルカラーアナリスト、骨格12分類診断士を保持。続けられる美容がモットー。効率的に自分にぴったりなアイテム選びをしたいという思いから、イメージコンサルティングにハマりました。分類の力で「ラクしてキレイ」を叶える美容を発信中。
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【自己紹介】マキアビューティーズのMoeです。「My名品リスト」を作る日々を発信します
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