トレーニングと同じくらいに重要なのが毎日の食生活。意識からライフスタイルを変える、美コアトレーニングの創始者・山口絵里加さんに、気になる疑問を聞いてみました!
やまぐち えりか●体温上昇プログラム美コアプログラム考案者であり、スポーツトレーナー、インストラクター。現在までに数々のモデルや低体温で悩む女性を3000人以上ケアしてきた経験を持つ。現在、麻布十番にて美コア東京スタジオをオープン。
Q.食生活で意識すべきポイントは?
A.体温を上げることが美につながる!
「細胞にある約300兆個のミトコンドリアが、日々の生活習慣によって死滅する現象が『老化』です。老化のスピードをゆるやかにするカギは『体温上昇』。体温が1度下がると免疫力は30%、代謝は12%落ちるといわれますが、ここ10年で日本女性の平均体温は約0.9度も低下しています。腰まわりや太ももの肉が落ちにくいのも体温低下による代謝低下が原因。体温を上げていかなければ理想のボディラインにはなかなかなりません。毎日数分でも運動やストレッチで体温を上げることで、健康的にキレイに痩せることができるのです」
Q.どこから変えればいいの?
A.まずは水から変えてみる
「細胞の中にある水を循環させ、臓器を活性化させることが体を引き締めるスタートラインです。まずは、1日1.5リットルの水分を摂る習慣をつけること。人間の体は本来“弱アルカリ性”なので、アルカリ性寄りの超軟水を選びましょう。また、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは体温を下げるので、1日4杯以上飲んでいる人は要注意。2杯目からはデカフェにするのがおすすめです」
Q.ダイエット中におすすめの食材は?
A.キーワードは「抗酸化」
「酸化した体に必要なのは抗酸化力の高い食材。お味噌も抗酸化力が高い食材なので、味噌汁がおすすめ。ただし、塩分の摂り過ぎはむくみの原因になるので減塩タイプを選びましょう。フレッシュなブルーベリーでポリフェノールを摂取するのもいいですね。そして、ビタミンC、マグネシウム、カリウムが豊富なパセリは黄金フード! みじん切りにして、握りこぶしひとつぶんをサラダに和えたり、食事にかけて摂りましょう。腸での吸収を高めるため、よく噛んで唾液と絡ませるのもポイントです」
Q.会食がある日のランチはどうすれば?
A.牛肉でエネルギー代謝をアップ!
「『カルニチン』と『ビタミン』は、糖と脂肪の吸収率を抑えてミトコンドリアの餌にもなる栄養素。ミトコンドリアが元気に動き始めると、脂質をエネルギーに変えるATP回路が動いてエネルギー代謝がアップするので、昼食で摂取して代謝のベースを高めておくことが重要です。カルニチンやビタミンを多く含むのが牛肉や野菜。お肉は吸収までに4時間かかるので、会食時ではなくランチで食べておくのがいいですね。それが難しい場合には、添加物を含まないサプリメントで補いましょう」
撮影/花盛友里 ヘア&メイク/中山友恵(ThreePEACE) スタイリング/小泉 茜 モデル/加治ひとみ 監修/山口絵里加(美コア東京スタジオ) 取材・文/国分美由紀 企画/佐藤 陽(MAQUIA ONLINE)
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