人気コスメやブランドのヒットの理由を編集長が根掘り葉掘りする連載、「最新美容の裏側『ここだけの話』」。今回は、美容医療に着想を得た、ランコム アプソリュ ザ ソフトクリームを深掘りします。

第8回
最新美容の裏側「ここだけの話」
non-no編集部、MORE編集部を経て、2009年よりMAQUIA編集部に。「美容=人生」をモットーに、日々おもしろネタを探索中!

ランコム インターナショナル サイエンティフィックディレクター
アニー・ブラック博士
2004年ロレアルグループ入社。ランコムの科学的戦略を担当し、製品のテクノロジーと先進性を世界各国に伝える役割を担う。
今月のPICKUP
ランコム
アプソリュ ザ ソフトクリーム
美容医療着想クリーム
ランコム アプソリュ ザ ソフトクリームで
未来の自分の肌に希望を
今から60年も前から細胞再生に着目し、アプソリュを誕生させたランコム。常に先進科学研究を深め、このたび7年ぶりにリニューアルするエイジングケアクリームが誕生しました。そのカギとなるのが、今、美容医療分野で注目されているエイジングケア成分PDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)。これは美容好きに刺さります! その開発の背景をお伺いしました。

美容医療をヒントに「アプソリュPDRN*」を開発。肌本来のサイクルをサポートし、若さあふれる印象の美しさへ。アプソリュ ザ ソフトクリーム 60ml ¥48400/ランコム
\ここがすごい1/
肌本来のサイクルこそが若さ印象のカギ
美容医療分野で注目されている成分PDRNに着目
「美容医療とコスメはもはや切り離せません」(アニーさん。以下同)。確かに、美容医療ですべてが解決するわけではなく、日々のスキンケアが重要。「だからこそ高い肌実感をもたらす成分PDRNに着目しました。PDRNは一般的にサーモン由来のものが多いのですが、ランコムではローズ由来で叶えました。それがアプソリュPDRN*です。これは100本のローズからわずか1gしか抽出できない貴重な成分。分子量が小さいため、肌へ届きやすいという特徴があります」
*整肌成分:加水分解DNA。植物由来成分
【アプソリュ先進科学の軌跡】
1965年
「絶対(ABSOLUE)」の名を冠して、細胞再生に着目したアプソリュ誕生
2006年
若々しい美しさを司る皮膚構造に着目し、美肌分子プロキシレン採用
2021年
約10年の「長寿美肌」研究を経て、若々しい美しい肌を保つ鍵となるタンパク質「AMPK」に着目
2025年
植物生まれの細胞活性因子「アプソリュPDRN*」の開発に成功
\ここがすごい2/
至高のテクスチャーは日本のテクノロジーから
100以上のフォーミュラをテストして誕生
アプソリュのクリームといえば、感性に訴えかける使用感が人気。THICK(濃密)→THIN(みずみずしい)→THICK(濃密)と動作に合わせて感触が3段階に変化するのが大きな特徴です。「アプソリュ ザ ソフトクリームは、世界中で愛されているアイコニックな存在。だからこそこの使用感は重要でした。処方開発はフランスで行っていますが、テクスチャーに関しては、日本のラボで開発されたテクノロジーを搭載しています。クリームが完成するまでに7年の歳月を要しました」

アプソリュFamily
“ランコムローズ”の恵みをサイエンスで引き出し、リュクスな肌へと導くランコムのプレミアムコレクシオンであるアプソリュシリーズ。クレンジングからローション、美容液、アイケアといったスキンケア、ボディケアやベースメイクアイテムまで豊富なラインナップ。

とろけて肌を包みこむ♡
コクのあるクリームらしいテクスチャーを肌にのばすと、みずみずしくのび広がり、ピタッと密着。肌をしっかりとホールドするような頼もしい感触に。シトラスのトップに繊細なティーアコードが織りなすアプソリュならではの香りが気持ちまで満たしてくれる。
\ここがすごい3/
年齢を重ねる道筋は自分でコントロールできる
ランコムが目指すエイジングの理想とは?
「ランコムが考えるエイジングとは生物学的な年齢のことではありません。なぜなら、見た目の印象は光対策や保湿ケア、ライフスタイルなどでコントロールができますから」。今の自分の肌の現在地を知る指針が、ランコムが13年に及ぶ先進科学研究の末導き出した、ハリ、弾力感、引き締め感、密度感、透明感、うるおい、なめらかさ、ふっくら感、輝き、柔らかさといった“美の10要素”。「アプソリュPDRN*を肌のすみずみまで届けることで、ギュッと密度のあるハリ肌へと導き、若さあふれる美の10要素をアップグレードします」。まさに年齢はコントロールできる時代に!

「自分の肌を知ることが美しい肌への第一歩」だと考えるランコムでは、肌印象を決定づける8つの要素を分析。まだ見えていない肌のコンディションをビジュアル化し、各項目のスコアを算出する「スキンスクリーン」での肌分析を実施中。

取材を終えて
エイジングケアとはすなわちセルフラブ

即効性を期待する美容医療と比較されがちな化粧品ですが、アプソリュのこだわりを伺うほど、その瞬間最善の美肌を作るのは、最新の美容成分はさることながら、日々肌に触れ、感じ、肌を育むスキンケアなのだと実感しました。
MAQUIA 5月号
撮影/土佐麻理子 取材・文/藤井優美〈dis-moi〉 構成/伊藤かおり(MAQUIA) 資料提供/ランコム
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公開日: