定番のボブやミディアムヘアに飽きた人におすすめ! いまトレンドの「ウルフカット」は、顔まわりが短くてバックが長めのシルエットをしたヘアスタイルのこと。髪のボリュームアップや細見え、小顔効果も期待できます。今回は、30代・40代の大人世代にもおすすめのウルフカットをお届け! 人気美容師が教える、ヘアアレンジ・スタイリング法も必見です。
ウルフカットとは?
顔まわりが短くてバックが長めのシルエットをしたカット
ウルフカットとは、顔まわりが短くてバックが長めのシルエットをしたカットのこと。どちらかというとメンズのイメージが強いですが、フェミニンな印象にすることも可能。また、ボブやミディアムに取り入れて縦長感を強調すれば、細見えや小顔効果も抜群です。
ウルフカットのトレンドはナチュラルなスタイル
今トレンドのウルフカットは、髪のトップとえりあしに差をつけすぎないナチュラルなスタイルが主流。30代や40代でもトライしやすいカットです。
ウルフカットのメリット① 髪にボリュームを出せる
「ウルフカットにレイヤーを入れることで髪に動きが出やすいスタイルにできます。トップにボリュームをもたせるとペタンコ解消にも」
ウルフカットのメリット② 細見え、小顔効果
「顔まわりにレイヤーを入れて短くカットすることで、フェイスラインをさりげなく包み込んでくれます。小顔効果も抜群!」
大人の女性におすすめのウルフカット・ウルフヘア5選
顔まわりのレイヤーがおしゃれなウルフヘア
レイヤーをたっぷり入れて仕上げたウルフスタイルを、顔まわりのカットでさらに軽やかに。頬を包み込む毛束で顔を小さく見せながら、たっぷりの透け感で新鮮な印象を手に入れて。カラーは明るめのベージュ系を選び、柔らかさとツヤ感をチャージ。襟足の髪を外ハネにするとカジュアル、ストレート仕上げならクールな印象になるので、シーンや着こなしに合わせてスタイリングを。
「ベースはあご下レングスでカットし、レイヤーをたっぷりと施したレイヤーウルフスタイルに。顔まわりは頬ラインでカットしてレイヤーをオン。前髪は眉下でカット」
骨格をカバーして小顔見えも実現するウルフボブ
サイドとえり足にレイヤーを入れたウルフヘアは、洒落た雰囲気を演出するのはもちろん、骨格カバーもできることから人気が上昇中。顔まわりを包み込む毛束の動きがフェイスラインの丸みや頬の張り感をシェイプし、すっきりとした小顔に。レッド系のカラーで血色感を高めれば、小顔も若見えも!
「肩上ラインのボブがベース。頬からアゴ先までつなげるようにレイヤーを入れ、バックは表面のみにレイヤーを。スライドカットでザクっとした質感にし、前髪には透け感をプラス」
細見え効果抜群のナチュラルウルフ
肩上でラインを残しながらベースカットをしたあと、顔まわりにレイヤーを入れてウルフシルエットに。縦ラインを強調するシルエットが細見え効果を叶え、レイヤーの高さを変えることでどんな顔型にも似合わせ自在! 夏らしさを後押しする鮮やかなオレンジカラーも高ポイント。
「毛先を梳きすぎるとひと昔前の印象になってしまうため、ラインを残しながらカットして重さを残すのが、今どきウルフのセオリー」
顔まわりのレイヤーでこなれ感アップ! トレンドのウルフボブ
顔まわりにレイヤーを入れてトレンドのウルフボブにすることで、こなれ感がグッとアップ。前髪はセンターパートにして、動きが出るように頬骨に沿ってカットするのがポイント。カットのおかげで全体的に動きが出やすいスタイルなので、髪にボリュームが出やすく、ペタンコ髪に悩んでいる人にもおすすめの髪型です。
「ボブベースに顔まわりのみレイヤーをオン。毛先がパツッとカットされたボブベースの顔まわりに動きが出るようにします。少しだけピンクを混ぜたベージュカラーがポイントのヘアスタイル」
面長&ベース型の骨格補整を叶える! ニュアンスパーマのマッシュウルフ
前髪からサイドにかけてひし形のフォルムを作ることで、面長やベース型の骨格補整を叶えてくれるマッシュウルフヘア。アクティブなイメージのあるマッシュウルフですが、ニュアンスパーマと艶質感が大人っぽく、女性らしく見せてくれるので、クール系の顔立ちの方はしゃれ感のある小顔美人に変身できます! また、おでこの狭さをごまかすのにうってつけの前髪バランスなので、「おでこを出す勇気がない!」と悩んでいる方はぜひお試しを。
SIDE(サイド)
