ナチュラルメイク”ってどういうメイクのことを想像しますか?


以前にも書いたことがありますが、限りなく薄いメイクを素顔に軽く施すだでは、素顔がそのままちょっとくっきりするかしないか?の“未完成薄メイクに。


ナチュラルメイクは、完成形。いつかのMAQUIAのキャッチコピー「生まれつき美人」に魅せるメイク。

全く別の皮膚をかぶせるようなイメージでもなく、ただ中途半端に薄いだけでもなく、自分の素肌の良さを活かして、欠点を自然にカバーしながら自分の肌そのものが、ハリツヤもあってなめらかで、均一で血色の良い健康的な肌状態に近づけるメイクのことだと私は捉えています。


だからこそ、メイクアップをする前の日々のスキンケアもナチュラルメイクの一環だと考えています。

私は持ち歩くコスメも最小限でメイク直しの時間もかなり早いのですが、実は朝のメイクで一番こだわっているのがベースメイク。厚ぼったさもなく、マットに粉で崩れないようにおさえているわけでもなく、意識しているのは「ナチュラルな生肌の持続」。


持ち歩いているのは、色のつかないルースパウダーのみでも、なぜ一日中肌がくすまないのか、崩れているように見えないのか。

その秘密を、MAQUIAブロガー歴もうすぐ丸五年を記念して?最近の愛用ベースメイクアイテムと共に初公開します!!



<すっぴんよりも素肌っぽい生肌メイクのレシピ>


【1】ファンデーション


あえて下地は使わず、素肌に直接塗れるからこそ「生肌」が叶う、この大ブレイク中アイテムを愛用中!

Image title

使用アイテム:

ランコム 「ブラン エクスペール クッションコンパクト」


最近話題のクッションファンデーションの中でも、ズバ抜けてマキアブロガー仲間や周りの友人達から好評なのがランコム。

進化した第2世代「生クッション」をうたっているだけあって、まさに素肌を超えるロースキン(生肌)メイクにはうってつけのファンデーション。

ジェリー状のファンデーションが肌へ塗布するとリキッドに変化し、ぴたっと肌に密着すると、再びジェリー状になるという独自のテクノロジーが搭載されています。そのことで、ぷるんと弾力のある“うるツヤ肌”が完成し、くずれにくく、カバー力もあるのに、究極の生肌状態がずっと続きます!!


下地ありでもなしでも使えるので、私は下地を使わず直接パフに取ったファンデーションをポンポンと肌になじませていきます。

この時、頬の一番高い部分など、カバーしたい箇所から塗っていき、顔の外側に向けて薄づきになるようにつけていくと、より自然な仕上がりになります。

毛穴や赤みが気になるからといって、小鼻や目の下などにたくさん塗ってしまうとヨレたりムラになる原因に。


Image title



向かって左側だけつけた状態と比べてみると……

右:スキンケア直後のためツヤ感はありますが、キメの凹凸や毛穴、ほうれい線、クマなどが気になります。

左:自然なツヤ感でスキンケア直後よりも生っぽく、気になる部分がナチュラルにフォーカスされています。

Image title

まるで素肌がワンランク上の美しさをかなえたような仕上がり。

このまますっぴんなんですーとかいう嘘も通用しそうなくらい自然です(笑)



【2】コンシーラー


筆ペンタイプの、ハイライト効果も兼ね揃えたコンシーラーは、カバーしたい部分だけを、カバーしているように見せずに修正することができる、超優秀な仕込みアイテム。使わない手はありません!

私の周りの美容部員仲間は、コンシーラーテクでナチュラル美肌をつくっている人が多いです♪


Image title

使用アイテム:

RMK 「スーパーベーシック リクイドコンシーラー N」 #01


とにかくクマ子のため、筆ペンタイプはカバー力がないイメージだったのですが、RMKのコンシーラーは優秀!

がっつりカバーしてます感なく、光の効果で自然に色ムラをフォーカスしてくれて、しかも崩れにくくヨレにくい。

目の下の三角ゾーン、小鼻のわき(溝ギリギリにつけるとムラになるので指で押し込むようにぼかすのがコツ)、口角に塗布したあと、薬指を使って優しくなじませていきます。

さらに、目尻のくすみを逆ハの字にラインを引いて消すと、きゅっとしまったアーモンドアイになるのでお試しを♪



【3】パウダー


ランコムのクッションファンデーションはパウダー不使用でもOKな手軽さをうたっていますが、私は下地はつかわなくてもパウダーは軽く使う派。でも、その活かし方にもコツがあり!

Image title

使用アイテム:

カバーマーク 「シルキー ルースパウダー」


ふわっと肌にのせるだけで毛穴、キメの乱れをカモフラージュし、粉雪のような極薄ヴェールで肌を上質に仕上げてくれるパウダー。


Image title


こちらを、本当に極少量パフになじませ、目の下や眉の上、Tゾーンなど、ヨレや崩れが気になる部分のみ、軽く押さえるようになじませます。

他の部分はのせなくてもいいくらいですが、メイク直しができなそうな日や撮影の前などは、軽くなでるようにパフを滑らせながら、残ったパウダーでヴェールを作っておくとつるんっとしたすべすべツヤ肌になります♪


パウダーは、生肌メイクをつくる上でもっともアイテム選びやテクスチャーの仕上げ方が難しいアイテム。こちらは、パールが強くないのでギラギラ不自然なツヤにならず、マットにもならない、本当に“ちょうど良い”シルクタッチが、生肌メイクにぴったりなパウダーです!



完成!


素肌を整える・カバーする・ヴェールをかける

この3ステップは基本中の基本ですが、アイテムの選び方、使い方をちょっと意識するだけで、ナチュラル生肌メイクが完成!

Image title


素肌を活かし、光とツヤを自然に操るアイテムを選ぶことで、肌の血色感も透けた状態かつ自然な陰影が活きるのでのっぺり顔にならず、健康的な立体ツヤ肌が完成します。

まるでファンデーションを塗っていないような素肌感を「つくる」のです。


テクニックいらずで誰でもナチュラル生肌は簡単につくれるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪


yukina

MAQUIA エキスパート

yukina

13年目/乾燥肌/ブルーベース

トータル美容のエキスパート

得意なジャンルは、メイク全般、新商品レポート。元美容部員、美容ライター、メイク講師、美容業界歴16年!化粧品検定1級。さまざまな経験や美容知識を活かして、誰でもマネできる美容テクやメイクの小ワザを発信。

    MAQUIA書影

    MAQUIA2024年5月22日発売号

    集英社の美容雑誌「MAQUIA(マキア)」を無料で試し読みできます。マキア7月号の大特集は「顔もボディもまるごと磨いて 夏を迎える準備はOK?」。通常版・増刊の表紙は小芝風花さん、プレミアム版の表紙は京本大我(SixTONES)さんです。

    ネット書店での購入

    share