肩こりや不眠など、さまざまな心身の不調は、背中の筋肉の衰えが原因の場合も。なぜ、背中のストレッチが効くのかを解説! 基本のストレッチもご紹介します。
肩こり、便秘、不眠、背中ニキビ…
その不調、背中が原因かも!
今こそ美背中ストレッチ
背中を鍛えるとどんな効果が?
自律神経が整う
背中を鍛えると背骨に沿って走る自律神経のバランスが整いやすく。
美肌になる
背中の大きな筋肉を鍛えると血液やリンパの流れがよくなり美肌に。
ぽっこりお腹解消
肋骨と骨盤の間が伸びて腹筋が正しく使われ、お腹も引き締まる。
背中の贅肉が落ちる
背中の筋肉が鍛えられると贅肉が落ち、肩甲骨が際立つ美背中に。
肩こり改善
姿勢が正しくなるので首から肩にかかっていた負担が減り、肩こり改善。
姿勢がよくなる
背中を鍛えると背すじが伸びて猫背が改善し、姿勢がよくなる。
背中のニキビ解消
血液やリンパの流れがよくなり、背中のニキビが解消しやすくなる。
睡眠の質が上がる
自律神経が整うので、交感神経から副交感神経への切り替えもスムーズになり、睡眠の質が向上。
背中のトレーニングはマストの習慣です
「背中はその人の生活習慣や美の本質が見える部分なので背中のトレーニングはマスト。家でもキャットストレッチなどで背中を伸ばしつつ鍛えています。自律神経も整います」
背中を鍛えて褐色脂肪細胞を刺激!
「背中の筋肉を鍛えると、肩甲骨周辺に集まっている褐色脂肪細胞が刺激されるのでダイエット効果があると聞いて。今、ピラティスやユミコアなどで背中を鍛えています」
美背中ストレッチ前に
骨盤&股関節を正しい位置に
骨盤と股関節がずれたままストレッチすると怪我の元。最初に必ず位置を整えて。
骨盤起こし
骨盤を最大限に倒したり起こしたりする動きで、骨盤を正しい状態に整えるストレッチ。
(右)椅子に座り、骨盤を前傾させる
背もたれのない椅子に座り、両手を胸の前で組み、骨盤を最大限に前傾させる。
(左)両手を前に伸ばし骨盤を後傾させる
組んだ両手をまっすぐ前に伸ばし、骨盤を最大限に後傾させる。この前傾、後傾を10回繰り返す。
股関節回し
膝を抱えて円を描くように回すことで、股関節の可動域を広げて正しい状態に。
(上)膝を両手で抱え反対の脚は伸ばす
仰向けに寝て、両手で片側の膝を抱え、もう一方の脚はまっすぐに伸ばす。
(下)膝で円を描くように回す
両手で膝を抱えたまま、膝で大きく円を描くようにくるくると回す。内回し、外回しを各10回。逆の脚も同様に。
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まずは
美背中ストレッチ
背中の下部の広背筋のほか、背骨と肩甲骨の間にある大菱形筋と小菱形筋が鍛えられる。
1
左右の手の甲を合わせる
左右の脚を肩幅程度に開いて立ち、腕を斜め前下に伸ばして、左右の手の甲を合わせる。
2
甲を合わせたまま腕を上げる
左右の甲を合わせたまま、腕を上げていき、頭の上にまっすぐに伸ばす。
3
腕を下ろし肩甲骨を寄せる
腕を開きながら肘を曲げて下ろしていく。このとき左右の肩甲骨を寄せる意識を。3→2→1と戻す。
MAQUIA7月号
撮影/彦坂栄治〈まきうらオフィス〉 ヘア&メイク/永田紫織 〈NousInc.〉 スタイリスト/立石和代 取材・文/和田美穂 構成/髙橋美智子(MAQUIA)