「コスメの効きがイマイチ……」と思っているあなた、それは“手”に原因があるのかも。そこで今回は「MAQUIA」10月号より、神の手の主・小林ひろ美さんが徹底レクチャーする、コスメの実力を最大限に引き出す“使い方”を2つ紹介します。

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美容家

小林ひろ美さん

手やスプーンなど半径10m以内にあるものを使い、コスメの効果を何倍にも引き出すテクは唯一無二。毎月海外に行くのに肌トラブルゼロの超絶美肌の持ち主。


お悩み1

カチコチ肌

コスメがなじまず

待ちぼうけ


解決手技

乳液で

なめしてからめて

すす払い

「紫外線や湿度、温度のダメージにさらされた夏終わりの肌は、“せんべい肌”なのよ!」とひろ美さん。カラカラに乾き、しかも角質が分厚く溜まっているから、まずは乳液で優しく“すす払い”を。「乳液でなめして、表面の角質の上ずみだけをそっと取って交通整理。負のスパイラルを断ち切れます」

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植物発酵エキス配合で、肌が柔らかくほぐれてぱっと明るく。ごわつきケアにも。フィトチューン ホワイトニング ソフナー(医薬部外品) 200ml ¥5000/コスメデコルテ 硬くなりがちな大人肌も、水分と油分のバランスが整いしなやかに。カネボウ バウンシング エマルジョン 100ml ¥6000/カネボウインターナショナルDiv. 持続型セラミドケア処方で、スカスカな角質を埋めてもちもちに。ソフィーナ ボーテ 高保湿乳液 しっとり 60g ¥3200(編集部調べ)/花王ソフィーナ(9月13日発売)


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1 蒸しタオルで包む

乳液を塗って蒸しタオルを顔全体にのせて40秒。暴れん坊の乱れ角質がふやけてくる。

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2 タオルでふき取り

タオルを指に巻きつけ、指の腹全体でそっと顔を撫でて不要な角質やごわつきをオフ。


お悩み2

ローションを

つけても乾く

砂漠肌


解決手技

漫然と

つけてはダメよ

タテ、ヨコで!

乳液で水分と油分の通り道ができたら化粧水を手でタッピング。「漫然とではなく細部まで入れ込むこと。一度にたくさんつけるより、縦や横に手の方向を変えればキメの流れに沿って確実に入ります。目頭やまぶたの上、小鼻の横などカピッとしやすいところはしっかり重ねて」

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1 APPSなどの美白成分に、プラチナヒアロも加えた贅沢処方。潤いが72時間続く肌に! ララビュウ ホワイトCエッセンスローション 150ml ¥4000/潤子ララビュール 2 保水力抜群の植物・マシュマローを配合。1日乾き知らずのプニプニ肌に。ハイドレーティング ウォーターエッセンス 150ml  ¥6900/ジュリーク・ジャパン(8月25日発売) ローションでありながら、内側からぐっと持ち上がるようなハリ感が。レネルジー M メモリーシェイプ ローション 200ml ¥8500/ランコム

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1 まずは全体横塗り

一度にたくさんをつけようとせず、少量をまずは手を横にしてタッピングづけ。


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2 縦塗りでスキなく

縦横に走る肌のキメに化粧水を入れ込むため、少量をつけ足して縦にタッピング。

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3 指先で細部も保湿

乾きやすい目元や小鼻周りは、指先に化粧水を足して細かく優しくタッピング。


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4 満タンチェック!

ローションを入れたら第二関節で触れて潤いチェック。ひんやりしていればOK。


MAQUIA10月号

撮影/齋藤裕也〈t.cube〉(小林さん) 河野  望(物) ヘア&メイク/鈴木京子〈ロッセット〉 スタイリスト/程野祐子 取材・文/高見沢里子 構成/鵜飼香子(MAQUIA)


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