「縦のフォルムを作りたいので、襟足はショートベースで首に添わせ長めにカット。中間から毛先にかけて軽くし、動きを出します。肌色とのコントラストをはっきり見せる&濡れ艶を生かすなら、カラーは黒髪に近いダークトーンがおすすめ!」
レイヤーを入れてフェミニンテイストにアップデート! 人気の細見えウルフ
ストレートのミディアムヘアをベースに、顔まわりにレイヤーを入れて短くカットすることで流行りのウルフシルエットに。フェイスラインをさりげなく包み込んでくれるので、小顔効果も抜群! レイヤーが控えめならウルフカットでも奇抜になりすぎず、フェミニンな雰囲気もGETできます。
「ハネやすい鎖骨ラインでカット。あえて毛先がハネる鎖骨ラインにベースを作ることで、スタイリングで作ったハネ感を長時間キープできます。顔まわりは包み込むようにレイヤーをプラスするのがポイント」
ひし型シルエットで小顔見え! 30代からでも取り入れやすいウルフボブ
トレンド感のあるウルフヘアを、「女っぽさ」をキーワードに30代からでも取り入れやすいスタイルでご紹介。ウルフは顔まわりの髪を切り込んでいるので、普通のボブではなりにくいひし形シルエットになります。ひし形シルエットは小顔に見せやすく、フワッと感も出るためボリュームダウンしやすい人にもおすすめ。髪質は、柔らかめ〜普通、髪の太さは、細め〜普通の人が向いているスタイル。顔まわりを包み込むようなカットは、乾かしただけでもフワッとします。
「鎖骨くらいでハネるようにカット。顔まわりの髪はあご先に向かって包み込むような、ややウルフを意識したスタイルでカットしていきます。30代からは『髪質の変化でまとまらなくなってきた』というお悩みが多いため、量感調整のときは毛先のばらつきが出ないようにカットするのがポイント」
暗髪×イヤリングカラーが可愛い、大人のソフトウルフ
大人世代におすすめのデザインカラーは、耳後ろの内側の毛束にアクセントを入れるイヤリングカラーです。落ち着いた印象のブラウンをベースにカシスレッドをちらりとのぞかせて、さりげなくエッジをプラス。マスクをつけていても顔まわりを華やかに見せてくれます。おだんごヘアにすればイヤリングカラーが目立ちにくくなるので、どんなシチュエーションに対応できるのもポイントです。
「鎖骨にかかる長さのミディアムヘアにローレイヤーを入れたソフトウルフ。顔まわりにぱつっとしたレイヤーを加えることでやわらかい動きがプラスされ、髪を結んだときにも明るい雰囲気に」
ウルフカットのおすすめヘアアレンジ・スタイリング法
毛先全体をアイロンで外ハネに巻き、前髪は顔に沿わせるように内巻きに
①毛先全体をアイロンで外ハネに巻き、前髪は顔に沿わせるように内巻きにする。
②トップを潰しすぎないように内側からヘアオイルを手グシで軽くなじませて、髪のツヤ感もアップ。
「大人っぽいなかにもかわいらしさが出せるお洒落なスタイリング」
32cmmのアイロンで毛先を外巻にしてハネ感をつけ、顔まわりは内巻きに
①32cmmのアイロンで毛先を外巻にしてハネ感をつけ、顔まわりは内巻きに。
②オイルを馴染ませてツヤ感をちょい足ししたら、サイドの髪を少しだけ耳にかけてすっきりと。
「フェミニンな雰囲気に仕上がるスタイリングなので、可愛らしいヘアから印象を変えたい方にもおすすめ」
ソフトジェルをハーフドライに乾かした髪全体に揉み込み、濡れ感を出す
①手のひらに3プッシュほど出し、ハーフドライに乾かした髪全体に揉み込む。このとき、乾燥しやすい髪質の方は濡れ感が出るまで少しずつ付け足して調整を。
②パーマのウェーブ感が戻ってきたら全体を軽く整えて完成。
「濡れたような艶感を出せる『ミリ』のソフトジェルを使った、パーマを活かせるアレンジです」
しっとりめのヘアオイルを髪全体につけて、ほどよく束感を出す
①しっとりめのヘアオイルを手のひらに取りまんべんなく伸ばし、髪全体につける。
②顔まわりの髪は手ぐしを通しながらつけて毛流れを出す。ほどよい束感ができたら完成。
「自宅でもスタイリングしやすいヘアなので、その日の気分に合わせて、耳かけしたり垂らしたりと2WAYで楽しんでみて。」
オイルを髪全体になじませてから、前髪と顔まわりの毛束になじませ束感を
①オイルを100円玉大に手のひらに伸ばしてから、中間から毛先を中心に全体になじませる。
②最後に手に残ったオイルを前髪と顔まわりの毛束になじませ、束感をつくる。
「『N. ポリッシュオイル』を使用して、ほどよい束感とツヤを出します」
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